スーパーGUTS
すーぱーがっつ
概要
前作のGUTSを強化・再編した特捜チーム。ウルトラシリーズの特捜チームの中でも、屈指の戦闘力を誇る。
ちなみに、6話で明かされたことだが、命を張った危険な仕事にも関わらず、給料はマツタケが1本も食べられないほど安いらしい。
また、GUTSが「根性」を意味するように劇場版ではダイナでさえ苦戦するデスフェイサーの顔に傷を負わせた他、ガッツイーグルが墜落、陸戦メカが破壊され、ダイナも戦闘不能という絶望的な状況でも己の体とガッツブラスター一つでクイーンモネラに諦めずに立ち向かうタフネスさを見せている。
ダイナ以降の2027年に、スーパーGUTSはスーパーGUTSマーズと改称されて火星防衛担当となり、地球防衛担当として、新規にネオスーパーGUTSが組織されている。
映画『ウルトラマンサーガ』ではTVシリーズの最終回から15年後の世界が描かれ、当時のスーパーGUTSメンバーもマイを除き再登場を果たしている。
人物
アスカ・シン/ウルトラマンダイナ
本作品の主人公。リーフラッシャーでウルトラマンダイナに変身する、破天荒な22歳の青年。
ヒビキ・ゴウスケ
隊員たちを見守る良きスーパーGUTSの隊長。46歳。『サーガ』ではTPC総監に就任している。
説教するときの口癖は「バカモン!」
子供思いな人物だが、娘とは上手く行っていない。TPC隊員時代にゴルザ(強化)との戦いで無茶を犯したせいで同僚のワシズを失い、悲嘆に暮れていた所、両親を怪獣災害で失ったにも関わらず、自分を励ましてくれるハルナに恩義を感じ、孤児達の「あしながおじさん」として毎年クリスマスや誕生日になるとプレゼントをあげていた。
ヒビキを演じた木之元は当時46歳(第1話放送までは45歳)で、平成ウルトラマンシリーズでは歴代最年長記録を更新した(昭和ウルトラマンシリーズを含めれば『帰ってきたウルトラマン』の当時48歳で演じた伊吹竜役の根上淳が最年長である)。
また、『ウルトラマンオーブ』ではコフネ製作所社長小舟惣一役で出演。迷えるガイやシンに熱いメッセージを投げかけるヒビキを彷彿とさせる役回りであった。
劇場版でのスタンドプレーで自滅したアスカに対して言った「ピッチャーは孤独だって言うが、俺はそうは思わねえ!マウンドの中央が高くなってるのは仲間にその背中がよく見える為なんだ。「頑張れ!」、「負けるな!」そんなみんなの声援が一番届く場所なんだ」というセリフは名言。
コウダ・トシユキ
アスカに次ぐ熱い性格を持つ隊員。意外にも趣味はオペラ鑑賞である。
非常に責任感が強く仲間思いな人物で、仲間を侮辱したものは誰であろうとも食ってかかる。
第34話では臨時の隊長を務め、同話で正式に副隊長に任命される。34歳。『サーガ』ではTPC宇宙開発局参謀に就任している。
ユミムラ・リョウ
才色兼備の女性で口よりもまず手が出る、男勝りな性格。しかし、女性らしい一面もある。27歳。
作戦行動中は非常に冷静で、サングラスを付けている事が多い。意外にもオカルトに精通している一面もある。
小説版によれば、幼少期に両親を失って親戚のもとで育った過去を持つ。
アスカに対してフラグを立てていたが、ダイナがブラックホールの中に消えてしまった為、思いが叶う事がなかった。
『サーガ』ではスーパーGUTS隊長に就任している。
カリヤ・コウヘイ
28歳。オールバックヘアが特徴的な人物で射撃と考古学、サバイバル戦のエキスパート。
冷静で真面目な性格だが、同じ研究家気質のナカジマとは気が合うらしく、作戦を共にする事も少なくはない。
好きな物はコーヒーと古生物。
前日談を描いた『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』当時は訓練学校ZEROの訓練生で、リョウやコウダの同期であった。
『サーガ』ではスーパーGUTS副隊長に就任している。
ナカジマ・ツトム
29歳。メカニックや科学分析(生物学、宇宙物理学、行動心理学が専門)を担当しており、非科学的な事はあまり信じず、「矛盾」という言葉を嫌うタイプだが、大食いでコミカルな言動が多い為、あまり頑固さを感じさせない好人物。慎重派で危険な事に首を突っ込みたがらないが、やる時はやる男(チェーン星人の策を見破り勝利の一手に繋げた他ジャギラ星人に捕らえれた友人を宇宙人探知機の反応を逆転させることで位置を特定させている)。
前日談を描いた『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』当時はTPCの分析セクションに勤務していた。
『サーガ』では科学班主任になっており、アスカを追いかけるべく次元移動が可能な新型ネオマキシマ機の開発を行っている。
ミドリカワ・マイ
18歳。非常に明るい性格で、ウルトラマンダイナの名付け親。
メンバーの中でもコンピュータに精通していて、基地内では通信を担当、惚れた男性の誕生日は頭の中に全てインプット済みという恐ろしい頭脳の持ち主なのだが、年齢と年相応の言動のせいで軽んじられる事が多かった。劇場版ではアスカにも恋心を抱いていたようだが、あまり進展しなかった。
前日談を描いた『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』当時はまだ中学生であった。
『サーガ』本編ではマイ役の山田まりやが当時産休だった為未登場だが、教官としてTPCに所属しており、タイガを推薦したのはマイとの事。
『サーガ』にて登場したスーパーGUTSマーズのルーキー隊員。ダイナが活躍していた頃に怪獣によって両親を失っている。
メカニック/テクノロジー
α号(イーグルジェット)、β号(イーグルウィング)、γ号(イーグルガイ)で合体編制され、後に「αスペリオル」と呼ばれる新型機が登場した。主武装は各機の兵装の他、3機のエネルギーを収束させた「トルネードサンダー」。
クラーコフ NF-3000
GUTSが運用していたアートデッセイ号の後継機種。移動式の司令部として運用される事が多い。南極で沈没したり、金星でスフィア合成獣に襲われるなど作中ではロクな目に遭っていない。ちなみにデザイン画ではメカゴジラ調の顔が付いていた。
コネリー07
全長 | 10m |
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全幅 | 15m |
最高速度 | マッハ1 |
乗員 | 2名 |
調査・偵察が目的の小型艇。ヘリのようなローターで飛行し、武装は威嚇用レーザー「ムーア・キャノン」消火弾「ダルトン・ボム」を搭載している。機体名及び武装名は「007」から。ウルトラマンサーガでも登場予定だったのか、マーズベースのイメージイラストに登場していた。
ガッツマリン
全長 | 34m |
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最高速度 | 100ノット |
乗員 | 4名 |
水中探査/攻撃用の潜水艇。武装は「ブルー・レーザー」と小型ミサイル「ブレーク・シャーク」を搭載。「ブレーク・シャーク」を外し、有人小型ミサイルを搭載する事も出来る。また機体後部にはマニピュレーターを、防御用にエネルギーシールドを装備している。
ガッツディグ
全長 | 11m |
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最高速度 | 時速250km |
乗員 | 4名 |
地中探査/攻撃用の掘削機。γ号を除いたガッツイーグルによって運搬される。武装は「アトミック・サンダー」を搭載している。ちなみに前作のピーパーよりかは出番が少なくなっている。
ゼレット
全長 | 4.6m |
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重量 | 1.55t |
最高速度 | 時速850km以上 |
乗員 | 4名 |
地上パトロール用の車両。ボッパーに比べ速度が速く、時速800km以上で走行できる。武装はルーフに搭載された「ゼラリアン砲」で、怪獣の攻撃から車体を防護するバリアーも備える。ベース車は「ホンダ プレリュード(5代目)」。
ボッパー
全長 | 4.8m |
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重量 | 1.6t |
最高速度 | 時速600km以上 |
乗員 | 6名 |
地上パトロール用の車両。ゼレットに比べ速度が劣るが、索敵能力と防御力に優れ、どんな荒れ地でも時速600km以上で走行できる。武装はルーフに搭載された「バウンティ砲」。バンパーに搭載されたウインチでの物体の牽引も可能。ベース車は「ホンダ CR-V(1代目)」。
ガッツ・ブラスター
スーパーGUTS隊員の主力銃。通常のビーム弾の他、アタッチメントでより多くの機能を使用できる。
ビームを収束する事でクイーンモネラの触手を破壊する効果を発揮できる。
ブレイク・シューター
円盤状の光弾を発射する大型銃。使用は初期のみで、ほとんど使用されていない。
XXバズーカ
大型光弾を発射するレーザー砲。読みは「ダブルエックスバズーカ」。
ギャラクシー・スナイパー
光弾を3連射するライフル銃。ダランビアに対し、アスカが使用したが大したダメージを与えられずエネルギー切れとなった。
W.I.T.
Gの字に似た超小型コンピューター。通信機の役割を果たすが、サイズは大きめ。