当記事は本作品におけるメインストーリー第2部のネタバレが含まれています。
プロフィール
概要
ランファはCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
メインストーリー第2部より登場する。
無印版では登場しない、Re:Diveの新規キャラクター。
人物
ギルド【レイジ・レギオン】に所属する少女。種族は魔族と言われている(第5章第4話におけるセリフから)が、角や翼はどちらも左半身にしか付いてない。
たどたどしい言葉で話し、性格は陰気かつ臆病な様子で、カリザ曰く「陰キャ極まってる」。しかし必要とあらば対象の命を奪うことさえも厭わない冷酷な一面もあり、現状は完全な敵対勢力として描かれている。
ただしアゾールドによるとランファの心根は優しいようであり、自身もギルドメンバーからも戦いには向いてないとされることから、彼女の冷酷な一面はあくまで【レイジ・レギオン】の目的達成や、自身の身を守るための行動であることが窺える。
霊感体質であり、常に「シャドウ」の亡霊のような声に悩まされている。そのため「静かな場所がほしい」ということがランファの「願い」となっている。
また、「あちら」では誰とも仲良くできなかったとのこと。
歌によるブレス攻撃を得意としており、鉱物からなる「竜牙兵」を召喚したり、対象をヒスイなるもので石化させるといった鉱物系の魔法を扱う。
彼女が生み出す竜牙兵は、エリコの斧を弾き飛ばすほど固く、プリンセスフォームでないと倒せないカリザの強化魔物ほどではないものの、【トワイライトキャラバン】が力を合わせてようやく1体を倒せるレベルの強敵。また、アゾールドの「万能人形」ほどではないが、こちらもある程度多数の個体を召喚できる。
ギルドメンバーの中でも同性であるミソラとは特に仲が良く、彼女が自分のことを「友達」と思ってくれていることを嬉しく感じている様子。
本編での動向(ストーリー)
第2章第4話にて、夜中のランドソルを出歩いていたシーンが初登場。同章ではメインで登場する。ぶつかってきたチンピラにガン飛ばされるが、ランファの魔法によって殺害されてしまった。
その後、飲食店を飛び出し迷子になってしまった幼児状態の主人公を発見。ランファの言葉を聞き入れて泣くことを止めた後、コッコロが駆けつけたことで一触即発の事態はその時点だと避けられた。
ただその数日後、ランファは自身の「願い」のためにランドソルを上空から襲撃。鉱物から「竜牙兵」を生み出してけしかけた。
第11話では、その竜牙兵の石化ブレスで【美食殿】および【トゥインクルウィッシュ】の面々を「ヒスイ」に変え石化させかけるが、ただ一人コッコロだけは主人公がかばったことで石化から逃れる。その時点だと彼女はまだ心に迷いがあったが、主人公や仲間達が絶体絶命の危機に瀕した事で、「この先にどのような未来が待ち受けようと決して逃げない」「仲間達と共に『あちらの世界』へ戻り『あちら』でも主人公に尽くす」という誓いを彼と交わす。
それによって「条件」を満たしプリンセスフォームへと変身。「オーロラ・サンクチュアリ」で石化の浄化および竜牙兵を一掃されたことで形成が逆転し、アンナとナナカの合体技で吹き飛ばされた後、撤退した。
なお吹き飛ばされた際に意図せずとも主人公を胸で抱きとめた結果、彼に対して母性を発揮するようになってしまった。
第5章第4話では、「七人目」の七冠と噂されているホマレと接触。交戦した後に退こうとするが、予め仕込まれていた空間跳躍を妨害する結界によって逃げることができず、彼女から大きなダメージを負ってしまった。
第6章ではミソラやカリザと共に「オーエド町」へ潜入。
自身の歌魔法とミソラの洗脳魔法装置の合成魔法によって主人公の夢の世界に入り、彼に対して「初めての育児マニュアル」で勉強した子育てを実践した。しかしその手際は余りにも不器用であり、膝枕ですらまともな頭の乗せ方をするのにかなりの時間を要した事で、コッコロからきつくダメ出しをされてしまった。
そして夢の世界から脱出した際、「お詫びの印」としてミソラが先回りして質屋で買ったソルオーブを主人公に渡して退散した。
第7章第8話で語られるラジラジ戦では、彼のプリンセスナイトであるダイゴの相手を担当していた模様。
第8章にも登場。誓約女君クリスティーナや変貌大妃ネネカをミソラ(と彼女の背後に控えているエリス)が捕らえたことで、アストルム内にいる残りの七冠となる迷宮女王ラビリスタと覇瞳皇帝を狩るべく、ゼーンを拠点に残してランドソルへと赴いた。
第9章にてランドソルへやって来た際は、陽動役として何処を襲撃しようか迷っていたが、偶然【カルミナ】のライブの音楽が聞こえ、そこへ立ち寄る。しかしランファは【レイジ・レギオン】メンバーとして指名手配されていたため、【王宮騎士団】第2部隊が駆けつけたことで注目の的になってしまう。
更にライブを見たいファン達が考え無しにブーイングを飛ばした事でランファの怒りを買ってしまい、ヒスイに変える歌魔法を使用。しかしこれは【カルミナ】が自慢の歌で相殺。ランファも同じく歌を歌う者として彼女達の歌を称賛した。
その後ランファも更に竜牙兵を召喚して応戦するが、そこにダイゴが彼女の対抗手段として現れ、ラジラジの件での因縁の対決が始まる。
ただ、ダイゴの暑苦しさに堪えられない事もあったのか、ランファはその場から撤退しようとする。ラジラジ奪還の重要な手がかりとなる彼女を逃してしまうことにダイゴは悔しがったが、それに呼応するかのように彼の固有能力である「結界」が偶然発動。またしても逃げることができなくなった後、ランドソルへ帰還したコッコロ・ユイも【カルミナ】と合流し、「レギオンウォー」と呼ばれる戦争が幕を開けた。
なおダイゴはユイ達がラジラジと一緒じゃない事に焦り、一人で彼を探しにどこかへ行ってしまった。
決戦後にはチカに手を差し伸べられ、躊躇しながらも降伏と和解に同意する。しかし直後にミソラが本性を表しエリスを召喚、レイジ・レギオンとの袂別を宣言すると彼女と親しかったランファは大いに狼狽していた。
友人であった彼女の狼藉を止めようと詰めよると、困惑して攻撃こそしなかったもののミソラには聞き入れて貰えず、アゾールドによって(エリスに配下の魔物を瞬殺されてなお挑みかかろうとしたため)気絶させられたカリザを託されると彼と共にレイジ・レギオンの本拠地へと逃される。
その後は復讐を誓うカリザに置いていかれ、ひとり本拠地で悲しみに暮れていた。しかしその孤独の中で「静かな場所が欲しい」という願いは実質叶ったようなものである事に気づきつつも満たされるどころか寂しさを募らせている事を自覚。そしてある事から怒りランドソルを破壊しようとするミソラのもとへ駆けつけ、主人公たちと共闘し彼女と敵対してまで食い止める事を選んだ。この時に主人公のプリンセスナイトの力による強化も受けていた。
ただしランファとしては彼女と敵対するつもりはなく、裏切られてなお未だに友人と思っており、ミソラの凶行を止めるべくきちんと話をしたいと思っている。
そしてミソラを助けるため、エリス一行を止める為に主人公たちへの全面的な強力を約束し正式に味方となった。
ミソラを追うため同行こそしなかったものの、ペコリーヌ達から拠点に来る事を誘われておりキャル達にも彼女の仲間入りは歓迎されている。
レギオンウォー
天稟の才と過敏な感覚に懊悩する、幽寂の歌姫。
争いは好まないが、願いと仲間のため奮戦する。
2021年8月17日に開催となる特別イベント「レギオンウォー」ではボスエネミーとして登場。
45兆のトータルHPを持っており、「詠唱を使った行動停止系のスキルを持つ」「竜牙兵は強力な毒ダメージを与えてくる」と紹介されている。
カリザと同様にマルチターゲットを持っている。また4人のボスの中で唯一の魔法攻撃キャラであるためタマキの攻撃が通りやすい。
ユニオンバーストによる「結晶化」は行動不能+持続ダメージ+バリア貫通に加え一度発症すると18秒経過もしくはHPが全快するまで解除不能とかなり厄介だが、水着ミフユより後ろのキャラには通常攻撃以外はUB含め一切届かないという致命的な弱点が存在するため、対策さえすれば4人のボスの中では倒しやすい方となっている。
フェス限定の強力なサポータープリンセスコッコロも射程外のラインにいるため、彼女を基準に編成を組む人が多いようだ。さらに言うとコッコロはアドバンス効果対象な上に、プリンセスコッコロはUBによる継続HP回復のおかげで結晶化しても解除までのスピードを早めてくれるため、ストーリーでの描写通り対策になりやすい。
アドバンス対象は【カルミナ】の3人に加えコッコロ・ユイとかなりサポート寄りであるが、マルチタゲ適正が高くUB範囲外で火力を出せるプリユイが対象である点が大きい。また先日実装された水着ノゾミも対象であり早速活躍する…と思われたが、水着ノゾミの配置はプリコロ辺りよりも前であるためランファのUBで結晶化してしまう。使う場合は何かしらの対策は必要。またアドバンス対象ではないが、ネネカを入れる場合は分身のみがUBの対象になる点に注意。ただしこの場合は分身を出し直せばすぐに復帰する。
配置による弱点のおかげもあり、トータルHPも開催時点ではカリザに次いで削られている。
カリザの完全討伐完了後はアゾールドと人員を二分気味であったものの、やはりバーストダウンの差で人数が偏り出したのか、カリザ完全討伐時点でおよそ85%程度だったHPは翌日19日深夜(約20時間後)には35%程度まで削られていた。さすがに午前にかけてはややペースは落ちたものの、8月20日13時15分頃には完全討伐が達成。カリザに続き二番目に倒されたメンバーとなった。
初戦時はバトル前に【カルミナ】の3人・コッコロ・ユイとの会話が入るが、いつもより強力な強化が彼女達に入った場面を見て「彼からの、強化…羨ましい…」と零したり(ツムギ:あ、あげませんよっ?)、「独り占めは、よくないと思うの…彼のお世話とかも…」と主人公をお世話したいという願望を覗かせた事で、対抗心を燃やすコッコロとのママ対決にいつの間にか方向転換してしまっている(ツムギ:ええっ!?そんな勝負だったんですかーっ!?)。
またバトル開始の演出で竜牙兵が咆哮する時、よく見ると耳を塞いでいる。そのため竜牙兵のうるささまではコントロールできないのかもしれない。戦闘の際はそういった「うるさい」ものが発生する事がランファは闘いが苦手とされる要因の一つなのだろう。(完全討伐された時も戻って来たダイゴから逃げる様に去っていった)
余談
上記の主人公に対して母性を感じ取ったエピソードによって、第2章後半の公開直後からプリコネRの新たなママとして一部のプレイヤーから早くも注目された。
敵対勢力ながら現在もミソラと共にプレイヤーからの人気は高く、一部のプレイヤーからはプレイアブル化も希望されている。
また上述のレギオンウォーが開催された際も特に彼女に対しては「殴りたくない」・「戦うのが心苦しい」という声が多く見られ、先に完全討伐されたカリザの時は恨み晴らしたりといった雰囲気であった事に対し、彼女が2番目に完全討伐された際は「殴ってごめんなさい」など悲しみの声で溢れていた。中には初戦時の会話イベントだけを回収して本当に一度も攻撃しなかったプレイヤー達も居る模様。
メインシナリオ第2部9章ラストでは主人公達やカリザと共に撤退に成功し、ミソラやスポンサーだったエリスとも袂を分かつ事となった。エリスは主人公とユイ以外はどうなっても良いと考えているため今後も彼女らと本格的に敵対する事になると考えられる。更にランファはミソラをまだ友人と考えているため、(敗北後に和解した事もあり)彼女の凶行を止めるべく主人公たちと共闘する事になると思われる。このためプレイアブルとしての実装の可能性が一層高まっている。
そして前述の通り味方になる事を約束したため、プレイアブル化が本格的に期待出来る状況となった。なお同じように元敵だが味方となり、プレイアブルに至った例としてクレジッタ・キャッシュが存在する。
関連イラスト
関連項目
プリンセスコネクト!Re:Dive / レイジ・レギオン(レギオンウォー)
ゼーン / カリザ / ミソラ / アゾールド…同じギルドに所属。
プリコネママ四天王…同じくプレイヤーからママ呼びされる人々。