さざなみ
さざなみ
東京と千葉県内房エリアを結ぶJR東日本の特急列車
概要
2020年現在の定期列車は平日のみに京葉線と内房線で運行され、東京駅と君津駅を結ぶ。
当初は新宿駅・東京駅と館山駅・千倉駅間を中央・総武緩行線、総武線快速、外房線経由で内房線に乗り入れていた。
1991年に現在の京葉線経由に変更される。
車両はその189系が登場し、現在はE257系5両編成と上りの1本のみ255系9両編成で運行される。
沿線は海水浴や潮干狩りの名所が多い事から、多い時は1日十数本の列車が設定されていた。
しかし1990年代に館山自動車道や東京湾アクアラインなどが相次いで開通し、マイカーや高速バスとの競合に立ち行かなくなる。
2015年改正以降は全列車が東京~君津間の設定となり、土休日の定期運行を取りやめ。
朝の上りと夕方以降の下りの合計8本のみとなり、主に通勤通学客向けのホームライナー的な列車となっている。
外房線特急のわかしおがその沿線の高速道路網がまだそこまで整備されていないとはいえ、現在も観光客や帰省客が多く利用し毎日十数本運行されている状況とは対照的である。
臨時列車として「新宿さざなみ」が新宿~館山間を土休日ダイヤ限定で2往復運行している。
基本的には通常のE257系500番台の5両編成であるが、多客期や車両点検などであずさやかいじなどで使われていた0番台の9両や255系の9両編成が使われる場合もある。
過去には255系列車を「ビューさざなみ」と区別したり、朝夕の通勤通学客向けの「おはようさざなみ」と「ホームタウンさざなみ」といった兄弟列車、行楽シーズンの臨時列車が多数設定されていた。