概要
スマブラシリーズには第2作の『DX』から参戦。
シリーズを通して最重量級のパワーファイターとして設定されている。パワーと体重はもちろん、他の重量級に比べて切り返し等の防御面が強力。上必殺ワザ「スピニングシェル」をガードキャンセルから繰り出して反撃を取る行動は、『DX』から継承されているクッパの代名詞である。
体格は初期の作品や『マリオ&ルイージRPG』基準のマリオよりやや大きい程度だが、全キャラ中トップクラスの巨体を持ち、身長はリドリーに次いで高く、現在に至るまで体重が最も重い。
『スマブラ64』の公式ホームページの投票企画『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』では2位のピーチに2倍以上の票差をつけて1位を獲得し、『スマブラDX』制作の際にはピーチと共に真っ先に新規参戦が決められた。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
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B | クッパブレス |
→B | かみつき |
↑B | スピニングシェル |
↓B | クッパドロップ |
初登場の『DX』ではまだ発展途上といった感じで、非常に高い攻撃力を持つ反面機動力が劣悪という、操作の難しい上級者向けのキャラクターであった。
『DX』のみ横必殺ワザが『X』以降とは別物で、相手と距離があるとひっかき攻撃、至近距離の場合は相手を掴んで噛みついて前後に投げる攻撃に派生するというワザだった。
『スマブラDX』ではその極端な長所と短所のため、桜井政博は「初心者相手には最強を誇りますが、なかなか大会などで勝ち抜くことは難しいかもしれません。」と評している。当時は隙の大きさを補うスーパーアーマーがほぼないうえに、巨体の割に攻撃のリーチにも乏しかったため、ユーザーからの評価もかなり厳しいものだった。
アドベンチャーモードでは最後のボス敵として登場し、特定の条件を満たすとスマブラオリジナルのギガクッパに変身する。イベント戦でも最後の「ホントの最終決戦」にもギガクッパが登場しており、本作のラスボスのような立ち位置になっている。
スマブラX
ボタン | ワザ一覧 |
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B | クッパブレス |
→B | ダイビングプレス |
↑B | スピニングシェル |
↓B | クッパドロップ |
切りふだ | ギガクッパ変身 |
『X』からは横必殺ワザが相手を掴んで大ジャンプ・急降下して地面に叩きつける「ダイビングプレス」に変更。状況によっては場外に飛び降りて道連れKOも可能に。
最後の切りふだは「ギガクッパ変身」。前作で登場したギガクッパの姿になり、一定時間強力な攻撃性能で大暴れできる。変身中はスーパーアーマー状態だがダメージは受ける。
身体の大きさは『スマブラDX』で既に最大級のものだったが、『スマブラX』ではさらに大きくなった。特に腕の長さがかなり長くなり、これにより『スマブラDX』での欠点の一つである攻撃リーチは『スマブラX』ではトップクラスのものとなり、クッパの大きな長所の一つとなった。しかしその大きな身体がアダとなり、混戦に巻き込まれると四方から攻撃を受けて身動きが取れなくなりやすい。
意外なことに、低%の相手を撃墜したり複数人をまとめてふっとばしたりすることはあまり得意でないが、その反面、一対一の状況で真価を発揮するワザやテクニックを豊富に持つ。そのため、重量級パワーファイターでは珍しく、混戦に突っ込んで撃墜点を総取りするようなことよりも、ステージの要所で構えて対戦相手と一対一で対峙するほうが得意である。
「亜空の使者」ではワリオやガノンドロフなどと共に亜空軍の一員として悪事を行う。ガノンドロフのことは内心気に入っていなかった様子。最終的にファイターたちと和解し、共にタブーの討伐へと向かった。
スマブラfor
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B | クッパブレス |
→B | ダイビングプレス |
↑B | スピニングシェル |
↓B | クッパドロップ |
切りふだ | ギガクッパ変身 |
『for』では多くのモーションが変更された。直立したことでヨッシーと並びに参戦するファイターの中で最も大きな変化、多くの強化を受けたファイターとなった。モーション面では主に、移動の変化や足を使った攻撃が目立つ。
前作では、比較的一対一の状況で真価を発揮するワザやテクニックが豊富であったこともあり、重量級パワーファイターでは珍しく、早期の撃墜を狙ったり、混戦に突っ込んで撃墜点を総取りしたりすることよりも、ステージ端で構えて対戦相手と一対一で対峙することを得意としていた。本作では走行速度は標準以上、空中ジャンプ高度がまともなものに増加、パワフルな突進ワザの新しいダッシュ攻撃や横スマッシュを獲得し、混戦に突っ込んで複数人をまとめてふっとばすことが得意なキャラに仕上げられている。
また、クッパ自身の変化ではないが、ワンパターン相殺のふっとばし力の低下が緩やかになったことにより、横強攻撃と横必殺ワザがダメージ蓄積用・撃墜用の両方で運用しやすくなったことや、ガケつかまりのシステム変更によって復帰阻止が少しされにくくなったこと、そしてほかほか補正といったシステム面での変更・追加も相まって強化を獲得することができた。
アクション面でもダッシュがホバー移動から普通に走るものに変更、ドロップキックや垂直降下など旧作にはないアグレッシブな技を繰り出すようになる、火炎攻撃の判定が広くなるなど、かなりのパワーアップが施されている。
また、これまで以上に重くなり、低%では弱い攻撃を受けてもひるまず、どの%でも百裂攻撃を問答無用で無効化できる固有能力「ひるまない体」も加わった。
機動力は全ファイターの中でも高い方に入る程になり、従来の「遅く重いタイプ」とは全く違う「高い機動力と高い火力、そし重い体重という動ける重戦車」といった感じの性能に変化。甲羅にこもるタイプの攻撃は甲羅が無敵だったり、手足の攻撃はダメージ判定が無いなど、よりパワフルに攻撃を振り回せる。
さらに勝利ファンファーレがマリオ達と差別化され、ギターアレンジが加わったものになっている。『for』以降で追加されたクッパ軍団の面々も同様。
ちなみに今作にて息子が参戦した。
スマブラSP
ボタン | ワザ一覧 |
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B | クッパブレス |
→B | ダイビングプレス |
↑B | スピニングシェル |
↓B | クッパドロップ |
切りふだ | ギガクッパパンチ |
『SP』では初の隠しキャラクターに。
今まで使い勝手がやや微妙だった下スマッシュ攻撃の「バズソー」は前から後ろまで斜め下に引っかく「あばれひっかき」に変更。これにより崖際での復帰阻止が可能になった。
変身系の最後の切りふだが廃止されたため、クッパの切りふだも「ギガクッパパンチ」に変更された。発動すると巨大化して画面奥に移動し、指定した場所に強烈なパンチを放つ。相手の蓄積ダメージが多いときは画面の手前側に吹っ飛んで問答無用で撃墜になる。
また、アドベンチャーモード「灯火の星」や、一部ファイターの「勝ちあがり乱闘」ではギガクッパがボスとして登場する。
ちなみに今作にてとある部下が参戦した。
オンライン対戦では耐久力が物凄く優れている事、技の発生が早く威力の高い技が多いので使用頻度は高い。
とにかく耐久力が高く、他のファイターがダメージ100%なら撃墜される状況をクッパなら150%まで耐えられる事、発生が早い技が多いのでこれを生かした戦いが主流となる。
反面、機動力に乏しく、復帰も低め。更に、クッパブレス以外は近距離技しかなく、威力が高い上、隙が大きいのでカウンターの標的になりやすい事、着地狩りにも弱い。
その為、機動力の高くてカウンターがあるルキナやジョーカーは特に注意が必要となる。
又、飛び道具メインのファイターにも警戒が必要となる。
マリオシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
01 | マリオ | 64 |
09 | ルイージ | 64 |
13 | ピーチ | DX |
13’ | デイジー | DX |
14 | クッパ | DX |
18 | ドクターマリオ | DX |
48 | ロゼッタ&チコ | for |
58 | クッパJr. | for |
(58) | コクッパ | for |
70 | パックンフラワー | SP(DLCs) |
13.ピーチ(デイジー)→14.クッパ→15.アイスクライマー