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バクシン教の編集履歴

2021-11-12 00:56:57 バージョン

バクシン教

ばくしんきょう

バクシン教とは『ウマ娘プリティーダービー』におけるウマ娘育成で運用されるトレーニング方法及び攻略法の一種である。

教義もとい概要

脚質が「逃げ・先行型」で、距離適性が「中・短距離」のウマ娘を、スピード全振りで育成するというトレーニング方法、及び上げまくったスピードを以ってバ群に飲まれる前にゴール(またはスタミナが切れる前にゴール)し続け、育成を完走して他のウマ娘の為の育成リソースを稼ぐ攻略法を指す。

バクシン教式育成においてスピード以外のパラメータは、会話イベントや「トレーニング:スピード」の副次効果による上昇によって賄い、たづなさんの育成ヒントは基本無視。

勿論、適宜体力を回復させたり、やる気の維持向上に努めたり、各種スキルを獲得するのは大前提である。


※上記内容は記事が作成された2021年3月18日時点の物で、ゲームの仕様の解析と共に最適解ではなくなりつつある事に留意されたい。


バク誕の経緯

続発する育成失敗と原因

プロジェクト発表から5年、事前登録開始から3年越しに「出走」となったゲームアプリ『ウマ娘』だが、サービス開始から間も無くしてウマ娘育成が頓挫・玉砕するトレーナーが続出した。その原因は2つ。

  1. 距離・脚質適性が「短・マイル」や「逃げ・先行」のウマ娘と比較して、「中・長距離」「差し・追込」の適性を持つウマ娘たちは育成難度が高い。
  2. アニメ版主人公のスペシャルウィークトウカイテイオー、そのライバル的立ち位置のメジロマックイーングラスワンダー、『シンデレラグレイ』の主人公オグリキャップ、VTuberとしてコンテンツを繋ぎ続けたゴールドシップ、アプリ実装直前のアニメ2期7,8話で実質的な主役を担ったライスシャワー等々、"選びがち"なウマ娘たちの育成難度が軒並み高かった

1. について

「逃げ・先行」+「短距離・マイル」は目標レースの難度が比較的低めで、概要にもあるようにスピード中心の育成(中長距離レースが目標にある場合はスタミナもそこそこ鍛える)でも勝ち進むことができる。

一方、「差し・追込」+「中・長距離」は天皇賞など高難度の目標レースが多く、加えてバ群の中段や後方から抜け出すためのパワー、仕掛けるタイミングを図る賢さ等、上げなければならないパラメータも多岐に渡り、ゲームを始めたばかりの状態ではサポートカードや期間等の育成リソースが不足する。


2. について

スペシャルウィーク等の☆3ウマ娘と交換できるチケットが配布されたことも災いしたと考えられる。

「高レア=強キャラ」という先入観も相まって、"選びがち"なウマ娘を選んだ結果、「モデルとなった競走馬の実際の出走歴を参考にして設定された目標レース」に出走しても、「指定以上の順位に入れなければその時点で終了」という育成モードの仕様が立ちはだかるのだ。

GⅠを始めとする、1勝を挙げるだけで偉業となるような重賞の花形レースで多くの結果を残した優駿をモデルにしているウマ娘ほど、育成が中途半端な状態で高難易度の目標レースに挑むことになり、多くのトレーナーが挫折を経験することとなってしまった。


分析と対策

しかし、成功と失敗の各報告が集まるうちに、

「育成終了した『殿堂入りウマ娘』は中途半端な所で育成を終えたウマ娘を増やすより、とりあえず1人でもURAファイナルズ優勝を達成させた方が、その後の攻略がやりやすくなる」

「プレイ初期は逃げ・先行で短距離・マイルのウマ娘をスピード全振りで育てた方が良い」

といったことが分かり、サクラバクシンオーダイワスカーレットサイレンススズカタイキシャトルマルゼンスキーといった面々の育成が推奨されるようになった。特にサクラバクシンオー(とダイワスカーレット)はチュートリアルで必ず手に入るため、ガチャ(リセマラ)で石を使い果たしたトレーナーにとっては立て直しの救世主となった。

また、逃げ適性Gのはずのハルウララの育成においても効果があることが確認されており、ハルウララで有馬記念1着を達成した報告でも「逃げ」で勝利した事例がある。


加えて、サクラバクシンオーは目標レースが短距離かマイルだけなので、スピードとやる気を上げつつ、取れるスキルを取っていけば、サポートカードの強化が未熟でもほぼ確実にURAファイナルズ優勝に辿り着くことができる。つまりローコストで周回し易いため、継承因子要員・金策・アイテム調達といった育成リソースの獲得にも活躍できる。

また貧弱なサポカでも周回できることを利用して、期間限定イベントのエピソードポイントにボーナスが付くサポカをガン積みしてポイントを稼ぎ、報酬の大量獲得を狙うという戦術も取れる。

4月15日にはカレンチャンが育成キャラとして実装。目標は最初の「ファン数3000人獲得」を除いて全てが短距離レースなので、スピード全振り育成とはさらに好相性である(かわいらしいキャラデザも相まって瞬く間に人気キャラになり、サクラバクシンオーの応用編キャラとしての立ち位置として認識されつつある)。


そしてバク誕へ

以上の事から多くのトレーナーがサクラバクシンオーに救われたり、お世話になることとなり、またゲーム内で彼女がひたすら「バクシン!バクシーン!」と連呼するものだから、トレーナーにもバクシンが伝染。

「とりあえずバクシンする」「拘りが無いのならバクシンしろ」といった風に会話でも使われるようになり、やがて概要にある攻略法は「バクシン教」と呼ばれるようになった。


因みに育成リソース、特にゲーム内通貨の1つである「マニー」獲得の為の周回はバクシンオー金策と呼ばれるとか。

スピード因子は何処…

欲しい因子は出ない事が多くバクシンマラソンと自嘲するトレーナーも。


スピードとスタミナが両方備わり最強に見える

ある程度ゲームに慣れ、サクラバクシンオー以外のウマ娘の育成にとりかかる頃になると、これまでのバクシン教を応用して、距離が伸びると不足しがちなスタミナを「回復スキル」で補いながらバクシンするという方針で育成するトレーナーも出現し始める。そんなかれらの前に現れたママ……もといスキルが、コーナーでスタミナを回復する「円弧のマエストロ」。

このスキルを取得し、バクシン(スピード)とマエストロ(スタミナ補助)を両立することで、ダイワスカーレットなどの目標レースがマイル~長距離戦まで幅広いウマ娘の育成にもバクシン教が応用できることが実証され、現在ではバクシン+マエストロも育成法の一つとして定着している。


再評価

2021年のGW――「ゴールデンウィーク」ならぬ「ゴルシちゃんのゴルシちゃんによるGWキャンペーンジャック」が開催され、キャンペーン内(4/30 12:00 ~ 5/10 11:59)の育成イベントで「ゴルシちゃんモード」が選択できるようになった。

このモードは、ゲーム内で貴重なアイテムと交換できる「マニー」を育成完了時に大量に獲得できる反面、育成難度が急上昇するというものだった。

通常の育成モードでも挫折するユーザーが多い中で、サクラバクシンオーの育成に集中することで多くのマニーを確保できたユーザーは決して少なくない。


バクシン教の弱点

その後、有志の検証において、以下のような仕様が明らかとなった。

  1. スピードは最高速度の値であり、レース中盤までの巡航速度には影響しない。
  2. パワーは加速力の値で、レース中の位置取り(競り合い)も加速扱い。
  3. 加速時にスタミナが消費される。よって競り合いが多くなるほど道中で消耗し、スピード値が高くなるほど終盤の消耗も増える。
  4. 「レース終盤(コースの1/3)に入った時点でのスタミナ残量」からスパートの距離が決定されるため、スタミナ残量が多いほどスパート距離を伸ばすことができる。
  5. スタミナ残量が足りない場合はスパート距離が短くなり、最高速度に到達する前に失速が始まってしまう。
  6. ラストスパート時は通常よりもスタミナ消耗が激しくなるが、根性値の育成によって消耗が低減される。

以上の仕様については、主に中距離以上のレースや対人戦で問題となってくるのだが、短距離中心のバクシン教でも無視できない事象となる(特に勝率を意識した場合)。


バクシン育成及び周回でも、バ群から出られず指定順位に入れなかったり、ゴール前で競り負けて2着というケースが偶に発生する。この原因がスピード以外を全く省みないビルドにあるとすると、

「パワー不足で競り合いに勝てずバ群に飲まれ、抜け出そうとしてさらにスタミナを消耗しやすくなる」

「元々のスタミナ不足からスパートが遅れ、最高速度も出せなくなる」

「根性が低いためスタミナ切れで粘り負けする」

というように説明がつく。

これらが影響するのは、スタミナが低いままにスピードを上げがちな育成序盤と、速度を上げるスキルが揃ってくる育成終盤。前者はスタミナトレーニングを適宜取り入れつつ会話イベントでもスタミナを上げる、後者は回復スキルを取得してレースでの相乗効果を狙う、全体としては強化したサポートカードで補うことで対策するとよいだろう。

特にサポートSRのキングヘイローはラストスパートと回復のスキルを持つ上に、完凸させるとパワーの育成ボーナスが付くので、バクシン教の長所と弱点を補うのにうってつけである(SRなので10連ガチャの最低保証によって完凸させ易いのも強み)。


バクシン教の天敵

……それはバクシン育成が推奨されるウマ娘そのものである。

適性距離も脚質も被るため、競走相手としては厄介な事この上ない。

そしてカレンチャンやヒシアケボノの実装により、バクシン周回にも因子継承やサポカ強化が重要になりつつある。


与太話

近頃は脳に与える情報やストレスが多すぎる事による鬱が問題となっており、これに対する有効な脳のエクササイズとして「」が注目されている。

これは何も考えないよう努めるというものではなく、一例を挙げれば仮想的に頭の中に空白のフィールドのイメージを設定して他の情報処理を放棄し、そのイメージの維持に集中することでハイスロットルで脳を運動させ、活動を調整する(実際に脳の血流が増加している)というようなもの。

つまりは余計なことを考えずにひたすらスピードを求めてバクシンすることで達成されるものであり、バクシン教はプレイヤーに禅と同じ効果をもたらし得る…のかもしれない。


……肝心のサクラバクシンオー本人は禅が苦手なのは内緒だ。


関連タグ

ハルウララ金策

ウマ娘の周回前提攻略法の一つ。こちらは勝敗もコンデションも無視する方法なので、「試しにやったが良心の呵責に耐えられない」という声が多数。バクシン金策も元はこのハルウララ金策に対して「効率は良いかもしれないがやりたくない」と考えたプレイヤーの間で次善策として挙げられた。

マニーの獲得効率はハルウララの方がいいのだが、バクシン金策は安定した着順によって勝利時のアイテムを稼ぎやすいのが特徴。それに加えて因子ガチャにもなるのでこちらの方が効率がいいと考えられるようになっている。但し、サクラバクシンオーは継承相性があまり良くないのであくまで副産物である。


オリョールクルージング三重クル

前者は第一期、後者は第二期の『艦これ』に於ける攻略リソース調達法。システム上、艦娘はウマ娘と異なりコンデションの悪化を口に出さないが疲労度は表示されるので、やってみると心が痛むという声も。

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