演:英玲奈
「あんたの秘密、バラしたろ?」
「あたしに逆らったらこの写真ばらまくとね?」
「やっぱりお姉ちゃんは…本物の悪魔よ~っ!!」(早苗の悪女ぶりに嘆く早輝のセリフ)
概要
『炎神戦隊ゴーオンジャー』第34話に登場した、ゴーオンイエローこと楼山早輝の姉。(ちなみにこの回の題名は「悪魔ナオンナ」だが、まさにタイトル通りである。)
ゴーオンジャーの男性陣ばかりか大翔、果ては古代炎神さえも魅了される程の美しい容貌を持つが、非常に自己中心的かつ狡猾な性格をしており、幼少期から早輝の弱みを握って様々な酷い仕打ちを与えてきた(かくれんぼでわざと見つけずに夜まで放置するなど)。ゆえに、早輝は彼女のことをガイアーク以上に恐れている。
ゴーオンジャーの男性陣を散々たぶらかし(特に軍平を狙っていたが、彼は早苗を何とか説得しようとした)、拠点であるギンジロー号を勝手に売却してその金を持ち逃げする。最終話では早輝の給料を騙し取ったことが発覚した。が、いずれも何の報復も受けていない。
余談
早苗を演じた英玲奈女史は仮面ライダーカブト第12話でミュスカワームに擬態された女性・由香里を演じていた。
後に仮面ライダーOOO第23、24話にて仮面ライダーバース/伊達明の幼馴染であるゲストキャラクター・佐倉優美も演じているが、そちらは『人柄は良いが、美貌を持つ傲慢な妹からは軽んじられている姉』という早苗とは全てにおいて真逆な人物である。しかし劇中でヤミーに憑依されて美貌へ固執した際には、早苗を思わせる高飛車ぶりをみせていた。また、優美は最終的には伊達の説得と仲裁によって本当に改心し、妹とも和解できた。この点が早苗と最大の違いである。
関連タグ
モンスターより人間の方が、生々しくて怖い……2022年のスーパー戦隊シリーズ作品にて発せられた人間に対する皮肉が効いた台詞であるが、まさに早苗にも当てはまるものであろう。
スカッとジャパン・スカッとする話・怨み屋本舗:この作品に出ても全然違和感がない。特に怨み屋のドラマ版の主役は4年前の戦隊イエローが演じている。
スーパーヒーロータイム
イリエス:10年前の戦隊に登場した、銭ゲバな姉繋がり。彼女もかつての仲間を貶めるなど狡猾な行為を繰り返したが、弟への愛情は本物の為、まだ姉としてはマトモである。
桜田リカ:4年後の戦隊に登場した『初期メンバーの実姉』及び『視聴者からの印象がとても悪かった』という共通点があるが、早苗と違って最終的には視聴者からの印象回復には成功している。
長田道子:特撮作品における悪質な一般人つながり。ヒロインの一人である長田結花の義理の姉妹でありながら結花に対して陰湿な仕打ちを与えていた。しかもその動機は「両親の愛情が結花に移るのが嫌だったから」という狭量なもの。 こちらは一応、オルフェノクに覚醒した結花の手により葬られるという制裁を受けている。……もっとも、『555』の作中には早苗のように何の制裁も受けずにいるタチの悪い人間も登場しているのだが。