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名刀「電光丸」の編集履歴

2021-05-09 04:18:51 バージョン

名刀「電光丸」

めいとうでんこうまる

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。

概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。別名「秘剣電光丸」。初登場エピソードはTC11巻収録「名刀【電光丸】」。

レーダー内蔵の剣。レーダーが最適な行動を自動的に取らせるので、どんな人でも剣の達人相手と斬り合って勝利することが出来る(むしろ人間の方がこの道具を動かす為の部品と言える。ドラえもんも「これさえ持っていれば眠っていても勝てる」と明言している)。


耐久性も凄まじく、こん棒のような大きく硬い物で叩かれてもビクともしない。更に、使用者の腕力や身体能力もお構いなしで敵を斬り倒していく(上記の初登場エピソードでは、非力なのび太でも大男が振り下ろしたこん棒を片手で受け止めており、下記の宮本武蔵も大勢の敵を自分でも気づかない内に一瞬で斬り倒している)。


上記の初登場エピソードでは、ドラえもんとのび太が電光丸を若き日の宮本武蔵に渡したのだが、彼はドラえもん達に電光丸を返すことをうっかり忘れてそのまま持ち去ってしまう。ドラえもん達も現代に戻る途中で電光丸が手元に無いことに気付くのだが、大長編版大魔境』ではドラえもんが再び電光丸を取り出し、それを受け取ったのび太がサベール隊長と戦った。


原作版(上記の初登場エピソード及び大長編版『大魔境』)では二回しか登場していない非常にマイナーなひみつ道具だが、近接戦闘の王道である刀剣である為か、下記の派生作品(水田わさび版アニメ・映画版等)ではバトルシーンで使用される事が多くなっている。


派生作品

映画版ひみつ道具博物館』では、相手を転ばせる衝撃波を撃ち出す銃で攻撃してくる「ころばし屋」相手に応戦する様子が描かれている(ただし最終的にはころばし屋が放った衝撃波で電光丸が吹き飛ばされてしまったが)。


スピンオフ作品『ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』では、素手で殴りかかって来た敵のロボット二体(スーパースーツという強力なアーマーを装着している為、電光丸で対抗したドラえもんを除くドラえもんズの攻撃が一切通じなかった)に対し互角以上に戦っており、相手が放ったロケットパンチさえ一振りで弾き返す様子が描かれている。


しかしアニメ版及び映画版では電池式となっており、大抵は肝心な時に電池切れになってしまうことが多い。『ワンニャン時空伝』では、電光丸を使用したドラえもんがネコジャラと戦った際、途中で電池切れを起こしてしまう様子が描かれている。

参考として1986年発売『ドラえもん道具カタログ』では、電光丸には「光蓄電池」が搭載されている旨が描かれている。また、1991年発売『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』では、電光丸には「ソーラーシステムバッテリー」が搭載されている旨が描かれている(ただし、これらの書籍は原作者の藤子・F・不二雄が監修しているとはいえ、F氏が直接手掛けた作品では無く、それが原因なのかは不明だが、原作版と矛盾している設定及び解説も存在する)。


また、水田版アニメでは上記の電池式という設定だけでなく、普通に使用したにもかかわらず敗北してしまったケースも存在する。

2017年版「天井うらの宇宙戦争」では、悪役が持っていたライトセーバー(のような武器)に対し問題無く斬り合っているものの、上記の初登場エピソードにてドラえもんが「使用者が眠っていても必ず勝てる」と断言しているはずの電光丸が、電池切れを起こしていないにも関わらず純粋な斬り合いで敗北している


また、水田版アニメオリジナルエピソード「アリガトデスからの大脱走」でも、ドラえもんが電光丸を使用して応戦しようとしたが、悪役との純粋な斬り合いで敗北している(ただしこちらの悪役は「電光丸?そんな玩具で私に挑もうと言うのですか?」と言っている為、悪役は電光丸を上回る性能を誇る武器を持っていたと考えることも出来るが)。


ただし原作版の作中では、電光丸が電池切れを起こす描写がある作品は一切存在しない。それだけでなく、原作版の電光丸は大勢の相手だろうと剣の達人が相手だろうと例外無く勝利しており、敗北したケースは存在しない

ファンの間では「宮本武蔵が電光丸を持ち去ったということは、その後も彼が電光丸で戦い続けたとすると、上記の初登場エピソードにおける電光丸は無限動力では?」という意見も存在する。


威力

上記の初登場エピソードでは、のび太や宮本武蔵が使用した際は相手を無力化するに留まっており、致命傷を負わせてしまうような描写は無い。大長編版『大魔境』でのび太が使用した際も、サベールを傷付けることはなく無力化するに留まっている。


派生作品

2010年版「夢まくらのおじいさん」では、子供時代のパパがチャンバラごっこに使用した際、相手の頭を軽く叩いて気絶させる様子が描かれている。一方、水田版アニメ「のび太VS武蔵 巌流島ちょっと前の戦い」では、のび太が宮本武蔵と対決した際、電光丸が武蔵の持っていた刀を切断する様子が描かれており、2009年版「のび左エ門の秘宝」でも、敵が持っている武器を切断する様子が描かれている。


また、映画版『ワンニャン時空伝』では、攻撃してきた相手を電気ショックで気絶させている(参考として、上記の『ドラえもん道具カタログ』及び『ドラえもんのひみつ道具使い方事典2』では、電光丸には「電気ショック発生機」が搭載されており、相手を電気で気絶させることが出来ると解説されている)。


更に、水田版アニメオリジナルエピソード「王子を守れ!伝説のドラミ三剣士」では、使用者の激しい感情(基本的には怒り)に反応し、そのエネルギーを利用して衝撃波を放ち相手を吹き飛ばす様子が描かれている。


上記の『ザ・ドラえもんズスペシャル』では、落下してくる障害物から使用者であるドラえもんを守る為に、落下物を全て切断する様子が描かれている。それだけでなく、作中では上記の通りドラえもんが電光丸を使用して敵のロボット二体相手に対し互角以上に戦っており、アニメ版及び映画版とは異なり電池切れも起こしていない

その凄まじい性能は、ドラえもんが「このまま電光丸でとどめを刺せば、相手の身体を容赦無く切断して再起不能にしてしまうかもしれない」と考えるほどであり、彼はそのような事態を防ぐ為に電光丸の使用を自らの手で止めた。


関連道具

  • ライトニングボルトサーベル

水田版アニメオリジナルエピソード「海賊大決戦 ~南海のラブロマンス~」に登場したひみつ道具。

「名刀"電光丸"」のサーベルバージョンで、相手の動きを感知して自動的に敵を倒してくれる。

水田版アニメで登場した電光丸(の亜種)としては珍しく電池切れを起こす描写が無い。その為、作中では終始ドラえもん達のメイン武器として活躍した。

ちなみに名称及び効果はアニメ版『ドラえもん』公式サイト「ひみつ道具カタログ」にて解説されているが、作中ではこの道具の名称が呼ばれることはなく、使用法等の説明もされていない。


関連項目

ドラえもん ひみつ道具


赤原猟犬Fateシリーズ):こちらは敵を追尾する魔剣

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