データ
運行区間 | 下館駅~茂木駅間 |
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運行路線 | 真岡鐵道真岡線 |
運行開始 | 1994年3月27日 |
牽引機・蒸気機関車 | C12形66号機 |
客車 | 50系客車 |
補機・ディーゼル機関車 | DE10形1535号機(最後尾または蒸気機関車の次位に連結) |
概要
真岡鐵道が真岡線下館駅~茂木駅間で運行している、蒸気機関車(SL)牽引による、臨時快速列車。1994年3月27日に運行を開始。全車両自由席。
1年を通じて毎週土曜日と日曜日に1往復ずつ運行されている。また、ほとんどの祝日も運行され、夏休みや春休み、冬休みの期間中は、土日以外の曜日にも運行されることがある。
使用車両
牽引機
C12形66号機が使用される。
補機
JR東日本から譲り受けたDE10形1535号機が使用される。真岡駅〜下館駅間の回送時、イベント時やSL不調時に連結される。
客車
JR東日本から譲り受けた50系客車が使用される。50系のなかでは珍しく車体原形を留めている車両である。3両編成。茂木方が1号車。編成内容は以下のとおり。
- 1号車:オハ50 11(旧オハ50 2198)
- 2号車:オハ50 22(旧オハ50 2039)
- 3号車:オハフ50 33(旧オハフ50 2054)
過去の使用車両
牽引機
1998年11月1日にC11形325号機が、本列車の牽引を開始した。まれに、C12形66号機と重連で客車を牽引することもあった。なお、C11形325号機は、2019年12月1日のさよなら運転をもって真岡鐵道での運用を終了し、2020年7月30日に東武鉄道へ譲渡された。
補機
ディーゼル機関車DD13形55号機が使用されていた。なお、同機は2004年11月2日のさよなら運転をもって運用を終了し、同年11月15日付で廃車となった。
運行ダイヤ
基本的に発着時刻はすべて同じで、午前中に下館駅から出発し、茂木駅で折り返し、午後に下館駅へ戻る。
乗車整理券
本列車に乗車するには、乗車券(定期券不可)の他に乗車整理券として「SLもおか券」が必要となる。
金額は大人(中学生以上)は500円、子供(小学生以下)は250円である。
販売は、真岡鐵道の下館駅、真岡駅、益子駅、茂木駅の各駅の窓口のほか、JR東日本のすべてのみどりの窓口、びゅうプラザでも購入可能である。
その他
1995年までは、真岡駅および茂木駅に転車台がなかったため、下り下館発茂木行き列車はSLが正方向で、上り茂木発下館行き列車はSLがバック運転で客車を牽引していたが、1996年3月下旬、両駅に転車台が設置されたため、上下列車とも原則的に、SLが正方向で客車を牽引するようになった。
2007年に開催された第27回高校生クイズ大会で、本列車が使用された。