日本を代表する国道の概要
東京都中央区日本橋~大阪府大阪市北区梅田駅を結ぶ国道である。
国道4号に比べて道路事情は良くなく、片側1車線の道路も多い。
主に東海道を通るが、東海道本線や東名高速道路、名神高速道路を並行していない区間も多い。
また、関東なら1号より国道246号、東海なら国道23号、近畿なら国道171号(イナイチ)を経由した方が早く行ける事も多い。
例でいえば京都~大阪へは国道171号~国道423号、東京~横浜駅東口なら国道15号など。
又、箱根新道箱根口IC~三島塚原IC交点間の東京方面は東名の渋滞を避ける為に、特に土休日の夕方に利用する車も多い上、箱根口IC以東の西湘バイパス(国道134号重複区間含む。)も東京都心や圏央道に流れる車が多い為、注意が必要となる。(尚、国道271号こと小田原厚木道路も厚木ICは渋滞します。)
ちなみに箱根新道箱根口IC~三島塚原IC交点間は料金調整区間にもなっている。
余談だが川崎を中心とした一部地域では本道を「ニコク」と略す人もおり、「イチコク」と略される国道15号(第一京浜)と混同しがちで大変にややこしい。
路線状況
東京都~横浜間(第二京浜)
起点の日本橋からは桜田門交差点までは国道20号と重複しており、何回も右左折する構造になっている。
そして桜田門から国道1号の独立区間となり、白金一丁目までは右左折が続く。
それから白金一丁目から片側3車線以上の道路となり、神奈川県までそれが続く。
但し、都内とは信号間距離が短く信号の繋ぎが悪いので所々で信号機に捕まってしまう点には注意する必要がある。
そして神奈川県区間に入ると、東海道線の北側に通りながら坂道などのアップダウンに注意しながら、立町交差点までそれを繰り返し、旧道は第一京浜、新道は横浜新道へとつながる。
神奈川県区間(横浜以西)
※横浜~戸塚の新道は横浜新道を参照。
旧道は横浜駅~保土ヶ谷駅までは片側2車線以上の道路構造になっており、東海道線や相鉄線に沿って通る。
横浜駅付近は下りは信号機が2か所あるが、上りは信号機がない。
そして保土ヶ谷橋交点を右折すると暫くは片側1車線~2車線の構造になりながら、狩場ICまでそれが続く。
そして狩場ICを過ぎると片側1車線となり、箱根駅伝で有名な花の2区の名所となる権田坂交差点を通過しながら、横浜新道戸塚終点まで片側1車線の道路が続く。
そして不動坂交差点で戸塚駅に向かう旧道に分かれながら横浜新道と合流し、藤沢まではバイパスに沿って走る事になる。
途中、神奈川県道22号横浜伊勢原線と交わる立体は厚木IC方面へ向かう車の利用者が多いので左車線の渋滞に気を付ける他、右車線は神奈川県道32号戸塚茅ヶ崎線分岐に気をつけながら走行する必要がある。
尚、原宿交差点は渋滞の名所で立体化されたものの、現在も渋滞する事がある。
そして圏央道とつながった事で東名の渋滞を避ける裏道になっているので走行に注意が必要となる。
そして藤沢ICから箱根新道山崎ICまでは平塚市内や小田原市内の一部を除いて片側1車線となっている。
渋滞が多く、信号の繋ぎもあまり良くないので急いで静岡や箱根に向かう場合は新湘南バイパスや圏央道等を介して東名高速道路や西湘バイパス経由で行くと楽。
そして、旧道は小田原市内は何回も右左折するのでその点でも注意する必要がある。
又、新湘南バイパス経由でも途中の柳島交点を右左折する必要があるので注意した方が良い。
そして山崎ICからは箱根の観光地を経由する旧道と箱根新道に分かれているが、基本的に箱根新道を使った方が楽。
但し、土休日に東名が事故を起こすと箱根新道は大渋滞を起こす点では注意する必要がある。
箱根新道と旧道が合流した後は静岡区間へと突入する。
静岡県区間
箱根峠を超えて静岡県内に入ると静岡方面は山下り、東京方面は山登りになる。
東京方面は笹原山中バイパスが全通した後は、おおむね2車線となっている。
途中、三島スカイウォークがあり、休日は非常に混雑するので注意する必要がある。
そして三島市の国道136号南二日町ICの交点すぎると片側2車線の道路が始まり新東名高速道路藤枝岡部ICの出入口となる広幡IC交点まで片側2車線となる。
そこから愛知県境までは1車線と2車線のバイパス走行を繰り返す状況となる。
愛知県区間
愛知県区間は豊橋市内と豊明IC以西は国道23号が事実上のバイパスとなっており、国道1号は片側1車線が殆ど。
加えて、右左折が非常に多いのでそういう面からも国道23号を利用した方が所要時間的に早い。
蒲郡~豊橋間の23号のバイパスが完成した際には国道23号が事実上のバイパスとなる。
豊橋~冨宅JCT間は片側2車線となっており、三河地区が片側2車線、尾張地区が片側1車線がメインとある構造である。
名古屋市を過ぎた後、平野を快走しながら三重県へ入って行く。
三重県区間
三重県区間も四日市までは国道23号が事実上のバイパスとなっており、こちらも国道23号を利用した方が早い状況となっている。
愛知県境~大治田1丁目交差点までは片側1車線で道路事情が良くない為。
大治田一丁目~川合町までは片側2車線の他、東海道関宿西までは国道25号と重複する。
それから山道に上った後、沓掛交差点からは上下線別の片側2車線となり、山越えしながら滋賀県へと入って行く。
滋賀県区間
※京滋バイパス区間はリンク先を参照。
滋賀県区間はバイパスを含めて概ね片側1車線が多く、三重県境~栗東ICまでは片側1車線がひたすら続く。
栗東IC付近で国道8号と合流し、そこからは旧道は京都までは重複して走行する事になる。
栗東IC~新矢倉交点迄は片側2車線でそこを境に新道の京滋バイパス方面は片側2車線、旧道は1車線が中心となる。
旧道はそれから片側1車線の道路を琵琶湖線に沿いながら走り、京都府県境で国道161号と合流する。
京都府内区間
※新道は京滋バイパスや第二京阪道路を参照。
京都府内に入ると片側2車線道路が基本となり、5条通りの通行が基本となる。
そして堀川五条を南下し、九条油小路交点では旧道と第二京阪道路の下を通る新道に分かれる。
旧道は右折した後、京阪国道口交差点で国道171号と別れる。
尚、京都から大阪都心を国道のみで早く行きたい場合は国道171号を利用して、大阪府の萱野交点から国道423号(新御堂筋)を南下した方が早く到達する。
京阪国道口を南下した後、京都南ICを通過し、八幡洞が峠交点を過ぎると大阪府境に到達する。
大阪府内区間
途中、国道170号合流や分岐を繰り返した後、淀川左岸を通りながら、守口市内で右左折を繰り返す。
大阪府内の国道1号は右左折が多い傾向があるのでなれない場合は北摂の国道171号から萱野交点を国道423号(新御堂筋)で南下した方が楽な上、早く梅田に到達する。
そして大阪市内に入ると蒲生4丁目を西へ行き、そのまま直進して梅田新道交差点へと到達し、そこからは国道2号に突入してゆく。
主なバイパスと愛称名。
関連項目
国道15号…第1京浜
第三京浜道路…第3京浜
国道246号…関東区間の東名が並行している道路。
国道23号…東海区間の事実上の1号線のバイパス。
国道171号…京阪間の1号線のバイパス。