シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ
しるゔぁんじょぜごーてぃえ
プロフィール
概要
ゴーティエ辺境伯の次男で同家の嫡子であり、フォドラ十傑のゴーティエの紋章を宿す。ディミトリ、フェリクス、イングリットとは幼馴染。青獅子の学級ではメルセデスに次ぐ年長者であり、切れ者で仲間思いなクラスの兄貴分的存在となっているが、女性にだらしがないという悪癖を持ち、イングリットからは問題児と言われている。それでいいのか兄貴分。
ややハネていて赤みが強いオレンジ髪が特徴。ディミトリが真面目で硬派な正統派イケメンであるのに対し、軟派な「チャラい」イケメンといった立ち位置。
士官学校時代の第1部では制服を着崩し腕も出しているが、甲冑をきっちり着込んだストイックな出で立ちになっている。
彼なりに青獅子の学級の仲間を大切に思っているようで、真面目な生徒が多い学級の空気が暗くなると、ひょうきんな言動で周囲の目を集め、雰囲気をどこか微笑ましいものへ変えてくれる。その後イングリットに怒られるまでがお約束。
一見すると「軽薄なチャラ男」に見えるが、実はそれは過去の境遇によって他人との距離感を掴みあぐねている結果であり、本当は友情や恋に誰よりも奥手な人物である。
その為か、支援を組める相手も女性キャラが多いのだが、ペアエンドなしの支援レベルBで終わってしまう相手がほとんどで、Aまで到達できる相手は主人公を女性にした場合を含めても四人しかいない。クラスメイトの女子全員とのペアエンドがない男子は彼だけである。(しかも青獅子は他学級より女子が少ないにも関わらず。)
結局、女性が好きなのか嫌いなのかどちらなのかというと、本人も「分からない」とのこと。女性を可愛らしいとは思うし、性別に関わらず人と他愛のない話をするのは好きなのだが、そこに恋愛感情が絡むとどうにも上手く行かない模様。
生い立ちと人格について
兄にマイクランがいるが、紋章を持たないが故に廃嫡されている。
ゴーティエ家は代々王国を守る役割(正しくは、ゴーティエ家の人間そのものではなく、名門のゴーティエ家という箔と、英雄の遺産「破裂の槍」が)を担っており、より紋章や血統を重視する家柄である。その為、ゴーティエ家では紋章を持つ子供が産まれるまで女は子供を産み続け、紋章を持たない子供は冷遇されるという状態が続いていた。
紋章を持つ上に、見目良く頭脳明晰なシルヴァンは、家族や周囲の貴族達から蝶よ花よと大切に育てられたが、そのせいで紋章を持たない兄マイクランから強く妬まれており、事実殺されかけたこともあった。さらに、貴族達からの縁談の話は尽きず、欲望の尽きない女性達に言い寄られることも多かったという。このことから「家族や貴族達を初めとした自分に言い寄ってくる人は、自分の人間性を見ているのではなく、血統や紋章しか見ていない」「誰かに羨ましいと思われ、嫉妬されることは面倒だし嫌だ」という考えを持つようになる。
彼は自分の「血統」や「能力」が普通の人々に比べて高いことを理解しているからこそ苦しんでいるのである。
主人公との支援会話では、彼(彼女)の「平民の身で紋章を持ちながらもそれを全く取り沙汰されることが無いまま育ち、ただの一介の傭兵として自由気ままに生きてきた(ように見える)」という経歴は、紋章のせいで散々苦労してきたシルヴァンにしてみれば全く納得できないものであった。そのため、支援を進めていくと羨望と彼自身が嫌っているはずの嫉妬が強烈に入り混じった重苦しい感情を垣間見せ、プレイヤーに大きな衝撃を与えた。
本編4年前に発生した大事件「ダスカーの悲劇」は青獅子の生徒大半の人生に影を落とした(本編開始時は「ダスカーの悲劇」とはほぼ無関係だったのに序盤のイベントのせいでダスカーの悲劇の闇に巻き込まれたケースも有る)が、彼の闇はダスカーの悲劇よりも更に前、というより生まれたときから背負っている点が他の生徒と一線を画する。
ユニット性能
前衛に求められるHP・力・速さ・守備がバランスよく伸びる。特に速さの成長率が良い。得意技能は槍術・斧術・馬術で、理学は才能開花する。弓術は苦手。
馬術・槍術が得意であり、英雄の遺産も槍であるため、順当に行くなら、「槍の達人」を持ち騎馬系であるパラディンやグレートナイトが第一候補だろう。アタッカーとして非常に頼れるユニットになる。
本作の騎馬系職は速さ成長率にマイナスがかかると言う致命的な欠点が存在し、実は多くの物理系ユニットにとっては地雷職になっているのだが、シルヴァンの場合は必ず連続攻撃になる槍戦技「連撃」を習得する事ができるのでその欠点を補う事ができる。
とはいえ、追撃リスクが増え受けが弱くなるのは否めない。本人の成長率が良好なのである程度補えるとはいえ、攻防に積極的に使っていきたいなら、飛兵としてドラゴンマスターを狙うのも良いだろう。槍の達人は無いが、単純に兵種としてはこちらの方が強い。幼馴染のイングリットと青組飛行ツートップを組む事も出来る。
なお、この場合の武器は、達人スキルを目当てに斧を持たせてもいいし、遺産と連撃を目当てに槍を持たせても良い。
あるいは、格闘術を伸ばしてウォーマスターになると言うのも一つの手。格闘と言う武器が単純に強い上に、強力な汎用スキルである切り返しも習得出来る。
これらのどの道を進むにせよ、物理職の常として、中級職ではブリガンドをマスターして「鬼神の一撃」を習得して火力を増強したい。
また、理学に才能開花し、魔法の揃いも案外悪くないので、魔法職を目指す事もできる。その場合の最終職候補はダークナイトになるだろう。また、白魔法はエンジェルを覚えるので、これに特化するならホーリーナイトも有り。
ただ、どちらにせよ本職に比べると魔力成長率では大きく劣る。メイジの「魔神の一撃」は必須な上に、それでも高難度では火力不足が深刻化しやすい。低難度で変わった運用がしたい時に遊びで目指す、ぐらいにしておくべきだろう。
個人スキルは異性の仲間との隣接が発動条件だが、所属学級は他の2学級より女子がひとり少ないのでスカウトをうまく活用したい。
男性と隣接するとパワーアップする(させる)個人スキルを持つこの二人と並べて戦わせるという手も(上述の事情で、支援レベルはBで終わってしまうが……)。
ゴーティエの紋章を持つ唯一のキャラクターであり、英雄の遺産『破裂の槍』を装備すれば専用戦技「裂空」を使うことができる。
破裂の槍は外伝クリアが必要な他の英雄の遺産と異なり、シルヴァンが所属学級にいる状態で8月の課題出撃をクリアすれば入手することができる。そのため、他学級であっても8月の課題出撃までにスカウトする価値はある。但し、課題クリア後、レアから槍を預けるよう言われた際に断る必要がある。断った場合はレアの好感度が下がり、大人しく渡せば彼の外伝クリアまでお預けとなる。
ちなみに「破裂の槍」というネーミングは何だか奇妙に見えるかもしれないが、元ネタはこれと思われる。
(あっちの名でFEシリーズの過去作に登場したこともある。)
なお、彼は唯一主人公の性別によってスカウト条件が異なるキャラクターであり、女主人公(ベレス)だと解禁直後に無条件でスカウトできる。
一方で、男主人公(ベレト)では、一定以上の魅力と理学を要求されるため、少々骨が折れる。というのも、教員研修などで上げる手段があるとはいえ、今作では戦闘時の魔法の回数制限がある上、初級魔法のファイアーでさえ、Dランクにならないと習得できないためである。主人公専用職の「ニルヴァーナ」は魔法が使える為、育てておけば無駄になるわけではないのだが。
※括弧内は支援レベルの上限
夏の女神を探して シルヴァン
「俺はゴーティエ辺境伯の次期当主
シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ。
一緒に夏の思い出を作りませんか?」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | メロンフロート+ |
補助 | 引き寄せ |
B | 魔防の封印3 |
C | 攻撃守備の奮起3 |
2020年7月に水着の超英雄として登場。★4排出もある。
メロンフロートは各フェイズの最初の戦闘のみ攻撃・魔防が+5され、さらに戦闘後にHPが7回復する効果がある。
ステータスは原作同様、攻撃、速さ、守備が高めだが魔防は非常に低いため竜や魔法キャラの相手は苦手。
攻撃・速さのバランスが良いため攻撃得意個体で攻速のバランスをよくするか、速さを更に伸ばして追撃できる範囲を広げるかは好みが分かれるところ。
他の緑属性の騎馬魔タイプは殆どが耐久面は魔防>>守備なので、守備が高めで弓・暗器に強い緑騎馬魔というポジションは貴重であり、「グルンレイヴン」を継承して無属性の弓・暗器に強く出られる様にすると活躍がしやすい。