データ
※かんそうはだ:みずタイプのわざを受けるとHPが回復し、ほのおタイプのわざを受けるとダメージが大きくなる。また、天候が「あめ」状態なら毎ターンHPを回復し、「ひざしがつよい」状態なら毎ターンダメージを受ける。
※すながくれ:天候が「すなあらし」状態のとき、天候によるダメージを受けず、回避率が上がる。
※サンパワー:天候が「ひざしがつよい」状態のとき、とくこうが上がるが毎ターンダメージを受ける。
他言語版の名称
英語 | Heliolisk |
---|---|
イタリア語 | Heliolisk |
スペイン語 | Heliolisk |
フランス語 | Iguolta |
ドイツ語 | Elezard |
進化
エリキテル → エレザード(「たいようのいし」使用)
概要
『ポケットモンスター X・Y』(第6世代)で初登場するポケモン。
エリキテルの進化系であり、「たいようのいし」を使うことによって進化する。
名前の由来は電気を意味する「electricity」+トカゲを意味する「lizard」からきていると思われる。
進化したことで「太陽の光を浴びて発電する」という能力が強化され、エレザード1匹で高層ビル1つに必要な電気を作り出すことができると言われている。
その際は、エリマキを広げて発電している(ゲーム中の攻撃モーションなどで確認できる)。エネルギー枯渇が問題視される現代においては夢のような能力を持つポケモンである。
また自身の筋肉を電気で刺激することによって、100mを5秒で走るほどの脚力を誇るとも言われている(Newポケモンスナップやポケモン剣盾を見る限り、走り方は現実のエリマキトカゲのそれである)。
図鑑によれば元々は暑い地域のポケモンらしく、かつて砂漠に栄えていた国で人々にとても大切にされていたらしいが、国が滅びてしまい残された財宝と共に、カロスやガラルといった異国へ移り住んだという悲しい経歴が語られている。
余談だがくさタイプ以外で初の「たいようのいし」進化のポケモンである。
当初はそこまで注目度が高いポケモンではなかったが、隠れ特性が「サンパワー」であることが判明したことで一部ファンの間の注目度が一気に増した。
対戦におけるエレザード
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
62 | 55 | 52 | 109 | 94 | 109 |
ステータスは特攻とすばやさに優れ、天候に関する特性をもつというこれまでのでんきタイプには無い個性を持っている。
特に「かんそうはだ」はでんきタイプとの兼ね合いが非常に優秀。相性のいいみずタイプのポケモンのメインウエポンを無効化できるため、最高のみずタイプキラーとなるだろう。雨が降っているならHP回復効果に加え「かみなり」が必中になり、さらには自身も「なみのり」を覚えるため、雨パアタッカーとしても雨パキラーとしても活躍が見込める。
技の面では、他のでんき特殊アタッカーに比べるとあくのはどう、くさむすび、また先述のなみのりなども覚えるため攻撃範囲はやや広く、相性補完に優れる。タイプ一致で「はかいこうせん」も撃てるが、その際は特性「サンパワー」のダメージで相打ちになれるタイミングを狙い、隙をなくせるとおいしい。
また、じめんタイプが弱点ながらすながくれを持つ。砂パはみずタイプを弱点とするポケモンが多いため、みずタイプキラーとして投入を検討してもよいかもしれない。
ちなみにこの「はかいこうせん」(威力150)を、特性「サンパワー」(×1.5)でこだわりメガネ(×1.5)を使用し、さらにタイプ一致技の補正(×1.5)を受けると威力506の壊れ技となる。アイテムがノーマルジュエル(×1.3)でも威力は438と凄まじい。
要するに大体のポケモンを一撃で葬り去ることが可能となるロマン砲である。
しかし特性の採用率は「かんそうはだ」に偏っている。
これは「かんそうはだ」の優秀さ以外にも、「すながくれ」は砂パでメインとなりうるはがね・いわ対策として投入されるじめんタイプの技でついでに倒されがちであること、「サンパワー」は晴れ時に強化されるほのお技が「めざめるパワー」だけであり、かつ「ソーラービーム」を覚えないことが理由と思われる。
ソーラーパネルのように発電するのにソーラービームを覚えないとはいったい……
だが第8世代になって漸く「ソーラービーム」を覚えられ、「めざめるパワー」廃止の代替として「ウェザーボール」も加入。晴れパのアタッカーとしての道が開けた。
攻撃技以外にも相手の特攻を2段階下げる「かいでんぱ」、対象の使うわざのタイプをでんきタイプに変える「そうでん」等、個性的な補助技を覚える。また「へびにらみ」も覚えられ、第7世代で弱体化した「でんじは」の代わりに使うことができる。
ただしサポートに徹する場合「ぼうぎょ」の低さやギリギリ110に届かない「すばやさ」が気がかり。
アニポケのエレザード
シトロンが製作したシトロイドが彼の代わりに手持ちとして使用。63話でもブラックシトロイドが出したレアコイル対決するのにも使われた。ご主人様認識モードによるバトルではじならしを新たに使っていたが、サトシとの公式ジム戦ではフラッシュとでんじはを追加している。
- 技
ドラゴンテール、じならし、パラボラチャージ、フラッシュ、でんじは
使用トレーナー
また、現実世界でいうエリザベスカラーは、ポケモン世界では「エレザードカラー」とよばれている。
サン&ムーンでは、ポケモンセンターで治療を受けたニャビーが装着している。
ポケダンでは
ポケモン超不思議のダンジョンの「ニョロボンリバー」にて登場。
物語の関係上ここから難易度が跳ねあがるのだが、それを象徴するかのように1ターン溜める代わりに部屋全体+タイプ一致+急所に当たりやすい+タメ技ゆえの超高火力と超強化された「かまいたち」を同じ部屋に入った主人公たちに問答無用でぶっ放してくる難敵である。1発食らうだけで体力の9割は吹っ飛ぶので運が悪いと一撃で倒されてしまう(+急所率も高い)。
おまけにレベル技がORAS仕様のためレベル1の時点で高火力技を習得しており、特に「かみなり」は超危険。周囲吸収技である「パラボラチャージ」も搭載しているのでさっさと潰さないと冗談抜きで詰む。序盤で最強クラスの技ばかり放ってくる今作はいろいろおかしい。
幸い耐久力は大したことないので枝を活用して隣接し、レンケイで一気に叩けば被害は最小限に抑えられる。なんにせよ、今作が今までより難易度が高いことを身を持って教えてくれるポケモンとなったことは間違いない。
関連イラスト
関連タグ
リザード←進化後トカゲポケモンつながり。名前も似ている
ポリゴンZ←ロマン砲つながり