概要
ビスケット生地が上に乗った菓子パン。ビスケット生地のみを『メロンパンの皮』として販売しているメーカーもある。
広島や神戸ではサンライズ、呉市ではコッペパンと地方では呼び方が異なる。
メロンの一種に似ているから定着しただけで、実際にメロンは使われていないのがポピュラー。メロン果汁入りクリームを加えて名前通りにしたものや、一部地域では白あんの入ったパンが「メロンパン」と称して発売されている。
ちなみに広島県呉市には「メロンパン」という名前のパン屋が実在し、呉市において他のパン屋では自前のメロンパンをコッペパンと呼称している。
好物としている著名人には佐藤ゆうこ氏や堀内孝雄氏が挙げられる。
発祥・海外
ルーツは戦後日本。ライスを盛り付ける時などに使う金型を使ってパンを作ったのが始まりとされる。その形がメロンの一種「マクワウリ」に似た形をしていたため、メロンパンと呼ばれるようになった。
それゆえ欧米はもとより、世界的にはあまり知られていないパンだったりする。メロンパンもしくはそれに近いパンが一般に知られ、かつ販売されているのは、日本以外だと台湾、香港、韓国、メキシコなどの日本と交流が多い国がほとんどらしい。
ただしアニメなどの影響でフランスやドイツでも知名度を上げてきているとか。
なお、メロンパンがメキシコで愛されているのは、150年程の歴史を誇る『コンチャ』というそっくりなパンがあるのも要因。これがメロンパンのルーツではないかとの推測もある。
同様に香港や台湾にも、メロンパンによく似た「菠萝包」がある。ポーローパーウと読み、直訳でパイナップルパン。先ほど挙げていない地域でマカオでも普及している。
メロンパンが好物なキャラクター
一口に「メロンパンが好物」といっても、人によって「カリモフ」なのか、「ふわもち」なのかで好みが分かれるため、版権クロスオーバーの創作の際は要注意。