レース概要
チャンピオンズミーティング カプリコーン杯
場所 | 距離 | バ場 |
---|---|---|
中京 | 1200m(短距離) | 芝・重 |
コース | 天候 | 季節 |
左 | 雪 | 冬 |
有効な緑スキル
中京レース場○
根幹距離○
左回り○
冬ウマ娘○
雪の日○
道悪○
コース特徴
中京の短距離GⅠ「高松宮記念」をモチーフとしたレース…と思われるが、高松宮記念は3月に行われるため、冬という条件には合わない事もあり、一部からは2021/22年に中京で開催(通常は京都開催)される同条件のGⅢレース「シルクロードステークス」ではないかという見方がある。
初の短距離レースである。芝短距離に適性のあるウマ娘は稀少であり、☆2以下はサクラバクシンオー、キングヘイローと絶望的に少なく、因子による補強でAから始められるウマ娘もエアグルーヴ(初期C)とマヤノトップガン(初期D)、メジロライアン(初期E)しかいない。後者2名は育成で天皇賞(春)を走らされるため本番で不要な分のスタミナも確保する必要がある。
☆3ウマ娘はそこそこ実装されているが、マイルはOKでも短距離はNGというウマ娘も多く、持ち物検査めいた状況になると同時にこれまでとは顔触れがガラリと変わると思われる。
コース最大の特徴は終盤が直線のみで形成される点。アングリング×スキーミングやレッツ・アナボリック!などの「終盤のコーナー」系のスキルが発動しないため、これまでとは全く異なる環境が形成されると思われる。
環境
前述の通り終盤にコーナーが無く、また最終コーナー系スキルも中盤発動になってしまうため多くの固有が無効または効果半減に追い込まれている。
バッチリ噛み合うのはエルコンドルパサーやハロウィンクリークの固有しかないのだが、本人は短距離適性FないしGで育成で長距離も走る一方で、速度加速複合の固有は継承させると非常に弱くなるためおいそれと手を出せず、スッパリ諦めるか育成中の因子ガチャを潜り抜けるか考える必要がある。
終盤に即発動する加速スキルはおなじみ直線一気に加え、最初に上り坂があるため登山家が有効。逆に言えばこの2つしか即発動しないのだが、前者はそもそも追込が短距離で不利であることと、後者はサポカからの入手方法がライスとカフェからもらえるヒントのみということで、導入にはかなり難がある。よって大半のキャラはスプリントターボ・真っ向勝負・一陣の風・乗り換え上手といった終盤ランダム発動のスキルに頼らざるを得ず、最速発動してくれるのをお祈りするしかない状況になっている。
また、距離が短いゆえにスタートダッシュが遅れると致命傷になりかねない。地固めとそのための緑スキル及びコンセントレーションの組み合わせは今まで以上に重要視されるだろう。
伸ばすステータスは当然スピード1200とパワー・賢さ。道悪かつ終盤に上り坂があるために、距離S以上にパワーや芝Sが重要になりそうだ。スタミナを盛る必要が無くステータスには大きな差が出ないことが予想され、どれだけ有効なスキルを取れるかが勝負どころ。
短距離のチャンピオンズミーティング自体が未知数であることから、開催前より様々なウマ娘の可能性が模索されている。
- サクラバクシンオー
- ついに初心者の味方がチャンピオンズミーティングの主役に。入手のしやすさもさることながら、3位以上での競り合いが条件の逃げではほぼ発動する固有スキルや、スプリントターボを自前で覚える点も魅力的。固有の出やすい逃げ運用が基本だが、先行適性もAなのでどちらにするかは自身の編成と相談しよう。
- スマートファルコン
- 懐かしの"芝のサイレンススズカ"がついに帰還。固有の発動は「中盤の直線で後続に詰め寄られている」ことが条件だが、コーナー直後終盤手前にごく短い直線区間があるためそこで発動させられれば強い。コーナー手前にも直線があるのでそこで固有を発動しないことが重要であり、その区間で追いつかれて暴発しないようスキル面で工夫が要る。
- 以上の理由から地固め及びコンセントレーションは必須級なのだが、ファル子は道悪と逃げのコツを最初から所持しているので地固めの発動条件は楽に満たせる。初期適性も芝E短距離Bと改造はまだ現実的な範囲であり、今大会のトップメタにもなりえるポテンシャルを秘めている。
- キャンサー杯ではセイウンスカイの固有を防ぐ「蓋」の役割を期待されたファル子だが、今回はファル子がセイウンスカイの役割を担うことになるだろう。
- 水着マルゼンスキー
- 中盤での位置上げに特化した季節関係なくマイル~中距離でトップメタを張り続ける激マブなお姉さん。今回は未知の環境や固有のトリガーである回復スキルが有効になりづらいことから中距離よりは下火と思われるが、今回はセイウンスカイの代わりにファル子が飛んでいくためファル子の「蓋」の役割を担うことになると思われる。
- カレンチャン・ヒシアケボノ
- 星3排出で初期から芝短距離Aなのはこの2人だけ。どちらも先行運用が基本。カレンの固有は発動すれば強いが、中盤3位以下で追い抜きという条件を満たしにくい。アケボノの固有は一定割合の体力減少がトリガーなので、終盤最速発動させるためにはスタミナ調整が必要であることに注意が要る。どちらにしても、キャラの選択肢が少ない中で適性改造が必要ない点が大きなアドバンテージになることは間違いない。
- オグリキャップ
- キングヘイロー
- みんな持ってるもう一人の芝A短距離A。なのだが、中距離を走らされる難しい育成シナリオ、発動しづらい固有、覚醒で覚える電撃の煌めきも終盤速度スキルであり恩恵が少ないと素の状態ではあまり強力とは言えない。もし使うなら、差し用の他スキルで補強してあげよう。
- 通常エアグルーヴ
- チーム競技場でも短距離でお世話になることの多い女帝。改造は比較的簡単な短距離Cであり、通常版固有は先行でも逃げ先行過多の環境では発動しやすい。基本的に短距離の差し追込はバ群に埋もれるため不利になる傾向があるが、エアグルーヴなら覚醒で覚えるレーンの魔術師で対策ができるため、差し枠なら無難な選択肢に入ってくるだろう。
- カワカミプリンセス
- 発動率の低い固有と残酷な成長率であまりにも有名だが、今回は短距離Dである上に育成オークス勝利で登山家を確定入手できるのが注目ポイント。固有の競り合い条件も短距離なら比較的満たしやすいと思われる。差しでないと覚醒スキルの昇り龍が発動しないことに注意。
- ナリタタイシン
- 直線一気の上位スキル迫る影の持ち主であり、その強さはマイルと長距離で証明済み。追込は短距離では不利かつそもそも短距離適性Fで天皇賞(春)を走らされるが、固有が最終コーナー発動の速度スキルなので完成さえすれば速度を保ったままスパートに入り更に「迫る影」で加速する、マイル以降のゴルシやライアンのような活躍が見込める。とはいえ迫る影の加速だけでは心許ないので、芝Sや登山家は欲しいところ。
- 通常エルコンドルパサー・ハロウィンスーパークリーク
- 終盤で有効に発動する固有スキルは現状この2つ以上のものは無い。エルは短距離F・クリークは短距離Gと魔改造必須なので本人で戦うのは難しいが、短距離がB以上あれば固有の強さで他の短距離Aと戦えるレベルには持っていける。
- エルに関しては順位条件が2位以上とかなりシビア。先行でもまず発動せず、かといって適性Eの逃げで運用するのも好ましくない。その点クリークは4位以上かつ前方1バ身以内にウマがいることが条件なので先行向きであり、初期Gの短距離適性をきっちり仕上げたクリークは十分脅威になり得る。それができるトレーナーがどれだけいるかは未知数だが。
- 継承させる場合は逃げウマへの継承が基本だが、複合型のため単体では効果が大幅に減ることに注意が必要。この2つ同士や他のスキルを組み合わせれば欠点を補い合える可能性がある。