ストリウス「今回、目次録への扉が開いた事で多くの人間達がワンダーワールドと繋がりました。これで今までとは異なる方法で、さらに強力な本を創ることができます…」
概要
『仮面ライダーセイバー』第16章から登場する、新たなメギド。
目次録の影響でワンダーワールドが見えるようになった人間に対し、幹部が謎の白いアルターライドブックを埋め込むことで変身させる。ユーリ曰く、「人間をメギドに変える禁断の秘術によって生まれた存在」。
鎧のような容姿と共通した白いボディを持っている点は通常のメギドと同じだが、本の意匠が表紙の開いた大きな1冊の本になっている差異がある。本にはカタカナを古代文字のように図案化したような文字が刻まれている。
変貌すると変身者のものとは異なる、独自の人格が生み出される。
往来のメギドは幹部から生み出された後、ワンダーワールドと現実世界を繋ぎ、誕生元のアルターブックに記された伝承に則った破壊活動を行うことでアルターブックを複写する必要があるが、こちらは「体内のアルターライドブックの完成の最優先」を主な行動原理としている。
宿主の大事にしている事柄や想いといったパーソナリティーの反映をはじめとした、一定条件を満たすことでアルターライドブックへの編纂を行い、メギドが行動を起こす度に体内の本は赤く染まっていき、まるで宿主の血肉を吸い取っているかのような描写となっている。
人間が変身しているため、下手をすれば変身者の命を奪いかねない厄介な相手であり、最終的にアルターライドブックが完成してしまうと、宿主となった人間は消滅してしまう二重の危機を抱えている。
ただしメギドから排出された完成直後のアルターライドブックを破壊するか、仮面ライダー最光/光剛剣最光で斬るかのいずれかの方法で変身者とメギドを分離させることが可能。
現時点で作中で確認された個体は特殊個体であるカリュブディスを含めてたった3体のみだが、第19章では幹部メギドらがアルターライドブックを多数の人間に対し埋め込む描写が見られ、第21章では「多くの人が行方不明になっており、同時に怪物の目撃情報が見られた」という事が芽依によって語られている。
メギドの拠点に大量の赤い大型のアルターブックが確認できることから、実際に確認及び討伐されたのが僅か3体だけで、飛羽真達の手の届かぬところで既に大量の新たなメギドが生まれ、その結果として素体となった大勢の人間が消滅してしまった事が示唆されている(ソードオブロゴスにはいつでも出撃可能な剣士が何人もいながら、その大半が認知すらできなかった辺り、ライドブックと聖剣確保の為に組織側の内通者が意図的に情報操作を行っていた可能性もある)。
尚、アルターライドブックを完成させた個体がその後どうなったのかは不明(おそらくは役目を終えて消滅したか、あるいは宿主の生死を問わずに既に他の剣士に討伐されたと思われる)。
一覧
ジャンル・幻獣
名称 | アルターライドブック | 変身者 | CV | 登場章 |
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イエティメギド | 白雪イエティ | 白井ゆき | 羽多野渉 | 第16~18章 |
ジャンル・生物
名称 | アルターライドブック | 変身者 | CV | 登場章 |
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ネコメギド | 猫にアクセサリー | 須藤芽依 | 朴璐美 | 第30、31章 |
ジャンル・物語
名称 | アルターライドブック | 変身者 | CV | 登場章 |
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王様メギド | はだしの王様 | 来島慎吾 | 緒方賢一 | 第19、20章 |
全ジャンル
名称 | アルターライドブック | 変身者 | CV | 登場章 |
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カリュブディスメギド | カリュブディス | 伊本マミ/伊本レミ | 岩崎諒太(第28章) | 第21、22、28章 |
余談
人間が怪人に変貌もしくは変身するタイプは、人間態と怪人態の声を演者が兼任することが基本的に多いが、こちらは俳優と担当声優は明確に別になっている。
関連タグ
イマジン:誕生方法は違うが、こちらも勝手な解釈で目を付けた人間の趣味や願いを勝手に実行するライダー怪人。
融合進化態:普通に倒せば、取り込まれている人間にも危険が及ぶライダー怪人繋がり。ただし、こちらは人間側の意識もある。
ドーパント、ゾディアーツ、アナザーライダー、レイダー:アイテムで誕生させた人間ベースのライダー怪人繋がり。
マイナソー:プロデューサーが同じ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場する戦隊怪人。こちらも宿主にした人間の感情を反映した能力、行動原理で自らの目的達成の為に活動し、宿主の人間の命に関わる点も共通している。