概要
漫画版の正式名称は、『ケロロ軍曹 特別訓練☆ 戦国ラン星大バトル!』で、
映画版の正式名称は、『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル‼』である。
本編の「ケロロ軍曹」とは違い、舞台が「戦国時代風」になっており、漫画版と映画,アニメ版では大きく設定が異なっている。
ちなみに漫画版の作画は夢唄氏。
ストーリーの違い
共通している点として、
- 地球侵略報告書を提出しなかったケロロたちが、罰として「戦国ラン星」という特別訓練プログラムに送り込まれることになってしまう
という点。
違いは『日向家が一緒に転送されるか』の違いで、漫画版では夏美と冬樹も一緒に「戦国ラン星」に送りこまれており、アニメ版に比べるとギャグ要素やお色気要素が多めになっているが、「ケロロがただのウザキャラ化」「ネタ要素やお色気シーンがくどすぎ」「ドロロ・小雪の扱いが悪すぎる」「サブローが登場しない」「ラストが唐突すぎ」など、賛否両論な結果に終わった。
アニメ版では、5thシーズン内で不定期に放送され、設定を映画版から引き継いでいる。
こちらの評価は高い。
登場人物
シリーズ共通
※詳細はそれぞれの項目を参照。
本作の主人公。武者のような格好をしている。
足軽のような格好をしている。肉弾戦で戦えるが、槍も使える。
浪人のような格好をしている。銃だけでなく、剣も使う。
医者のような格好をしている。発明品も古代兵器のようなものが多い。
忍装束のような格好をしている。いつもより影が濃くなっているのが特徴。
武士のような鎧を身にまとっている七人兄弟のヴァイパーで、戦国ラン星を支配している悪者。
漫画版のみ
日向家の長女。この世界でもパワード夏美に進化することができる。
日向家の長男。武者ヴァイパーの一人「ゴロー」に好かれている。
萌亜(もあ)
モアにそっくりな謎の少女。日向家の冷蔵庫の中身を勝手に開けて食べていた。
『自分探し』をしているらしいが…
映画、アニメ版のみ
おモア
モアにそっくりな少女で、茶屋の娘。ケロロを「おっさん」と呼ぶ。
冬吉
冬樹にそっくりな少年。アホ毛のところにゴムを止めている。
お夏
夏美にそっくりな少女。ギロロを「赤だるまさん」と呼ぶ。
桃姫
桃華にそっくりな桃城のお嬢様。平吉に思いを寄せている。
六ニ三(むつぞう)
サブローにそっくりな少年。浮世絵画家を目指している。
雪乃
小雪にそっくりなくノ一。小雪と違って冷酷な面がある。
平吉
吉岡平にそっくりな吉屋の花火師。クルルに「マリ吉」と呼ばれている。
各話サブタイトル
アニメ版
話数 | サブタイトル名 |
---|---|
映画 | お披露目!戦国ラン星大バトル‼ |
211 | 壱の巻 伝説の勇者 |
219 | 弐の巻 爆笑!戦国お笑い合戦 |
231 | 参の巻 大爆発!桃姫危機一髪 |
237 | 四の巻 武者ケロ小隊 西へ! |
249 | 伍の巻 隠し砦のケロン人 |
250 | 六の巻 蘇る勇者!! |
なお、DVDでアニメの武者ケロ回のみ視聴したい人は本編のDVDを買うより「ケロロ軍曹 武者ケロせれくしょん でござそうろう 上の巻・下の巻」を購入することをお勧めする。
余談
- ケロケロエースでは本作のキャラクターがリアルな戦国時代について学習する『なぜなに戦国時代』(作画:森長もそ)が連載された。こちらでは「戦場で全身甲冑着て刀を振り回すバカはいない」「合戦はまず悪口から始まる」「他国領から田畑を刈り取る、焼き払うのは常套手段」「戦傷にはウンコを擦り付けていた」など、読者の夢を完膚なきまでに粉砕する歴史学が学べる。
- 『戦乱のサムライキングダム(通称:サムキン)』とのコラボでは、武者ケロたちがボスになって出現しており、コラボキャラとしても登場している。
- DSゲーム『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』では武者エリアのコスチュームとして、モア乃からプレゼントされる設定になっている。
- 『ケロロ軍曹』の5thシーズンのOPとEDに武者ケロたちが登場している。
関連イラスト
「ケロロRPG」タグで武者ケロを含めたイラストが使われているので、武者ケロ単体のイラストおよびタグはあまり使われない。
関連タグ
超劇場版ケロロ軍曹3…映画版の同時上映作品。
ケロロパイレーツ、ケロロクエスト…ケロロ軍曹のメディアミックス作品たち
SD戦国伝…同じく武者をモチーフにしたサンライズ作品。