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センシティブな作品

特異点(Fate)

ふぇいとのとくいてん

ここではゲーム『Fate/Grand Order』のシナリオ、及び同作に登場する用語としての「特異点」について述べる。

科学用語としての特異点は⇒特異点へ。

シナリオについて

Fateシリーズの原作者である奈須きのこ氏が全面監修。

本編シナリオは、第1部は奈須氏、『Fate/Apocrypha』の東出祐一郎氏、『Fate/Prototype蒼銀のフラグメンツ』の桜井光氏が執筆。

第1.5部からは型月スタッフの1人で『ファイヤーガール』の星空めてお氏と、『プリズマ☆イリヤ』のアニメの脚本を手掛けている小説家の水瀬葉月氏が参加しているが、具体的な担当は現状未公開。

第2部は現状、3章が『Fate/Zero』の虚淵玄氏、6章が奈須氏の執筆であることが明かされている。

イベントや幕間は虚淵氏以外の上記に挙げた面々の持ち回りとされているほか、コラボイベントにはその原作者が参加している。

用語としての「特異点」

地球環境モデル『カルデアス』を通して存在が確認された、大小様々な本来は存在しないはずの過去。

通常なら、たとえ過去改竄を行ったとしても、例えばそれが1人2人の人間の行く末を変化させる程度の歴史介入であれば、人類史の流れは変わらない。(これを「微小特異点」と言う)

しかし特異点に関しては、それが当てはまらない。つまり、人類史の舵取りそのものを変えてしまう歴史介入と言える。

そしていくつか存在する特異点はどれも人類史の焼失の原因とされているのが大きな問題点であり、歴史への影響度によってランク分けされている。

カルデアはここにレイシフトによって潜入し、歴史介入の原因(主に犯人が持ち込んだ聖杯)をその時代から除去することによって歴史の修復を試みる。

この「人理定礎」が完了した後、該当する歴史は"なかった事"にされるため、特異点は人類史から離脱した異世界と化し、やがて自然消滅する。

ちなみに人理定礎完了後の特異点で好き勝手しても人類史に影響を与えることは一応はない。

とはいえ、歴史改変レベルの大事件や大事変を起こした場合はそれを基点として再度特異点化することがある。例えば、あるサーヴァントの幕間の物語ではそのサーヴァントが興が乗り過ぎるあまりやり過ぎてしまい、歴史が一部狂ってしまうという珍事があった。

ちなみに特異点は場合によっては自然消滅して何も残らなくなるが、聖杯が絡んでいる場合はもし特異点を修正して聖杯の欠片であっても回収できれば、カルデアは大量の魔力リソースを補充できるため、本来ならば放っておいても人理に影響を及ぼさない微小な特異点であってもエネルギー確保手段として解決に乗り出すこともある。

第2部では、アトラス院の魔術師による代替手段を用いたレイシフトが実現。

地球が白紙化されている状態でも特異点観測は可能な模様で、人理を再修復した際に特異点が残っていれば後々大きな脅威になりうるため、異聞帯攻略の合間に発見された特異点への解決手段として使用されたのが始まりであった。

しかしながら事態はそれにとどまらなかった。カルデア陣営にとっての当面の目標である異聞帯攻略と密接に関わった事件が発生したことで、第2部の時系列の活動においてもレイシフトは、カルデア陣営にとって必要不可欠な手段としての価値が生まれてきたのである。

ちなみに、これら特異点にレイシフト出来るのは基本的にレイシフト適正を有したマスターのみである。これはサーヴァントそのものがレイシフト適正が低く、特異点に外部から干渉する力を持たないが故である。(人理の守護者である英霊が、人理に影響を与えてしまわないためのセーフティーとも受け取れる)

ただし例外もある。例えば人理に影響しない微小・亜種特異点は(人理に影響しないという)許容性によってサーヴァントのレイシフトを受け付ける。また特異点であっても、極めてその特異点と相性の良いサーヴァントはレイシフト出来ることが有る他、レイシフト適正者を依り代としたデミサーヴァントは(同時にマスターであるとも言えるため)マスター同様にレイシフトできる。

一覧

タイトルは「漢字2文字の単語を3つ組み合わせた6文字」+地名の形が基本で、期間限定イベントに関しても同様である。(例外もある

2部以降では「漢字3文字の単語を2つ組み合わせた6文字」の形も増えてきている。

序章以外の特異点には「副題」が付けられている。

第1部

Fate/Grand Order -Observer on Timeless Temple-

黒幕が仕掛けた聖杯によって発生した7つの特異点を修復することを目的としている。副題は各章のキーパーソンになっている。

アーケード版については当該記事参照。

第1.5部

Fate/Grand Order -Epic of Remnant-

第1部とは異なり、形成されるのは「亜種特異点」と表記されている。

こちらの実態としては歴史のどこかに据えられながらも現在まで侵食が伸びているという特徴があり、特異点と後述の第2部の異聞帯がハイブリッドされているような状態が特徴となっている。

※『Fate/EXTRA-CCC』との期間限定コラボイベントだが、1.5部の一つとしてカウントされている節がある。

第2部

Fate/GrandOrder -Cosmos in the Lostbelt-

メインの舞台となる似て非なる世界については異聞帯を参照。

白紙化した地球であり得なかったはずの"特異点"は断章の舞台として登場。

イベント

こちらでは舞台が「微小特異点」となっている場合が多い。

詳細はFate/GrandOrderのイベント一覧を参照。

その他

  • 特異点X-2

路地裏ナイトメア』帯文にて奈須きのこ氏が言及したが、詳細は不明。

特異点ではなく特異「店」。コンビニエンスストア・ローソンとのコラボ企画。ゲーム内イベントではなくリアルイベントである。