データ
別名: | 超古代植物 |
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身長: | 53m |
体重: | 4万2千t |
概要
『ウルトラマンデッカー』第8話「光と闇、ふたたび」に登場。
前作『ウルトラマントリガー』の主人公であるマナカ・ケンゴが育てた花・ルルイエが巨大化したような謎の植物。
ケンゴは当初、ルルイエが巨大化したものと思っていたが、実はケンゴが育てたルルイエは無事であり、シズマ・ミツクニが解析した石版の記述によって超古代文明に生息した植物であることがシズマ・ユナの口から明かされた。
なお、復活した理由に関しては『トリガー』でカルミラがエタニティコアに触れ、メガロゾーアに変貌した際に取り込んだギジェランの種の化石が撃破後に飛び散り、それがスフィアの影響で復活・成長したものと言われている。ルルイエに酷似しているのは、ケンゴがルルイエを作る過程で超古代文明の「トリガー」としての記憶(当時は花粉が薬としても利用されていた)が「笑顔」と「ギジェランの花」を無意識に結び付けてしまい、ギジェランに酷似した姿になってしまったと考えられる。
つまり、ギジェランがルルイエに似ているのではなく、ルルイエがギジェランに似てしまったのであり、両者は全くの別物である(ただし公式サイトでは表記揺れとして「巨大ルルイエ」という名称も掲載されている)。
幻覚で人間を甘い夢へ誘う成分を出す特徴があり、並行宇宙が舞台の『ウルトラマンティガ』の超古代植物ギジェラと同義の存在である可能性が高い。
活躍
復活したスフィアメガロゾーアに警戒を強める中、突如街中にルルイエそっくりの小さな花を咲かせ人々を次々と眠らせる怪事件を発生させる。
カナタもうっかりこれの花粉を吸ってしまい夢の世界に囚われ、そこでは実家の煎餅屋にGUTS-SELECTの隊員達…にそっくりな客(とハネジロー)が詰めかけ大盛況という幸せな夢に囚われるも、「自身がやりたかったことはこれなのか?」という自問自答したことで夢を振り切り脱出、元々吸い込んだ花粉の量が少なく、夜になって花粉の影響が弱まったこともあり、目を覚まし現実へ帰還する。
しかし彼が目を覚ますとルルイエそっくりな小さな花はたった半日でビルを突き破るほどの巨大植物と化し、駆除しようにも花の力で夢の世界に囚われた人々に阻害され対応できないほどの大事件となっていた。
そこに事前に石版解析でこの植物の危険性を知ったシズマ財団とユナが到着、植物の正体を新生GUTS-SELECTの面々に知らせ、彼らが用意した特製の除草剤をナースデッセイ号で散布しギジェランは枯れ、人々も正気を取り戻す。
しかし、ネオマキシマナースキャノンで焼却しようとした時にスフィアメガロゾーアが出現、ケンゴとカナタはウルトラマンに変身して今後こそメガロゾーアと決着を付けるために…そしてカルミラを助けるために戦いに臨むのであった。
その後の描写は無いが、枯れてしまったからには処分されてしまったであろう。
余談
名前の由来は『ウルトラマンティガ』のギジェラと『ウルトラQ』の古代植物ジュランからだと思われる。
スフィアが原因で出現した存在ではあるが、本作品としては初となるスフィア合成獣や融合獣の類ではない新規怪獣である。
前作『トリガー』放送当時から、ルルイエの存在を根拠に「ギジェラが再登場」或いは「ギジェラの立ち位置を担う植物怪獣が登場する」、更には「ラスボス」「邪神と一緒にトリガーを攻撃するのでは?」等と予想されていたが、結局登場せず、ラスボスもカルミラの変身したメガロゾーアで確定し、放送終了後は「ルルイエは只の植物だった」「杞憂に終わった」という感想が多かった。
そのため、続編である本作にギジェランの登場が発表された際には、「まさかの続編で登場!?」と困惑の混じった声が上がった。
そして、復活したメガロゾーアと共に登場し、一年以上前から予想されていた「邪神と超古代植物の同時侵攻」が現実に展開される事態となったが、上述の通り「ルルイエの姿のモデルだった」という、やはりギジェラと同義の怪獣が関わってはいたが、視聴者が予想していたような事実は一切無かったことが今度こそ判明したのだった。
関連タグ
???:本エピソード放送時に公開されていた映画。ギジェランとほぼ同じ能力を持つ人物が登場する。
ゴルバー:前作に登場した超古代怪獣であり、2種類の怪獣の特徴を併せ持つ。
ギジェラ、ジュラン:上記の通り元ネタと思しきウルトラシリーズの巨大植物。特にジュランとはビルを突き破って現れる、倒され方も同じという共通点もある。