「ペチペチ」
「ずっと続くなんてしんどい。定時がないなんて最悪だ」
概要
Twitterで連載されている漫画『テイコウペンギン』及び、それを原作としたYouTubeアニメの主人公(以下、前者を原作、後者をYouTube版と記載する。)
原作では不明だが、YouTube版では誕生日は11月23日(勤労感謝の日)。
作品名から勘違いしやすいが品種はコウテイペンギンではなくアデリーペンギンである。
株式会社某企画面倒な仕事ふられがち部やってられる課所属。
勤めている会社「某企画」は典型的どころか法律的にアウトな事をこれでもかとばかりにやらかしているブラック中のブラック企業で、そこで出くわす上司やクレーマーからの理不尽な要求や苦情にサラリと毒を吐く。
人間の言葉を話せるようになった理由(ネタバレ注意!)
ドラえもんの身体が黄色から青色になった経緯と同様に、ペンギンが人間の言葉を話せるようになった理由は、媒体や時期によって異なっており、統一されていない。
何故このようになった理由は不明だが、YouTube版が2021年辺りから少しずつ原作の要素を取り入れつつ、ある程度設定を固め、初期の設定をなかった事にしている可能性がある。
主に比企氏が担当した回で明らかになった設定が変更されている。例としてクローン設定が『【アニメ】ペンギン・ユニバース 第2話「救援」』よりパラレルワールド設定に、上司の名前が『【質問コーナー】デリカシーのない質問はやめてください。【アニメ】』より原作と統一などがある。
原作
ペンギンは、上司が学生時代から訪れていた動物園に暮らしていた。上司は頻繁にペンギン達に話しかけていた事がきっかけで、ペンギンは人間の言葉を覚えるようになる。
しかし、それが故に他のペンギンから攻撃を受けるようになった事で動物園を抜け出し、現在に至っている。
上司は「俺のせいで動物園を...」と問いかけていたが、ペンギンは「遅かれ早かれ俺は喋ってたさ」と答えている。
YouTube版
- 『【アニメ】突然変異が起きるとどうなるのか?』(2020年9月21日UP)
原作同様に、元々動物園に住んでいたが、ペンギンは他の個体よりも知能が高く、成長するにゆれて人間社会に強く憧れを抱いていた。それが故にペンギンは人間の本で言葉を覚えるようになったが、次第に他の個体や人間から不気味がられるようになってしまう。その後悪い人に捕まり、見世物小屋のおしゃべりペンギンとして人気を博したが、団長に「それぐらい喋れるなら、人間社会でもやっていけるだろう」と追い出され、某企画の社員のスカウトにより現在に至っている。
- 『【実家】南極に帰省しました。』(2022年11月27日UP)
元々は南極に暮らしており、そこに訪れた人間が落とした本で言葉を学んでいたとされている。ペンギンが人間の言葉を覚えようと思ったきっかけは、実家が貧しく、言葉を覚えさえすれば魚をより沢山収穫できたり、人間から食料を貰えると思ったからである。
しかしそれが故に、自分や家族が他の個体から攻撃されるようになった事や両親と仲違いをした事で、人間社会に飛び出し、現在に至っている。
原作
動物像
YouTube版同様にブラック企業や上司に対する毒舌な一面が強いキャラクターだがにわとりやひよこに突っ込まれるボケ役の回も少なくない。
能力
YouTube版より少し失敗する時もあり、ひよこから摘発されても自身の書類と分かりながら怯えて上司のせいと決め付けたりするおっちょこちょいな一面もある。
動物関係
友人のにわとり曰く動物園からエスカレーター式で人間社会に進出したとのことでオフィスでクレーマーや上司に毒舌を吐く、もしくはボケ倒したのち、しらばっくれる事が多く残業や休日出勤も多い。
上司は「仕事する事が出来ない」と自覚しているもののYouTube版よりは無茶苦茶な人間ではなく常識と可愛げのある部分も持ち合わせており、カラス、コアリクイ等の常識人やにわとり、ひよこ等の明確な味方が居るのでYouTube版よりは職場環境や私生活は良く、休みもYouTube版よりは与えられているのが描写されている。
にわとりと同居しているひよこは「しろくろ」と呼ばれ懐かれている。
好物
生魚及び魚介類全般が好物だが、にわとりの料理を気に入っており、自宅代わりにするレベルでちょくちょく寄っている。
寿司はシャリ抜き、ピザはシーフードの具だけを要求したことがあり、後者は上司が残りの具なしピザを引き受ける発言を店員にしフォローする描写も有った。
YouTube版
動物像
こちらは、各回によって動物園からエスカレーター、大学(回によっては中学)を卒業してから就職とバラバラになっている。
必ずと言っていいレベルで、上司や同僚のパンダ、後輩のシャチに振り回され、原作と違いにわとりやひよこなどの明確な味方や常識人がほどんど登場しない(強いていえばホッキョクグマぐらいしかいない)ため、苦労人(ペンギン)気質が色濃くなっている。
Plottアニメ全体でも、閻魔ちゃんの財賀零士や太鼓の達人のやまとと並ぶ数少ない常識的なキャラクターである。
初期の頃は割と原作よりの性格であったが、雑学を取り扱うようになってからは非常に博識な説明役である。
しかし質実剛健でお堅い性格とおもいきや、「アイドルヲタクになってわかったこと」にて、マリーちゃんという子を推しているドルヲタだと発覚し、「【総集編】超名作揃い!テイコウペンギン〜 躍進〜【Part2】」で触れられたときに「黒歴史」と嫌がっていた。
また、「【アニメ】サウナで整うとどうなるのか?」以降の回では、趣味でサウナに通うのが好きである事が追加され、整う為のマナーに厳しい描写がある。(この回や「【アニメ】限界社畜の休日ルーティン【有給】」では、赤の他人から「ペンギンがサウナって過労ぬだろ」とツッコまれている。)
主人公だけあって、作中では最も良識と温情のあるキャラクターではあるが「氷河期が来るとどうなるのか?」や「海底都市は実在するのか…?」などでは、人類に失望し殲滅させようとする意志を見せており、後者に至っては某企画を「無能ばかりの会社だ」と吐き捨てパンダの命すら平気で狙う怖いエピソードもある。
能力
一社員としては非常に優秀である。
しかし動物を雇ってくれる会社が少ないので「某企画」から中々解放されない、たまに「某企画」に勤務しておらず弁護士や医者など別の職に就いていて登場する話も有る。そこで「某企画」について別の形で関わる事も多い(パンダが依頼人や患者、自分のパラレルワールドについて考える等)がその際はロクでもない会社等と評するのがお約束。「人生がレベル制になるとどうなるのか?」ではペチペチオフィスという会社を立ち上げていて事業は順調であり、ホスト回や殴られ屋の回でも成功を収めていて、ぶっちゃけ多くの回で某企画の社員に甘んじているのはチャンネル存続が絡んだ大人の事情なのかもしれない
上司からは大量の仕事を割り振られ、パンダからは仕事を押し付けられ、さらにシャチの仕事のミスのフォローまでさせられるなど、定時で帰宅など夢物語といわんばかりの過酷な労働環境にある。だが責任感が強く世話焼きな性格なので、文句を言いつつも結局は無茶なスケジュールを引き受けて仕事を黙々とこなすなど、ワーカホリックの傾向にある。(本人は我慢も立派なテイコウという信念を持っている)
とはいえ我慢の限度を超える程の理不尽な扱いを受ければきっちりと反抗する。
ただし、1度だけエイプリルフール限定ネタとしてペンギンが一切抵抗しない回が制作されたこともあり、その回は「ゲイゴウ(迎合)ペンギン」と命名された。
「地獄で閻魔に裁かれるとどうなるのか?」のエピソードで週休1日、平均労働時間10時間、休憩無し、月給16万(26日×10時間=260時間で時給換算すると約615円で販売店員などのバイトをした方がマシ)の獄卒の仕事を「「某企画」の数倍ホワイトじゃないか!」と口走った事から、獄卒より労働時間は長く月給も遥かに低い事が窺える一方で、自家用車で通勤している途中で過労による注意力低下が原因で事故を起こすエピソードも有る。
「ブラック企業が出来上がるまで…!」を始めとした一部の回では、彼の社畜根性そのものがブラック企業を生み出す原因とされる場合があり、「上司という概念が消えるとどうなるのか?」や、「ブラック企業の社長になるとどうなるのか?」のように、根本的な部分では、ペンギンも上司と同じ穴の狢であることが示唆される回も存在する。
動物関係
上司やパンダには当たり前のように振り回され一方的に陥れられるだけの話も存在する。しかし、パンダとは上司相手や目的の為に団結する回も多い。
シャチに関しては本来は天敵であり怖がったりすることも多いが、助けられた時は素直に感謝を述べ、女子(シャチ子)として登場した際は恋愛対象の範疇に入り死別する展開のエピソードでは死後も一途に想い続けた。
ホッキョクグマに関してはネガティブな面を除いては好感と敬意を持って接することが多い。
ペンギン・ユニバース
普段と変わらぬ毒舌と突っ込みを振るうが、某企画に毒され過ぎたせいで黒い影を社員と間違うボケをかます。
また、上司を恨んでこそいるものの、「犯罪歴付くのは嫌」ということで暴力を振るうことはしなかった。
しかし、それが黒い影の逆鱗に触れ、命を狙われてしまう。
作中で登場したペンギンや動向は、下の項目を参照。
キャラ | 世界 | 勢力 |
---|---|---|
ペンギン(ホスト) | 「【アニメ】ホストクラブで働くとどうなるのか?」 | 味方 |
ペンギン(寿司職人) | 「【過酷】寿司職人になるとどうなるのか?厳しすぎる修行…【アニメ】」 | 味方 |
ペンギン(アイドルオタク) | 「【アニメ】アイドルオタクになってわかったこと」 | 味方 |
ペンギン(刑務所) | 「【アニメ】刑務所に入るとどうなるのか? | 作中では、既に死亡扱い |
ペンギン(夢追い) | 「夢を追って失敗するとどうなるのか?【アニメ】」 | 敵 |
ペンギン(一度だけ人を殺してもよい世界) | 「【アニメ】一度だけ人を殺してもよい世界」 | 敵 |
ペンギン(脱サラ) | 「「【過酷】社畜が脱サラしてラーメン屋になるとどうなるのか?」 | 敵 |
タケシ | 「【アニメ】記憶が売買されるとどうなるのか?」 | 敵※1 |
ペンギン(ストック) | 「【アニメ】命にストックがあるとどうなるのか?」 | 敵※2 |
ペンギン(ダークウェブ) | 「【アニメ】ダークウェブに入るとどうなるのか?」 | 味方 |
ペンギン(1話) | 「【世界初ペンギンYouTuberデビュー】どうも、ペンギンです。」 | 味方 |
ペンギン(魔法使い) | 「【アニメ】"魔法"が使えるとどうなるのか?」 | 敵 |
ペンギン(西成) | 「【アニメ】大阪西成あいりん地区に住むとどうなるのか?」 | 味方 |
ペンギン(ゴキブリ) | 「【アニメ】ゴキブリが一匹でも出たらどうなるのか/この夏一匹もゴキブリを見なくて済む方法」 | 味方 |
ペンギン(輪廻転生) | 「【アニメ】輪廻転生するとどうなるのか?」 | 味方 |
ペンギン(ペンユニ) | 「【アニメ】ペンギン・ユニバース 第1話「邂逅」」 | 味方 |
ペンギン(無限ループ) | 「【アニメ】"無限ループ"に囚われるとどうなるのか?同じ1日を繰り返した男の末路…」 | 味方※3 |
ペンギン(不老不死) | 「【アニメ】不老不死になるとどうなるのか?」 | ※4 |
(注釈)
※1 ペンギンの記憶を持つ人間
※2 作中では死亡済み
※3 ペンギン(ペンユニ)が能力のみ使用。
※4 全ての戦いを終えた後に登場。
立体物
- マスコットぬいぐるみ(2019年9月7日より発売)
立体物第1弾。全国の一部のアミューズメント施設にて、プライズとして登場。
個性的な台詞入りフェルト付きとなっており、またここでしか見られない限定動画のQRコードも付属されている。
後にシャチが自分の部屋に飾っている為、Plottとしては初の劇中のアイテムが立体化された商品となった。
- ぬいぐるみ(2020年6月5日〜28日までの受注生産)
PlottStoreの商品第1弾。初回限定生産で、特別な箱付きが付属されている。
またTwitterでも、5名限定で劇中サイズのペンギンのぬいぐるみがもらえるプレゼント企画も同時に実施。
- テイコウペンギンキーホルダー(2020年9月15日より数量限定販売)
- 本当は仕事をしたくない人のためのアームレスト(2021年1月22日〜2月21日までの受注生産)
2周年記念商品。ペンギンのぬいぐるみ付きのアームレスト。
- ぬいぐるみネックピローペンギン
2021年に開催されたPlott POP-UP STOREの限定商品。
ぬいぐるみとしては勿論、名前の通り、裏返すとネックピローとしても使用可能。
- テイコウペンギン もちもちクッション(2021年12月11日より発売)
タイトーコラボ第1弾のプライズ商品。
- ぬいぐるみ(2022年2月25日〜3月24日までの受注生産)
3周年を記念したイベント『テイコウペンギンミュージアム』の開催記念商品。
- 心の声を代弁してくれるペンギンパペット(2022年4月30日〜5月29日までの受注生産)
- 社畜スマホショルダー(2022年5月31日発売)
『sweet特別編集 テイコウペンギン 社畜スマホショルダーbook』に付属する商品。
- テイコウペンギンフェイスクッション(2022年10月8日より発売)
- テイコウペンギン やわらかもっち〜り 特大サイズペンギンぬいぐるみ(2022年10月22日より発売)
- テイコウペンギン ドーナツクッション(2022年11月中旬)
いずれもタイトーコラボ第2弾のプライズ商品。タイクレ限定でバージョン違いの物の商品化された。
- テイコウペンギン コレクションフィギュア(2022年10月28日発売)
全国のカプセルトイにて、順次販売開始。
関連イラスト
関連タグ
Plottの看板主人公
関連キャラクター
Plott関連
- 財賀零士:姉妹チャンネルの主人公の一人。アニメ版のペンギンをほぼそのまま擬人化したような人物像である。パンダとの関係も彼とエマの関係に酷似している。コラボ回でも意気投合している。彼もバディを組むなら彼でなんとなく信用できるし親近感があると思っているらしい。また彼も生前は某企画で働いていた社畜。
- 百江やまと:太鼓の達人アニメば〜じょん!のヒロイン。こちらもそのまま擬人化したような人物像である。自由な和田どんやコタロウを叱っている苦労人で、ペンギンに「あの子も苦労してるんだろうな...」と言われる始末である。
その他
- Suicaのペンギン:恐らく日本一有名なアデリーペンギン。テイペンでもネタにされたことがある。