キラメイレッド「えっ? 知ってるの?」
魔進ファイヤ「あんな顔は付いてなかったが、確かに…。
しかし、姫。あれはオラディン王以外生み出せない筈では…」
スペック
全高:14.0m
全幅:11.2m
全長:131.7m
重量:2600t
スピード:450km/h
出力:1300万馬力
キラメイストーンモード
縦:35.7m
横:20.0m
奥行:22.7m
概要
ブラックキラメイストーンがガルザの想像力で変化した、蒸気機関車型のキラメイ魔進。
元々は、クリスタリアの王・オラディンのみが作り出す事ができた王族専用列車であったが、ガルザの邪悪な力(イメージ)によってこの姿に変化させられた。
輝きこそが重要なキラメイ魔進でありながら、それを汚す「煙」を吐き出す蒸気機関車の姿を持つことから、ガルザのイメージを与えられる前は別の姿だったと考えられる。
特徴
他のキラメイ魔進と違い、現状はガルザとの意志疎通は愚か、自律的な言葉さえも一切発していない(そもそも発声機能が無いのか、極端に無口な性格なのかは不明)。
その為、後に登場した魔進エクスプレスの存在意義(=魔進ジョーキーが悪意ある者に奪われた際のセーフティ)により、魔進ジョーキーの意識は魔進エクスプレスの方にあると推測されていた。
更に後になって、魔進ザビューンの発言から、魔進エクスプレスはエクスとプレスと言う2つの自我を備えている事が判明、恐らくエクスかプレスのどちらかが、ジョーキーではないかと思われていた。
しかし、後にエピソード44のガルザの「ジョーキー、今度からはコイツの仲間になれ」との最後の言葉に、大きな汽笛を発して応じた風なシーンから、言語機能がないだけで、ジョーキーの意識は明確に存在している事が確定した(と、思われる)。
また、ガルザにとっては愛機という以上に、ことさらに特別な存在であるようで、特別編『ガルザとクランチュラのジャメンタル研究所』にて、ガルザはジョーキーに強い愛着を示し、奪われた際は強い憤りを露にしており、その時の言動から、『自分の物』だと言う所有欲を満たし、所有権を主張できるという数少ないものであることから、ガルザが「実は何も持っていない」と言うコンプレックスのようなものを垣間見せている。
活躍
元々、敵の巨大戦力が邪面獣に拘っていたことから、全体的な登場回数は少ない。
最初に活躍したのはエピソード4。この回でスモッグジョーキーに合体した。
その後も、ガルザの愛機としてガルザ関連のエピソードでは度々登場していたものの、本格的な活躍や戦闘よりも、邪面獣の補佐を行う事の方が多かった。
最大の活躍は、エピソード43の終盤。実はガルザがヨドン皇帝に利用されていたのを知ると、ガルザは自らヨドン皇帝に一矢報いる直前に意識をジョーキーに移し、ヨドン皇帝の攻撃でキラメイレッド/熱田充瑠が穴に落下した際に救出していた。満身創痍であったガルザはジョーキーに対し、「今後は充瑠(達)を仲間としてくれ」と言い遺し消滅した。
これにより戦死したと思われた充瑠はクランチュラと共に、ジョーキーによって元の世界に帰還することに成功した。
性能
ワームホールのトンネルを通り、ヨドンヘイムから地球間を自由に往来する事が可能。
先頭車両には恐竜の顔の様な意匠を持つ「ジョーキージョー」が備わっており、進行の邪魔になる物を噛み砕き破壊してしまう。
また単独で魔進変形して、戦闘形態スモッグジョーキーに変形するが、場合によっては魔進エクスプレスと合体(させられて)、キングエクスプレスの両腕、両脚となる。
この仕様上、中間二車両が変形する部位はリバーシブル構造になっており、天板側が前に来ると両手足を展開・スモッグジョーキーの胴体に、車台側が前に来ると八ノ字開脚し、キングエクスプレスの両足になる。
余談
『玩具』として見た場合、魔進エクスプレスとの合体前は『敵役としてキラメイジンと戦わせる』という遊び方が出来るし、合体後は『キラメイジンとキングエクスプレス、二大ロボ揃い踏み』という遊び方が出来る、『非常にプレイバリューが高い玩具』である。
この辺りは、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場した、グッドストライカーの発展型とも言える遊び方である。グッドストライカーが『2つの戦隊』を行き来していたのに対し、こちらは『戦隊と悪の組織』を行き来している、『単体でも恐竜形態であるスモッグジョーキーに変形し、二足自立が可能』の2点が異なり、より楽しい遊び方を提供している好例ではないだろうか。
関連タグ
古代炎神/キョウレツオー:炎神戦隊ゴーオンジャーに登場する恐竜列車型炎神(但し、先頭車両はマンモス)。
俺、誕生!:ガオウライナーと呼ばれる時の電車が登場し、カラーリングが異なる物の、恐竜めいたフロントカウルを備えた連結車両と、近似した外観をしている。
クライナー:同じく敵勢力が持つ列車型メカ。正確にはそのカスタム機であるシュバルツ専用クライナーが同じポジション。
重星獣ゴウタウラス:主人公側であるが黒の戦士のパートナーの黒い巨大獣。パートナーの死後、遺言に従い、別のパートナーを見つけたのも同じ。
フリージョーカー:敵側の巨大戦力であるが、持ち主の死後の時点で破壊されなかった事が万策尽きた矢先の最後の敵への突破口になった点が同じ。
ドリルレッシャー:上のメカの派生機で、味方側に使われた(元)敵勢力のメカ。こちらは所有者が前々から味方陣営に鞍替えしていて、作中では最初からこの姿だったが、ストーリーの展開で再び敵陣営に使われる事態もあった。ジョーキーは味方勢力の王室専用列車が、ガルザの鞍替えに伴って変化したものが、一時的に味方に使われると言う状態である為、似ていながらも対照的な存在と言える。
グッドストライカー:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場した、『2つの勢力で運用される、合体ロボを構成するメカ』の先輩。ただし、こちらはグッドストライカー自身の意志で合体先を選べる。
魔進チェイサー:カラーリングが似ており、名前の最初に『魔進』がつく繋がり。