VOICEROID

ぼいすろいど

AHSが販売する入力文字読み上げソフト。

VOICEROIDとは、入力文字の読み上げをする音声合成ソフト。株式会社AHSが販売している。

株式会社エーアイが開発した音声合成エンジン「AITalk」を使用している（製品としてのVOICEROIDはその個人向け製品）。

「企画・販売はAHSだが、システムはエーアイのものを使用している」という位置関係は意外と知られていない。

また創作においては、製品名とは別に、該当ソフトによる音声が付いたキャラクターの総称を持つ。

AItalkを使用したキャラクター製品は他にも存在するが、ユーザー間では個人向けトークソフトとしてのジャンルとしてボイロの名でまとめたり、それらとは別個の扱いにするかで分かれている。

小春六花は本来VOICEROID化される予定だったが、AHSが現在新たなVOICEROIDを企画できない状態にあると発表されている。システムの開発元であるエーアイ自身が合成音声ソフト「A.I.VOICE」を発売したこともあり、VOICEROIDの名を冠したソフトは今後新展開が行われない可能性が高まっている。

製品一覧

VOICEROID

月読アイ	月読ショウタ

可愛い女の子の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。2009年12月4日発売。	可愛い男の子の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。2009年12月4日発売。

VOICEROID+

鷹の爪吉田くん	民安ともえ（弦巻マキ）

「秘密結社鷹の爪」の吉田くんの声を元に制作された入力文字読み上げソフト。通称「吉田ロイド」。2010年10月22日発売。	声優「民安ともえ」の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。キャラクターはjamバンドの弦巻マキ。2010年11月12日発売。
結月ゆかり	東北ずん子

大人の女性の情感あふれる声をベースとした入力文字読み上げソフト。VOCALOID「結月ゆかり」と同時発売。2011年12月22日発売。	ほんわかしたかわいらしい声をベースとした入力文字読み上げソフト。東北地方応援キャラクターのVOICEROID化。2012年9月28日発売。
琴葉茜・葵

声優「榊原ゆい」の声を元に製作された入力文字読み上げソフト。関西弁で喋る「琴葉茜」と標準語で喋る「琴葉葵」を収録。2014年4月25日発売。

VOICEROID+ EX

VOICEROIDシリーズでは新製品が発売される中で徐々に機能がバージョンアップされてきたが、それらの機能を従来のVOICEROIDシリーズ（月読アイ・ショウタから東北ずん子まで）に追加した「VOICEROID+ EX」シリーズが2014年10月30日に発売された。既存ユーザー向けにアップグレード版も提供されている。（琴葉茜・葵だけは機能がEXシリーズと同等のため、EX版が存在しない。）

また、それ以降の新規VOICEROID製品は最初から「VOICEROID+ EX」となっている。

水奈瀬コウ	京町セイカ

聞き取りやすい爽やかな声が特徴の入力文字読み上げソフト。2015年10月29日発売。	声優「立花理香」の声を元に制作された、明るく聞き取りやすい声が特徴の入力文字読み上げソフト。精華町の広報キャラクターのVOICEROID化。2016年6月10日発売。
東北きりたん

声優「茜屋日海夏」の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。東北地方応援キャラクターのVOICEROID化第2弾。2016年10月27日発売。

VOICEROID2

感情表現パラメータを実装し、音源登録の統一機能とインターフェイスを一新。2017年6月9日に結月ゆかり・琴葉茜・葵がアップグレードされた。

紲星あかり	桜乃そら

声優「米澤円」の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。可愛らしい中にも優しさあふれる声が特徴。2017年12月22日発売。	声優「井上喜久子」の声を元に制作された、やさしく柔らかな声が特徴の入力文字読み上げソフト。VOCALOID版と同時発売。2018年7月26日発売。
東北イタコ	ついなちゃん

声優「木戸衣吹」の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。東北地方応援キャラクターのVOICEROID化第3弾にして、初めて感情パラメーターを実装したVOICEROID。2018年11月8日発売。	声優「門脇舞以」の声を元に制作された入力文字読み上げソフト。日本鬼子関連キャラクターのVOICEROID化。関西弁と標準語の2種類の話し方に対応している。2019年11月1日発売。
伊織弓鶴	音街ウナ

優しく穏やかでありながらも感情豊かな声が特徴の入力文字読み上げソフト。水奈瀬コウ以来の男声VOICEROID。2020年2月27日発売。	声優・「田中あいみ」の声を元に製作された入力文字読み上げソフト。発売元は下記のTalk Exに引き続きインターネット。初のAHS以外より発売のVOICEROID。2020年12月11日発売。

参考:AItalk他社製品

ギャラ子Talk	音街ウナTalk Ex

女優・歌手「柴咲コウ」の声を元に製作された入力文字読み上げソフト。単品販売ではなく、VOCALOID3「ギャラ子NEO」のバンドルソフトとして2014年8月発売。発売元はヤマハだが、開発自体はエーアイが行っている模様（エンジンが共通である事が公表されている。なお、VOCALOID部分の開発はインターネットが担当）。	2017年4月20日発売。発売元はインターネットだが、開発自体はエーアイが行っている模様（エンジンが共通である事が公表されている）。
ガイノイドTalk 鳴花ヒメ・ミコト	ガイノイドTalk flower

2019年3月30日発売。声優・「小岩井ことり」の声を元に製作された入力文字読み上げソフト。発売元はガイノイドだが、開発自体はエーアイが行っている模様（エンジンが共通である事が公表されている）。	2020年4月3日発売。鳴花ヒメ・ミコトと同じく発売元はガイノイドだが、開発自体はエーアイが行っている模様（エンジンが共通である事が公表されている）。
A.I.VOICE 琴葉茜・葵	A.I.VOICE 伊織弓鶴

2021年2月22日発売。エーアイが独自ブランドとして発売する音声読上げソフト。VOICEROID版と同様に関西弁の茜と標準語の葵の他、新たにロリボイス版の琴葉茜(蕾)・琴葉葵(蕾)が収録されている。	2021年2月22日発売。エーアイが独自ブランドとして発売する音声読上げソフト。VOICEROID版と同様の通常版の他、ダークボイス版の伊織弓鶴(冥)が新たに収録された。
レプリボイス足立レイ

2021年10月発売予定。美少女型ロボット『足立レイ』に搭載するための発音ソフト。声優はいない。人間のリアルな声の再現を目指すA.I.VOICEとは合成音声としての方向性が異なる(ロボットに搭載する音声であるため、人間に近づけることを目指していない)ことから、差別化のために「合成音声のレプリカ」という意味を込めて「レプリボイス」というブランドを冠している。

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VOICEROID

製品一覧

VOICEROID

VOICEROID+

VOICEROID+ EX

VOICEROID2

参考:AItalk他社製品

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