基礎データ
概要
『ポケモン剣盾』で初登場したポケモン。「カセキのトリ」と「カセキのクビナガ」を組み合わせて復元する。
ラプトルのような上半身と首長竜のような下半身を持つ恐竜型のポケモン。
フロストロトムのようなフォルムチェンジを除くと初のでんき・こおりの複合である。
上半身は寒さで震えており、見方によっては苦しんでいるようにも見える。氷漬けの上半身が震えることで電気が作られるが、ヒレ状の両脚のためか寒さのためか歩くのは非常に苦手。
泳ぎの方はどうだったのかは不明だが、少なくとも上半身は泳ぎに適した体のつくりをしているようには到底見えないため、こちらも不得手だった可能性が高い。どうやって行動していたんだろう…。
一応、キャンプやポケジョブの際には普通に歩いている様子を確認できるが……?
図鑑説明によれば、古代の海辺で餌を氷漬けにして保存していたが、動きが鈍いために絶滅したとされている。進化の結果動きが遅くなって絶滅したとされるオムスターの例もあるにはあるが、下半身の本来の持ち主は元気に海を泳いでいたのでは…。
こんな小さい上半身なのに、高さが2.3mと、カセキメラの中ではウオノラゴンと並びデカい。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
90 | 100 | 90 | 90 | 80 | 55 | 505 |
鈍足の両刀アタッカー。
フロストロトムと比べると耐久では優る代わり、速さ及びじめんを透かせない点では劣る。
パッチラゴン同様「でんげきくちばし」を覚えるが、素早さの関係上使いづらく、パッチラゴン、ウオノラゴンのように先制使用を狙うことは難しい。
その2体よりはだいぶ癖のあるポケモンと言えるだろう。
しかし、攻撃面でのでんき・こおりの範囲の広さに加え、フリーズドライでみずタイプに抜群を取れるため、攻撃性能はなかなかに高い。
また弱点こそメジャーなものの、耐久値は高く4倍弱点もないので、そう簡単に落ちることもない。
攻撃技のラインナップも物理・特殊ともに候補が多いので、鈍足をどう補うかも含めてしっかりと戦術を練ることが重要となるだろう。隕石で絶滅した恐竜がモチーフ故かメテオビームを覚えるので、パワフルハーブを持たせ、特攻を上げつつ攻撃しても良いかもしれない。
特性は、せいでんきは元々消極的な上にダイマックス技には無意味と微妙なので、隠れ特性ゆきかき解禁前は基本的にちくでん一択となる。
でんきは元々半減だが、ボルトチェンジを無効化できたり、高めの耐久を温存しつつでんき技に繰り出せたりと、メリットは決して小さくない。
未解禁の頃から素早さを2倍にし先制でんげきくちばしで相手を次々と倒していく戦法が非常に強力と考えられていた。
後に冠の雪原でゆきかきが解禁。同時に解禁されたランドロスやボーマンダ、テッカグヤやカプ・レヒレといった相手に強く出られる点から注目が集まり、現在は使用率60位代と中々の使用率を誇る。
対戦では鈍足なのででんげきくちばしが活かしづらく、評価は低かったが、でんきとこおりの一貫性の高さの高さやトリックルーム適性が高く評価されており、使用率を着々と伸ばしている。
アニメでの活躍
ゴウのパッチルドン
新無印第50話で登場。
ガラルの化石の調査に来たサトシ達一行が発掘した化石からウオノラゴンと共に復元された。最初はパッチラゴンになる予定だったが、ウカッツとガサッツのいい加減な管理による取り違えが原因でパッチルドンとして復元された。
ゲーム同様に活発に動き回るのは苦手なようだが、じゅうでんで電気を纏った際に相手に飛びかかるなど脚力自体はそこそこある様子。また、鼻をすする描写こそあれど寒さに苦しむ様子は見受けられない。
復元早々に走り回るウオノラゴンの技にぶつかったことに腹を立てて周囲を無差別に凍りつかせ、ウカッツとガサッツを凍り付けにするといった気性の荒さを見せつけた(直後にエースバーンのかえんボールで氷を溶かされて事なきを得たが)。
加えて、ワイルドエリアでゴウがゲットしたガントルのストーンエッジを真正面から食らっても耐え凌ぐタフさも併せ持つ。
前述の通り、復元直後にウオノラゴンの暴走に巻き込まれた事に怒って暴れ出し、やむなくゴウは直前にゲットしたガントルで迎え撃つが、サトシと仲良くなったウオノラゴンとぶつかり沈静化。
落ち着いた後はゴウ達とも和解し、データが取れた事で満足したウカッツとガサッツから譲渡されて正式にゴウにゲットされた。
関連タグ
フロストロトム:同じでんき・こおり複合のポケモン。
幻竜神…氷と雷というコンセプトと半身で属性が異なる点が共通している。