概要
テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニングテーマ。
作詞:渡辺翔
作曲:渡辺翔
歌:ClariS
ClariSの歌う爽やかな曲調が特徴的な曲。
…なのだが、虚淵玄脚本という不安の種が第3話で現実になり、実はダークで鬱々としたアニメであることが判明したため、長らくOP詐欺呼ばわりされていた。
おまけに、主人公の鹿目まどかがいつまでも変身しないことを始めとし、OPアニメーションのシーンがちっとも登場しないことも詐欺っぷりに拍車をかけていた。
しかし、伏線と示唆と裏設定に満ちた本作においては、このオープニングにも何らかの意味があるのだろうと考察が進められていた。
※以下は、第10話以降のネタバレを含みます。
歌詞の意味
第10話では、OP無しで本編が放送され、最後に第1話冒頭のシーンに戻って暁美ほむらの独白が流れた後、本曲がエンディングテーマとして流れるという構成になっている。
すなわち、本曲が何度同じ時間を繰り返しても鹿目まどかを守ると決意した暁美ほむらの象徴として扱われており、そこで初めてその隠れた意味に気付かされたファンも多い。
最終話では、ほむらがまどかとの新たな「交わした約束」を胸に魔獣たちと戦うシーンの終幕として、再びエンディングテーマとして流された。ここではアニメーションが流れず、一面が白背景となっている。
なお、歌詞そのものはシナリオの展開を考慮せずに作られた(作詞家へのインタビュー)。
制作スタッフは歌詞のあまりのシンクロぶりに驚愕したという。
オープニングアニメーションの謎
OPアニメーションは、虚淵玄の発言により本編とは無関係であることが明かされた。これにより、「なるたる」のように、詐欺と見せかけて本編を再現したものではなく、虚淵氏の脚本を隠蔽するためのミスリードであったことが確定した。
まどか変身シーン
まどかよりも若干大人びた全裸の女性がまどかの額にくちづけし、まどかが魔法少女の衣装に変化していくという展開。
この女性は何者なのかが議論の対象となっており、未来のまどか説、鹿目詢子説など様々な説が出された。実際は無関係だったが、強いて言うなら女神まどかの暗喩という説が有力である。
なお、このシーンには背景にまどか文字が書かれており、潰れて読みづらいながらも解読班によって解析の対象になっていた。
黒猫
後半でまどかが抱えている黒猫の正体も長らく謎であり、キュゥべえと同じ魔法の使者説、暁美ほむらの正体説などが出された。
アニメ誌の表紙にほむらと共に描かれていたことから、特にほむらと何らかの関係があるという説は根強く存在し続けた。
これもまた無関係だった上、虚淵もコンテが上がるまで存在を知らなかったという。
この黒猫はBD/DVD第1巻限定版のドラマCDでエイミーと名付けられて登場(声:新谷良子)、第10話1周目のまどかの運命を決定づけるキーキャラクターとなった。
雑誌インタビューによれば、エイミーはまどか役の声優・悠木碧の飼い猫の名から取られた名である。
当初ファンによる通称だったが、ドラマCDでの登場に際し正式に命名された。
セクシーまどか
Aメロでまどかが魔法を失敗する回想が流れるが、その中に1コマだけうっかり下着姿になってしまったまどかが登場する。
本作においてお色気シーンは極めて貴重であるため、まどかファンからは密かな人気を呼んでいる。
もちろん、本編にこんなシーンは1秒たりとも存在しない。
風船まどか
同じく魔法失敗シーンで登場する、体が風船のように膨らんだまどか。
こちらも本編には登場しないが、『魔法少女まどか☆マギカポータブル』でまどかの技として登場する。→パニエロケット
全員集合
OPラストでは魔法少女が塔の上で全員集合する一枚絵が表示される。
当初は鹿目まどか・巴マミ・美樹さやかの3人だけだったが、第10話以降、暁美ほむら・佐倉杏子が追加され、本来の意味で全員集合することになった。
アレンジ
本編第6話にて、杏子がプレイしていたダンスゲームでユーロビートバージョンが流れる。
この他、ルミナスのカップリングにオーケストラアレンジが収録されている。
ユーロビートバージョンはマギアレコードでもゲームセンターのBGMとして使われている。
劇場版
オープニングテーマは前編・後編ともにルミナスに変更された。
前編冒頭でまどかが聴いているCDもルミナスに変更されているが、杏子がプレイしているダンスゲームの曲目はそのままである。
後編・第10話ED相当箇所では、本編同様コネクトが1番のみ流れる。
アニメーションもほぼ同じだが、まどかが魔法を失敗するシーンが全てメガほむが時間軸をさまようカットに差し替えられている。これは、前述のミスリードを誘導する必要がなくなったためと思われる。
また、最後の集合はほむら・まどかのツーショットである。
また、エンディングではオーケストラアレンジVer.が2番のみ流れる。
ここには魔法少女達のシルエットとともにまどか文字によるメッセージが流れているが、DVDなどで検証の機会が必要でありまだ内容は不明。
その他
東日本大震災応援ソング
力強く前向きな歌詞から、同時期に起きた東日本大震災の被災者応援ソングとしてニコニコ動画で使われるという意外な展開をみせている。
音楽ゲームに収録
2015/07/28現在5機種収録。
- jubeat copious
- DanceDanceRevolution X3 VS 2ndMIX(※2015年バージョンではプレイ不可)
- pop'n music 20 fantasia(※ラピストリアではプレイ不可)
■それ以外の音ゲー
大人の事情でClariS歌唱ではなく、一部機種以外はカバーとなっている。
(※maimaiは本人歌唱であり、家庭用を含めると場合jubeat plusも本人歌唱)
なお、DDR制作チームの公式ブログで2011/6/24の記事から、X3vs2ndMix稼働前から半年では、本曲への収録は既に確実視されていた(ただし先行稼働まで、この以上の公式情報が出ない)。
ポップンでの曲コメントは「ボクと契約してこの曲を選んでよ!衝撃のあの曲が登場だよ!」。
担当キャラクターはCS14(マジックナイト)衣装のニャミ。魔法少女つながりだろうか。
ちなみにロケテ版ではミニッツが担当していた。
ちなみに、アニメ版でDDR(風の筐体)、更に漫画版で前述3ゲームの旧筐体が登場するシーンがある。
第6話で杏子がプレイしているゲームで流れている曲「コネクト ゲームインスト」のアレンジを担当したのはbeatmaniaIIDXにも曲を提供しているNIHILISTICA氏によるもの。
さらに漫画版に前述3ゲームの旧筐体が登場した理由は、漫画版まどか☆マギカの作者である、ハノカゲ氏が音ゲーマーだからである、と噂されている。
曲データ
アーティスト名 | ClariS (maimaiのみ本人歌唱。その他機種は名義なしだが、下記参照) |
---|---|
BPM | 175 |
jubeat難易度 | BASIC | ADVANCED | EXTREME |
---|---|---|---|
レベル | 4 | 6 | 8 |
ノーツ数 | 207 | 317 | 570 |
DDR難易度 | BEGINNER | BASIC | DIFFICULT | EXPERT | CHALLENGE |
---|---|---|---|---|---|
シングル | 2 | 4 | 8 | 12 | 7+ショック |
ダブル | -- | 4 | 8 | 12 | 8+ショック |
ポップン難易度 | 5ボタン | NORMAL | HYPER | EX |
---|---|---|---|---|
レベル | 12 | 14 | 23 | 31 |
これら全てBEMANIシリーズのカバーは2B-Wavesと思われる。(MAIとHARUKAのユニットで、ギタドラの「衝動がえがいたどうしようもないストーリー」「群青と流星」の二人。)
しかし、MAIとHARUKAは確定だが、2B名義となると、PON作詞、96作曲,ギターになるので2Bとは言い難い。
ちなみに曲はアニメと一緒だが、歌い出しが異なりCD音源をアニメサイズにイメージした編曲になっている。
jubeat plus難易度 | BASIC | ADVANCED | EXTREME |
---|---|---|---|
レベル | 2 | 6 | 8 |
なお、iOS・Xperia向けアプリ「jubeat plus」には、本人歌唱分も配信が行われている(カバー版も別パックにて配信)。曲構成はカバー版と一緒だが、譜面は全く異なる。
太鼓の達人難易度 | かんたん | ふつう | むずかしい | おに |
---|---|---|---|---|
レベル | 3 | 3 | 3 | 5 |
こちらもアニメサイズだが、編曲の方は完全にオープニングを意識したテイストになっている。
maimai難易度 | EASY | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER |
---|---|---|---|---|---|
レベル | 2 | 4 | 7 | 8 | 10 |
先程の通り、本人歌唱。ただ違うのは、アニメサイズではなく、ダイジェスト編集(?)[過去のBEMANIなどのカバー同様、イントロ⇒歌⇒アウトロ で終わる。]
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そして2022年、とあるネタとの不慮の(?)合体事故によって
とんでもない風評被害を負う羽目になった(リンク先閲覧注意)
・・・・・・・・わけがわからないよ