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ゼノス・イェー・ガルヴァスの編集履歴

2022-07-30 17:13:01 バージョン

ゼノス・イェー・ガルヴァス

ぜのすいぇーがるばす

『ファイナルファンタジー14』の追加ディスク「紅蓮のリベレーター」のキーパーソンとして登場するNPC

プロフィール

種族ガレアン族
性別男性
年齢26歳
出身地原初世界 ガレマール帝国
所属ガレマール帝国軍第XII軍団
階級軍団長
声優鳥海浩輔

概要

ガレマール帝国軍第XII軍団軍団長にして、二代皇帝ヴァリス・ゾス・ガルヴァスの息子。

皇位継承権第一位。


自他ともに認める生粋の戦闘狂にして破綻者。

彼にとっての「戦い」とは悦楽であり、唯一の生き甲斐であり、ただ一つの関心事である。

逆に言えば戦闘以外にはほとんど興味を示さず、いつも退屈そうな様子が見られる。


軍団を率いる長の地位にこそあるが、平時では軍の指揮や支配地域の統治にも関心はなく、彼にとっては自身の欲を満たすための道具でしかない。ドマの反乱を鎮圧したことでその名が広まったが、自身で統治することなくヨツユを代理総督に置いて去っている。

「新生エオルゼア」にてガイウス・ヴァン・バエサルが消息不明となった後にアラミゴ準州総督に就任したが、こちらでも統治には無関心。


その戦闘力は作中最強クラスであり、過去数多の蛮神を討滅してきた光の戦士であっても、当初は足元にも及ばなかった。


性格

極めて冷酷、かつ残忍。そして無感動。

「戦い」には絶対的なこだわりを持っており、邪魔するものは敵味方を問わずその場で処分する。

戦線では最高指揮官にあるにも関わらず、積極的に前線に出て自ら剣を振るう。多勢に無勢を最大効率で駆逐する事のみを追求し続け、敵の絶望を煽り、逆鱗に触れ、より強い敵に仕立てた上でそれを殺す。

だが、ただありきたりに虐殺を楽しんでいるという訳ではなく、ひたすら己の技を試すという行為を繰り返しているだけである。それすらも彼にとっては退屈な作業に過ぎず、己が命を賭けて戦うに値する相手と出会う事のみを希求している。


その絶対的な強さに心酔する者は多いが、他者に対してかける心を持ち合わせておらず、興味を抱く事はない。

底なしの憎悪を「陳腐な感情」と見なすなど、およそ人の機微を知る事はない。


装備

[FFXIV]ゼノス 紅蓮落書き

武器はドマ制圧時にドマ反乱軍が使っていた「」。

反乱軍を狩り尽くしてもなお「退屈だ」という感想しか述べなかった彼だったが、偶然目にした刀に思う所があったらしく、以後使うようになった。それ以前は帝国式のガンブレードを使用していた。

ただしあくまでも「狩りの道具として都合がいい」というだけであり、刀それぞれに愛着などは持っていない。そのため、戦闘中いつ刀が刃こぼれしたり折れたりしても良いようにリボルバー型の鞘に複数本の刀を差して持ち歩いている。

「紅蓮のリベレーター」では「風断」「雷切」「アメノハバキリ」の三振を所有しており、これらを組み合わせた剣技「秘剣風雷妖」を用いる。また、周囲の敵を吹き飛ばす「圧縮剣気」という技を多用し、ゼノスを代表する技となっている。


DFFACに参戦

FFシリーズのキャラ達が共演するディシディアファイナルファンタジー(アーケード)にアップデートキャラとして2019年3月26日に参戦。(NTでは4月11日解禁)

FF14のキャラではヤ・シュトラに続いて2人目であり、ヴィラン側としては初参戦となる。


3種類の刀を使い分けるキャラで、装備している刀で技が変化。3種類の刀でそれぞれEXスキルを一度ずつヒットさせると強力な攻撃を発動可能。

さらに専用のEXスキルゲージを持ち、自動で増加しないかわりに特定の攻撃を当てることでゲージが増加する。これにより高頻度でEXスキルを連発できるキャラとなっている。


「光の回顧録」書き下ろし「その掌が血に染まるまで」

14歳のゼノスを描いた短編。


母は彼を産んでほどなく病死しており、他に兄弟はいない。

外征と宮廷闘争に明け暮れる父と顔を合わせる機会もほぼなく、自分を世話する従僕からは人の知性を感じられず、魔道装置と同じくらいに無機質な存在と見なしていた。

天賦の頭脳ゆえに知識の吸収は目覚ましかったが、教育係の学識者者連中よりも書物の方が「話し相手」に相応しいとすら考えていた。


未来の三世皇帝と目される中で退屈な日々を過ごしていたが、14歳の時、ヴァリスの差し金によってはじめて剣術の稽古を受ける。指南役は帝国に敗北し併呑されたコルヴォ地方出身の剣士だった。

剣士は家族を人質に取られており、やむなくその剣技を披露する。祖国を滅ぼされ同胞を殺された憎悪をもって皇太子を打ち据えるという、およそ敬意など存在しない仕打ちであり、自暴自棄気味にいずれ隙を見てゼノスともどもヴァリスを暗殺しようと考えていた。


生まれて初めて自分の意のままにならない状況に置かれたゼノスだったが、傷つきながらも逆にそこに「いまだ踏破せぬ頂」を見出し、超える事の悦を悟る。

そしてわずか一月ほどで書物や実戦から学びを得ると、本来であればエーテル操作が不得手なガレアン人が使えない剣技を、命の危険すらある手段をもってそっくり再現。激昂した相手の技をことごとく見切った上で殺害した。

しかしこの戦いで「戦記に記されているような高揚感」を体感できなかった事に失望。歴史に名を遺した英雄達が感じたであろう高ぶりを実感させてくれる敵との出会いを強く望むようになり、もってこれがゼノスの原点となった。


関連タグ

FF14 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア ガレマール帝国 ガレマール帝国軍 ガレマール帝国軍第XII軍団

紅蓮のリベレーター 漆黒のヴィランズ 暁月のフィナーレ

ディシディアファイナルファンタジー(アーケード)








ネタバレ注意










紅蓮のリベレーター

アラミゴ解放軍の本拠地・ラールガーズリーチを、軍団を率いて自ら先頭に立ち襲撃。

その後ドマにて現地視察を行う所をユウギリが単身暗殺しようとして失敗、光の戦士と対峙する。


当初は光の戦士の事を歯牙にもかけなかったが、二度目の戦闘で自分の兜を欠けさせたことをきっかけに、光の戦士を狩るに能うる「獲物」として認識。より強く成長する事を望み、見逃す。

その後アラミゴ王宮の決戦で、三度目の対峙となる。力をつけ、いよいよ自身に匹敵する強さとなった光の戦士を「戦いに悦楽を求める同類」と見なし、一方的に「唯一の友」と呼ぶようになる。

ここでゼノスを友と認識するか、拒絶するかはヒカセン次第。どっちを選んでも、こちらの言い分を聞く事は全くない。


帝国の改造手術によって人工的な超える力の持ち主超越者となったゼノスは、蛮神・神龍の力さえも意のままに操り、光の戦士と激闘を繰り広げた。

最終的には光の戦士に敗北するが、かつてない充足感から「自身の生はこれより後にも先にない」と断じる。そして至福の笑みを浮かべたまま、アラミゴ空中庭園で自ら首を切り、命を絶った。


ゼノスの死を知った父ヴァリスからは「奴は皇帝の器ではなかった」「あれは己の快楽を求めすぎる」と辛辣な評を受けている。

その後民心を配慮し、彼の遺体はギラバニア湖畔地帯のブラッドハウ墓地に、墓碑銘を刻んだ墓石すら置かずに埋葬された。









……と思われたが……















「案ずるな……。」


「私の望みは星の救済なのだから……。」


『漆黒の反逆者』トレーラーより ゼノス

何と、死んだと思われていたゼノスは帝国に帰還しており、埋葬されていたはずの墓地からは遺体が消えていた


その正体は、アシエンの能力でゼノスの肉体に憑依したアシエン・エリディブスだった。

ゼノスの剣技に加え、本来ガレアン族であるゼノスには使用できない魔法も行使。一時は本来のゼノスを討ち果たした光の戦士をも圧倒するほどの力を得ている。


「ゼノスの顔を持つ男」はアサヒ・サス・ブルトゥスに命じてドマとの和平交渉(実際には蛮神召喚による離間策)に向かわせる一方、ハイデリンの使徒たる光の戦士の働きで増した「光」の力を削ぐ為、ヴァリス帝と手を結び、彼/彼女を排除しようと目論む。


アラミゴとの国境に近いギムリトの地にて、ガレマール帝国とエオルゼア軍事同盟の間で本格的に戦闘が開始。

その戦場で「ゼノスの顔を持つ男」と光の戦士は戦うが、彼/彼女の意識に何者かが干渉した事で隙が生まれる。

これを狙いトドメを刺そうとしたが、エスティニアンの横槍が入ったことで失敗。同時に帝国内での情報撹乱(ゼノスは死んでおり、肉体に憑依されているだけの存在であると触れ回った)が功を奏して撤退した。






一方その頃……

終わりなき戦乱の中、刀を手にしたエレゼン族の闘士が戦場を闊歩していた。

しかし、そのフードから覗く顔と声は…

























「よいだろう、大いに愉しめ。そして、己が牙と爪をいっそう研ぐがいい。」


「その間に俺は……失ったものを取り戻すとしよう。」































漆黒のヴィランズ

未来で起きる第八霊災を阻止すべく、光の戦士第一世界へ渡ったその後……


帝都ガレマルドに潜入し、エスティニアンと合流したガイウスはある情報を掴む。


「ギムリトの戦場から百人隊長が一人姿を消したが、その後帝都で姿を見かけられた」


本来であれば、帝国軍兵士の敵前逃亡は死罪が相当する。

かつてネロ・トル・スカエウァが帝国に帰還しなかったのも死刑を回避する為であり、幕僚長クラスの地位にあっても例外は認められない事が判明している。

つまり、余程の事がない限り、逃亡者が自らの意思でわざわざ戻ってくる筈がない。

この情報を聞いたガイウスは、アシエンの一体が百人隊長の体を乗っ取ったと考えていたが……


メインクエスト終了後。

皇帝の間に駆け付けたガイウスとエスティニアンは、そこで衝撃の光景を目撃する。









「しかして、俺は俺の体を取り戻した……。」


「ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、ここに再び結ばれたのだ!」
















超越せし者

それは、自らの肉体を取り戻したゼノスの姿だった。


ゼノスは「超越者」となったことで、アシエンと同じくエーテル体(霊体)での活動を可能とし、他者の肉体を乗っ取ることが可能な「不滅なる者」となっていた。

光の戦士との闘いの後、魂のみとなった彼はエレゼン族の闘士から百人隊長へと肉体を乗り換え、元の肉体を取り戻す機会を虎視眈々と狙っていたのだ。

ただし、一時は自らの生に満足した彼が、なぜ生きながらえようとしているのかはこの時点では謎だった。


帝都ガレマルド・魔導城において、ゼノスはヴァリスとエリディブスの密会の現場を強襲。

光の戦士ですら苦戦したゼノスの身体のエリディブスを、百人隊長の姿のままで圧倒。エリディブスは撤退を余儀なくされ、ゼノスは己の肉体を取り戻した。

この時エリディブスから「原初世界と鏡像世界の存在」「帝国誕生のあらまし」「アシエンの目的」などを聞かされて説得されるが、ゼノスが興味を覚える事はなかった。


「友」たる光の戦士が第一世界で戦い、更に強くなっていることを期待し、自身もそれに応えられる強敵であろうと画策。

殺戮兵器「黒薔薇」で合切を台無しにする者=自分を邪魔する者と断じ、ヴァリスを殺害。共闘するガイウスとエスティニアンを軽々といなすと、皇帝暗殺で混乱する魔導城を後にしたのだった。


その後、自分に協力を申し出た「白いローブの男」ことアシエン・ファダニエルから、「終末の災厄」についての話を聞く。

そこでいかなる密約が結ばれたのかは不明だが、魔導城を制圧し、無数の死体が転がる中で玉座に坐したまま、ファダニエルが「終末の再現」に向けて暗躍するのを黙認した。ただしアラミゴにて光の戦士達を前に「テロフォロイ」を名乗り、ルナバハムートに強襲させた事を得意げに語ったファダニエルには、殺意をにじませた不快感を表している。

その後は異世界より帰還してより強さを増した「友」と戦うため、刀に代わり新たな武器を求める。


吟味の末、最終的に手にしたその武器は……


実は昔から「アーモロートを襲った災厄の夢」を繰り返し見ていた

終末の日に空を覆った、かの流星雨の幻影を見る事で「超える力」に覚醒する事から、超越者となる以前から何がしかの影響を受けていた可能性が示唆されている。

このことについてファダニエルは「エメトセルクが何かしたのではないか」と疑っていたが、これについて第68回PLLのQ&Aコーナーで、「ゼノスの曾祖父はソル=エメトセルクであり、一種の隔世遺伝を起こしていた」事が語られている。






暁月のフィナーレ

ゼノス・イェー・ガルヴァス

序盤~中盤におけるガレマルドにて、魔改造された魔導城から放たれたエーテル放射によって、保護されたばかりのガレマール人が多数テンパード化。

混乱の最中、ファダニエルによって拉致された「友」との「会食」という茶番の末、一度は死んだ自分がこうして蘇ったのは、もう二度と味わえないと思っていた「友」との闘争を今一度行う為の「天命」であったと認識し、その為だけに光の戦士の憎悪と絶望を極限まで高めて自分に殺意を向けさせる方法を思案していたと語る。


そして「超越者技術研究所」にてアウルス・マル・アシナが開発した、肉体と魂を分離する「ブレインジャック」により、光の戦士は無名の百人隊長の肉体に封じられ、抜け殻となった肉体にゼノスが憑依。

かつて自分が別人に憑依しながら戦い続けた事を踏まえ、「強さというものは魂に宿るのか、肉体に宿るのか」を問う機会を一方的に光の戦士に与えると、混乱が続くイルサバード派遣団のキャンプへ悠然と向かった。

思い通りにならない体となった光の戦士は深く傷つきながらもその後を追跡。ギリギリの所で間に合い、更にはブレインジャックが時間切れになった事で肉体を取り戻す事に成功する。

しかしこれはファダニエルによる時間稼ぎであり、各地の「終末の塔」から吸い上げたエーテルをもって、遂にゾディアークの封印を破る準備が整ってしまう。


魔導城改め「バブイルの塔」最上階にて、蛮神「アニマ」を倒した光の戦士だったが、先の時間稼ぎが功を奏し、月におけるゾディアークの封印はほぼ破壊される。

しかし完全に破壊しきれなかった為にファダニエルは直接月へとゼノスと共に乗り込み、後を追いかけた光の戦士と遂に対決……かと思いきや、ファダニエルが本懐を遂げるべくゾディアークと同化。光の戦士はゼノスそっちのけでそちらに向かい、更にはこれから訪れる「終末の厄災」にのみ意識が向いた事でゼノスは失望を覚える。

光の戦士が「絶望だけでどうにかできるな」と叩きつけた為にその場を去り、以後は彼なりに「どうしたら友に自分へと目を向けさせ、究極の戦いが出来るか」を考えながら、牙を研ぎ続けていた。


この間、ガレマール帝国軍は各地の軍団が次々と投降し、帝国は崩壊。

アラミゴに保護を求めた第X軍団からは「私欲によって国を破壊した者を皇族(イェー)と呼び続ける事への抵抗により、以後は放浪者(ヴェトル)の名で呼ばれたし」と連絡された。

以後の表記は「ゼノス・ヴェトル・ガルヴァス」となる。


中盤、ガレマルドを襲った「終末の厄災」の最中、突如として再登場。大量発生した「獣」を巻き藁代わりに自分の技を試していただけであり、誰かを助けるなどという考えは案の定微塵もなかった。

皇太子の立場を放棄した上、帝国と民を滅茶苦茶にした事への怒りをユルスに叩きつけられるも、「理由があれば納得するのか」と切り返し、答えは自分で見つけるしかなく、外に答えを求めても得られるのは誰かにとって都合がいい答えでしかないと、持論を展開する。

アリゼーはその強さを認めながらも「人に求める所があるなら、自分が愉しむだけでなく一緒に楽しめるように考えるもの」「そんな事もわからないなら、永久にふられてなさい」と言い放ち、その言葉に何かを感じたか、何をする事もなく立ち去った。


その後、自分が一度目の死を迎えたアラミゴの空中庭園に立ち、自分の願いをかなえる為に何をすべきかをゼノスは思索。そして向かったのは、魔導船ラグナロクで「最果ての地」を目指して光の戦士達が旅立った後のオールド・シャーレアンだった。

そこでクルルと「一度だけ力を貸す代わりに、光の戦士が全力で相手をする」という約束を本人不在の状態で結ぶと、ラグナロクの動力となったマザークリスタルの残りを喰らい、「神龍」に変化。「友」の気配を唯一のよすがとし、光の速さを超え、本来であれば到達不能であるはずの「終焉の地」へと乗り込んだ。

その執念に呆れつつ、光の戦士は「お前を守るつもりも共闘するつもりもない」と宣言。心の底からそれに同意したゼノスは、その背に光の戦士と「稀なるつわもの」を乗せ、「終焉を謳うもの」との最終決戦に挑む。


そして終焉を謳うものとの戦いが終わり、仲間の元へと帰るだけとなったところで、ゼノスは光の戦士に再戦を申し込む。

しかも今までのような「強要」ではなく、受けるかどうかの判断を光の戦士に委ねる「提案」として。


アリゼーの言葉を受け、自分が光の戦士に与えられるもの、光の戦士が自分に求めうるものが何かを模索していたゼノスだったが、どこまでいってもゼノスの中にあるものは「戦い」だけだった。

そして、光の戦士もこれまでの旅の中で多くの厳しい戦いを経験し、その戦いを制した時に少なからず喜びや達成感を感じたはずであると考えた。

ゆえにこそ、何かを賭けるわけでも何かを背負うわけでもない、ただただ純粋な戦いを提供する。それが、ゼノスがたどり着いた答えだった。


いい加減ここでゼノスとの縁を切っておきたいと思ったのか、デュナミスの力を得たゼノスを野放しにはできないと思ったのか、はたまたゼノスの言葉に思うところがあったのか、光の戦士…冒険者はゼノスの提案を受け入れ、最後の戦いに臨む。





「俺とお前の命で……

 天つ星、そのすべてを焦がそうぞ!」





デュナミスの力で互いに肉体の限界すら超え、最後は武器さえ捨てた原始的な殴り合いにまで発展した末、冒険者はついにゼノスを下す。

文字通りすべてを出し尽くしたゼノスは、最後まで周りの人間が執着するものが理解できず、戦いの中にしか愉しみが無かった自分の人生を呪いつつ、冒険者に「これまでの生が愉しいものであったか」と問いを投げかけ、そのまま動かなくなった。


その後冒険者は転移装置によって脱出したが、ゼノスがどうなったのかについては明確に描写されていない。

ただし、PLLや各種雑誌のインタビューでは「心臓が止まった描写はしたし、万が一生きていてもあの空間から出る手段はない」としている。






















お前は、どうだった……

この世界に生み落とされ、名を与えられ、生きてきて……。



歩いてきて……何を思った……。



存分に、愉しかったか……?



……俺は…………



















一方、パッチ6.1「新たなる冒険」では、第十三世界に不穏な影が現れていた。




「私は戻ってきたのか―――英雄を失ったこの世界に―――」




その姿は、ゼノスが使役していたアヴァターと瓜二つであった…

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