「電光丸?そんなオモチャで私に挑もうと言うのですか?」
「よ...よくも私の前髪を...!貴様から始末してくれるわー!!」
CV:中尾隆聖
概要
2012年9月7日に放送されたドラえもん誕生日スペシャル「アリガトデスからの大脱走」に登場するゲストキャラクター。
作中では、未来のロボット収容所「アリガトデス」の所長を務めている。
外見はアリの眼鏡と触覚、黒いスーツを着た男性。
常に慇懃無礼な態度を取っているが、その本性は私利私欲の為に囚人達を奴隷の如く酷使するなど極めて強欲で冷酷な性格の持ち主。
また、ナルシストでプライドも高くのび太に靴を顔にぶつけられた時は某人気アニメの冷酷宇宙人の様に激昂して途端に口調が荒くなる事も。
身だしなみを整える為の櫛を常備しており、戦闘では武器として使用している。
自身の根城であるアリガトデスにも、アリ型の警備ロボットや、怒りのエネルギーを感知して捕縛する警備システムを備えている。
本気目氏(まじめし)
CV:中尾隆聖
マジメーの先祖で教育評論家。
のび太が「もしもボックス」で実現した「叱る事の出来ない世界」のテレビで、子孫と同じ眼鏡をかけながら、「叱る事は子供の為にならない」とテレビで話していた。
「近い将来、叱る者には罰が与えられるでしょう。フフフフフフフ…」
ドンパ
CV:楠見尚己
マジメーの部下にして、アリガトデスの教官。
常に不気味な笑みを浮かべており、また囚人に対して平気で制裁を加えるなど乱暴な一面を見せるので、マジメーに制止させられることもしばしば。
何故彼が警備システムに引っ掛からないのかが謎である。
華やかなる系譜
(本気目氏&マジメー)
のび太がもしもボックスで、「誰も人を叱る事が出来なくした世界」に於いて、マジメーの先祖は「叱ることは子供に悪影響」と唱える教育ジャーナリストだった。のび太が食卓へと向かった後のシーンでは、「近い将来、叱る者には罰が与えられるでしょう」と話していた事から、その後の未来を予期していたと思われる。
そしてその結果、22世紀では叱る事が法律で禁止され、人々が好き勝手に行動する社会に変貌してしまった。子孫であるマジメーは、人間を叱ったロボットを収容する施設「アリガトデス」の所長を務めている。
裏では
だが、実際のところアリガトデスでは、収容されているロボット達は収容所拡大のための労働と称してダイヤの鉱脈を強制的に発掘させられ、そのダイヤでマジメーとドンパは私腹を肥やしていた。
つまりは、マジメーとドンパの金稼ぎ場である。
そして、タイムテレビでのび太がこの世界を創った事を知ったマジメーは、ドラえもんが野比家に置いていったもしもボックスを言葉巧みに回収、一族の繁栄を永遠のものにしようとした。また、マジメーが持ち去ったもしもボックスが置かれていたマジメーの部屋は床がダイヤモンドでいっぱいになっていた。
結末
(マジメー)
しかし、脱走を試みたドラえもん達や、助けに来たのび太達を、石像型巨大アリロボットで始末しようと攻撃を行うが、ドラえもんと同じ房にいた囚人達によって囚人全員の脱走を許してしまい、彼らの総攻撃でロボットは海に沈められてしまう。
その後、ドラえもんとの一騎打ちとなり、櫛を剣に変化させ、名刀電光丸を構えたドラえもんを圧倒(上記の通り電光丸を「オモチャ」と明言している為、彼が持つ櫛は原作において「眠っていても勝てる」と断言された電光丸を更に上回る高性能な武器であると考える事が出来る)し、援護に来たのび太を櫛で壁に拘束するなど善戦するが、のび太の飛ばした靴が顔に当たって前髪を乱された事に激怒し、それが原因で自らが作った収容所の警備システムによって捕縛されてしまうという哀れな結末をむかえる。
(ドンパ)
彼の結末はもっと酷い。
脱走したドラえもん達を追跡中にドラえもん達が仕掛けた罠に掛かり、爆発に巻き込まれ黒焦げになった。その後の消息は不明であり、元の世界に戻った後の動向についても一切描かれていない。
(本気目氏)
のび太によって元の世界に戻されると、彼はエピローグの元の世界で、「子供は叱られて成長する」とテレビで穏やかな口調で話しており、前の世界よりかなり丸くなっていた。
その他
アリガトデスに収容されていたロボットの中に、2年前の誕生日スペシャル「決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」に登場したワンダフルとは別個体のイヌ型ロボットが囚人として登場している。
関連タグ
フリーザ:中の人繋がり。慇懃無礼な口調と終盤のセリフはまさにフリーザそのものである。また、先祖も声が同じである。
???(ネタバレ注意!):こちらも中の人繋がりのドラえもんヴィランズ。