概要
聖戦の系譜
属性 | 斧★(専用武器) |
---|---|
耐久 | - |
命中 | 70 |
威力 | 30 |
射程 | 1-2 |
重さ | 20 |
武器スキル | なし |
特記事項 | ネール直系専用 守備力+20 魔法防御+10 |
「スワンチカ」はファイアーエムブレム聖戦の系譜に登場する斧で、十二聖戦士が遺した聖遺物の1つ。作中では「聖斧スワンチカ」と称される。
親世代においては5章「運命の扉」にて、リューベック城の守将ランゴバルトの装備として登場。
子世代では終章「最後の聖戦」にて、ブリアンの装備として登場する。
また、オープニングデモでは総合評価A「シグルドvsランゴバルト」でも見ることができる。
聖戦の系譜では敵専用装備。攻撃力は最高の30で、加えて竜玉の力によって守備力が20、魔法防御が10上昇するため、使用ユニットを恐ろしくタフにする能力がある。手斧と同じく投げ斧として使うことができるため死角がない上、使用するランゴバルト、ブリアン共に高い指揮官能力を持っており、注意が必要。特にブリアンの個人スキル「突撃」が発生すると危ない。
…が、命中率は平均的な斧と変わらず、重量は最重量クラスと弱点もはっきりしている。特に「斧」の特性上、武器相性の関係で剣ユニットにはかなり不利(この時代は武器の重量をはじめ露骨に剣が優遇されている)で、その強力さを発揮しきれないことが多い。
特に、優位性を全て殺されてしまう月光剣使いとの相性は最悪。アーマー系の属性を持っているランゴバルトの場合、斬鉄の剣を持ったホリンには紙切れのように切り裂かれてしまう。
そうでなくともこの時点で子世代に向けて計画的にプレイしている場合、必殺持ち武器の量産が終わっていることもあるためスワンチカの防御補正を遥かに超える攻撃力で蹂躙されることも。
それでも大盾持ちのランゴバルトは設定通りのしぶとさを見せることもあるが、ブリアンの場合は終章での登場な上に大盾も見切りもないため、人によってはランゴバルトよりも遥かに楽に倒せることも多い。
ブリアンはマスターナイトという『聖戦の系譜』の中でも最強格のクラスかつ高レベルの指揮+ステータスでありながら、この武器のせいでクラスの強みも何もかも殺してしまっている始末である。
覚醒
覚醒で再登場し、味方ユニットが使用可能になった。ストーリー中でインバース配下の12魔将のひとりが持っており、倒すとドロップする。
能力補正は守備のみとなったが、重さの概念がなくなったことで格段に使いやすくなり、攻撃力の高さや、投げ斧ゆえ間接攻撃可能なことも相まって強力な武器になっている。
幻想異聞録#FE
幻影異聞録♯FEでも斧の神器を代表する形で、源まもりのドーガカルネージ武器の一つとして名称が採用されている。
来歴
聖戦の系譜
「ダーナ砦の奇跡」で、斧戦士ネールが神から授かった宝斧。ネールが興した「ドズル公国」の当主に代々受け継がれている。斧に埋め込まれた竜玉には他の聖遺物と同様、血統によるプロテクトがかかっており、ネールの直系子孫以外には扱えない。
作中においては、ドズル公ランゴバルトが継承している。ランゴバルトはイザーク遠征にスワンチカを携えて出陣。シアルフィ公バイロンとその嫡男シグルドの追討の際にもスワンチカを振るい、リューベック城を制圧。しかし、スワンチカの聖なる守りはバイロンから聖剣ティルフィングを継承したシグルドの前に打ち砕かれてしまう。
ランゴバルト亡き後、スワンチカはイザークの王となった長男・ダナンに継承された。
時は流れ、イザークの国境の街リボーに居座っていたダナンはシグルドの遺児・セリスの武装蜂起とブリアンの弟(次男ヨハンまたは三男ヨハルヴァ)の反逆に遭う。
スワンチカと精鋭騎士団「グラオリッター」を嫡男・ブリアンに預けていたダナンは本来の力を発揮することなく、リボー城で討たれた。
やがてセリス達の解放軍は力を増し、シアルフィ、エッダまで侵攻。ドズル本国を守っていたブリアンは父の仇を討ち、ドズル家三代に渡る恨みをはらさんと、スワンチカを手にグラオリッターを率いてシアルフィ城を急襲する。
しかし、スワンチカだけでは何人もの聖戦士達を前に、力及ぶべくもなかった。
「スワンチカの斧が こうもたやすく敗れるとは・・・ 本当にこれで良かったのか・・・」
スワンチカの聖なる守りはまたしても打ち砕かれ、ブリアンは後悔の言葉を遺して斃れた。
備考
名前の元ネタはサンスクリット語で「卍(まんじ)」を意味する「स्वस्तिक(スヴァスティカ)」と思われる。
使い手の所業なども鑑みると、モチーフは鉤十字(ハーケンクロイツ)だろうか。
関連タグ
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 トラキア776 ファイアーエムブレム覚醒 幻影異聞録♯FE 聖遺物(FE)
ティルフィング ミストルティン バルムンク 地槍ゲイボルグ 天槍グングニル イチイバル ファラフレイム トールハンマー フォルセティ バルキリー ナーガ ロプトウス