概要
属性 | 槍★(専用武器) |
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耐久 | 50 |
命中 | 70 |
威力 | 30 |
射程 | 1 |
重さ | 15 |
武器スキル | なし |
修理費(単価) | 1000G |
特記事項 | ノヴァ直系専用 力+10 技+10 守備力+10 |
ファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する槍で、十二聖戦士が遺した聖遺物の1つ。
親世代においては3章「獅子王エルトシャン」にて、キュアンが入手。プレイヤーが使用可能な神器としては最初の登場となる。
子世代においては8章「トラキアの竜騎士」にて、アルテナの初期装備として登場する。
攻撃力は最高の30で、加えて竜玉の力によって力・技・守備が10上昇する。重量は通常の槍よりも重く、回避力が落ちてしまう。その分は守備力上昇によって「受け止める」戦い方に向く。また、技ボーナスはアルテナがエスリンから受け継ぐスキル「必殺」ととても相性が良く、その一撃必殺の破壊力には目を見張る物がある。
来歴
「ダーナ砦の奇跡」で、槍騎士ノヴァが神から授かった宝槍。ノヴァの息子が興した「レンスター王家」に代々受け継がれているが、「使い手に悲しみをもたらす不吉な槍」という言い伝え(ゲイボルグの悲劇)がある。
作中においては、レンスター王カルフがシアルフィへの援軍派遣に際し、エスリンに預けた。しかし、エスリンはゲイボルグにまつわる話を怖れ、なかなかキュアンに渡せない。やっと決断したのは、アグスティ王シャガールの2度めの挙兵を鎮圧した後。かくしてゲイボルグはキュアンの手に渡り、戦乱に乗じてマディノを荒らし回っていたオーガヒルの海賊の討伐に猛威を奮った。
やがて、反逆者としてグランベルを追われたシグルドがシレジアで蜂起すると、それに呼応したキュアンはゲイボルグを携えて援軍に駆けつけんとするが、イード砂漠を行軍中にその動きを察知したトラキアの竜騎士団によって奇襲を受ける。ゲイボルグを携えたキュアンは獅子奮迅の強さを見せつけるが、妻を殺されて愛娘を人質にとられ、やむなくゲイボルグを放棄。かくしてキュアンは砂漠に散り、ゲイボルグとノヴァの血を継ぐ娘はトラキア王トラバントの手に落ちた。
時代は過ぎ、ゲイボルグはノヴァの聖痕を受け継ぐアルテナの手の中にあった。彼女はトラバントの娘としてマンスター攻略に向かうが、城から逃げる市民を説得しようとまごつく間に失敗。マンスターはフリージ軍を追い払った解放軍の手に落ち、更には解放軍に寄るミーズへの逆侵攻を許してしまう。
この時、レンスターの槍騎士フィンはゲイボルグの聖光を発見し、アルテナの生存を知る。そして再びアルテナが攻め寄せてきた時、実弟リーフが彼女の前に立って事実を伝えた。紆余曲折の末、アルテナはトラキアから離反。ゲイボルグを携え、レンスターの王女として解放軍と共に戦うことを選んだ。そして、天槍グングニルと携える兄アリオーンと、地槍ゲイボルグを持って相対することになる。
トラキア776におけるゲイボルグ
トラキア半島が舞台の本作だが、ゲイボルグは登場しない(データ上には存在する)。
アルテナは第23章「魔王の城」にてユニットとして登場するが、ゲイボルグではなくドラゴンランスを装備している。
備考
元ネタはケルト神話のアルスター物語群において、英雄「ク・ホリン」が師匠のスカアハから授かった愛用の武器「ゲイボルグ」。