アルテナ(FE)
あるてな
槍騎士ノヴァの血を引くレンスターの王女。地槍ゲイボルグの正統な継承者。
キュアンとエスリンの娘で、リーフの姉。前半の主人公シグルドの姪で、シグルドの息子である後半の主人公セリスの従姉にあたる。
序章の時点で生まれており、出征した両親と約2年間会えずに過ごす。帰国後に生まれた弟に対しては、やきもちを焼いていたとセルフィナが述懐している。後半での年齢は20歳以上。
両親がトラキア王トラバントに殺害された際、当時3歳だったアルテナは父キュアンの形見であるゲイボルグと共にトラバントに連れ去られた。以降自身の出自を知らずに、トラバントの娘であるトラキア王女として本名のまま育てられた。
トラバントの息子のアリオーン王子とは実の兄妹として育つが、彼に対し兄以上の感情を抱いている節がある。アリオーンが死亡しリーフが生存している場合のエンディングでは、セリスから「彼を愛していたのでしょう」とはっきり指摘されている。なお、両王家の祖先が兄妹なので義父や義兄と血は繋がっている。
トラキアの王女として国民を大切に思っているが、自国のために他国を侵略する父王のやり方には疑問を呈する。トラバントは自身に楯突くアルテナの事を、実母に似て気が強いと語っている。
後に実の弟であるリーフと再会した事で自分の出自を知らされ、それをトラバントに確認したうえでトラキアと袂を分かち、従弟のセリスの軍に加わる。
加入が遅い割に男性陣との会話はそこそこ発生するものの、義兄の存在故か、自軍の女性陣の中で彼女だけが異性に関心を示さない。また、敵同士とわかった後もかつての家族への情は色褪せず、会話の多くが憂いを帯びた内容である(特にアリオーン関連)。
聖戦の自軍ユニットでは唯一のドラゴンナイト。聖戦は飛行ユニットが少なく、後半部では先にフィー(orフェミナ)が加入しているが、こちらとは違って魔防が低く守備が上がりやすく、CC後移動力も1増えるためレッグリングを持たせると相乗効果で縦横無尽に立ち回れる。他のステータスもノヴァとバルドの血統補正により全体的によく伸びる。加えて上述のように専用武器としてゲイボルグを扱え、装備による補正効果と相まって怪力かつ頑健。スキルは両親から受け継いだ連続/必殺と、CC後クラススキルで追撃。
頑健とは言っても完全に無敵という訳ではなく、飛行系の宿命である弓特効に前述の通り魔法防御がかなり低いため、回避を意識した立ち回りも重要になってくる(細身の剣withスピードリング等)。また、本作の「必殺の一撃」の効果は従来の「通常ダメージ3倍」とは違い「攻撃力が2倍」になるため、極めて頑健な彼女といえども致命傷となり、最悪ロストしてしまう。最後の七三(勇者の剣withパワーリングにスキル「追撃」で4回攻撃し、スキル「必殺」2発でロスト)にゲイボルグを装備した彼女を戦わせたらいかに彼女が儚い存在かわかるだろう。
外伝『トラキア776』では実の両親の仇と知らずトラバントを父と慕う彼女の姿が見られる。なお、トラバントは前作でアリオーンに「アルテナを甘やかしている」と一喝するが、本作ではそのトラバントも当人のいないところで部下から王女に甘いと言われていた。
アリオーンと離れ離れになっている彼の婚約者リノアンとは面識があるらしく、「きっと本当は兄自身の手で彼女を守ってあげたいのだろう」と考えている。
元部下のエダの後日談から、物語が終了した3年後の新トラキア建国という本来なら喜ばしい時期に、何らかの不幸に見舞われた可能性がある。
『覚醒』ではドラゴンマスターで、口調は「~だ」。
聖光の竜騎姫 アルテナ
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/飛行 |
武器 | 地槍ゲイボルグ(専用) |
奥義 | 血讐 |
A | 鬼神金剛の構え2 |
B | 差し違え3 |
2020年1月から登場。ヴァルターとクーガーに続いて3人目の槍竜騎士である。比較的奥ゆかしい物腰(但し戦闘中は「~だ」)から、セリス軍加入後に召喚された事が窺える。
ステータスは原作同様攻撃守備が高く、速さ魔防は低い。
専用武器「地槍ゲイボルグ」は守備3と歩行、重装、騎馬ユニットの時は戦闘中、敵の攻撃守備-5勝つ攻撃守備のバフ無効と凪系スキルとなっているが飛行ユニットのみは対象外。
ただ、やはり魔法は要警戒なのは勿論、飛行特攻も普通に喰らうことも注意。
2023年11月のアップデートで錬成武器対象に。自分のHPが50%以上の時でも効果が発動するようになり、守備の10%分ダメージに加算が追加。特殊錬成効果は敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中さらに敵の攻撃守備-5かつ絶対追撃と攻撃守備のデバフ無効。これでHP次第で全ユニット対応可能かつ攻撃守備をさらに下げながらデバフも動じなくなる新たな個性を得た。
髪色は父と同じだが、王族で赤鎧という点から旧作に登場したミネルバを意識したキャラクター。その後も赤鎧の竜騎士としてトラキア776のエダや封印の剣のミレディが登場し「赤い女竜騎士」ポジションが確立された。
また、彼女は『肉親の敵が育ての親であるキャラ』というFE伝統の一つの先駆けキャラで、以後のシリーズにも受け継がれている。
担当声優の戸松遥はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
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