ボクデン星人ビスケス

ぼくでんせいじんびすけす

ボクデン星人ビスケスとは、『特捜戦隊デカレンジャー』に登場するアリエナイザーである。

「お前のせいで道場を継げなかった俺は素浪人として生きていくしかなかったんだ！俺の方が強いことを思い知れ！」

データ

水芸が得意な住人が多いボクデン星人のアリエナイザー。

ドギー・クルーガーが使う銀河一刀流の師匠の息子であり、かつてドギーと共に修行をした兄弟弟子だったが、不意打ちや騙し討ちといった卑怯な戦法を使ったために父親から破門され、免許皆伝を授けられなかった。

だがそれを「親父に取り入って免許皆伝を奪った」と逆恨みし、ドギーを狙って宇宙を探し回りそこで出会った剣豪に戦いを挑んでは、卑怯な手で殺し回っていた。

ディーソード・ベガによく似た「ソード・アルタイル」(光弾も発射可能)を使った「アルタイルスラッシュ」を必殺技に持ち、それ以外にも水を使った能力を使う。

しかし、ピンチになると口から毒の水を吹き出して目をくらませる卑怯な手を平気で使う。

ボクデン星人は体のヒレで水を操る能力を持ち、腹部に水を溜め込んで、水を一気に放出する事ができる。訓練次第では1人で消化活動ができるので、ボクデン星の消防署に消防車は存在しない。…消防署より離れた場所へ消火活動に赴く際は普通の車を使うのだろうか?

エージェント・アブレラが企画した「宇宙警察なんて怖くないキャンペーン」の為にアブレラに雇われ、ドギーへの見せしめとしてバンとジャスミン以外のデカレンジャーを襲撃して重傷を負わせ、宇宙警察のバッジを奪い取った。

デカマスターとの戦いでは圧倒され、「決闘を装い999人の剣士をだまし討ちし、殺害した罪」でデリート判決を受けるが、咄嗟に「俺を斬ったら死んだ親父が悲しむ」と言われたドギーが止めを刺すことに躊躇した隙をついて毒水で怯ませ反撃し、ドギーの相変わらずの甘さを指摘しつつ重傷を負わせた。

かたき討ちの為にやって来たデカレッドとデカイエローを圧倒し、怪我を押して駆けつけたデカマスターと再戦に挑むが、今度は躊躇わなかったデカマスターのベガインパルスを受けデリートされた。

その後、やせ我慢して駆け付けたデカレンジャーの面々はスワンによって治療を受け、ドギーは特大の注射を打たれることとなった…。

モチーフは魚。出身星と名前の由来は戦国時代の剣豪・塚原卜伝とうお座を意味するピスケス(piscis)から。

なお、今回でディーソード・ベガに続き、ソード・アルタイルという夏の大三角を構成する星の名を冠した刀の存在が発覚したが、夏の大三角の星の最後の一つであるデネブの名を冠する刀剣があるかはまだ謎のままである。柄のモチーフは魚となっている。

声を担当した草尾毅氏は本作がスーパー戦隊シリーズ初出演であり、次作『魔法戦隊マジレンジャー』にて魔法猫スモーキーの声でレギュラー出演を果たした。