基礎データ
進化
ボチ→ハカドッグ(Lv30以上で夜にレベルアップ)
概要
ボチの進化形。身体がなんと骨だけになっており、見た目はボチの3倍以上にまで巨大化したが、体重は半分以下にまで軽量化されている。
数あるゴーストタイプの中でも、彼らやラウドボーンのような骸骨の身体を持つポケモンは意外と珍しい。
頭の蝋燭も墓石に変わっており、進化前同様、普段は地面に埋まって眠っている。しかし頭の墓石を触られるのは嫌いらしく、ただの墓と思って不用意に触ると、地中から飛び出し吠えてくるという。
これは単なる設定ではなくゲーム中での行動にも反映されており、野生の個体はボチを引き連れて地面に埋まり、ロウソクに囲まれた墓という不気味な姿でプレイヤーを待ち構えていることがある。プレイヤーが近づくとボチ共々飛び出して驚かしてくるが、動きは素早くないので、グライダー状態で操作をミスって群れの中に着地してしまったとかでもなければ戦闘を回避するのは簡単。
一見恐ろしい見た目ではあるが、進化前同様人懐っこい性格で、数ある犬ポケモンの中で最も主人に忠実だと言われている。
一説では大切に弔われたポケモンが生まれ変わった姿とも云われ、その性質から代々パルデアの王族に仕えていた。ゴーストポケモンでは珍しく、何処までも人に寄り添って生きて(?)きた種族といえる。
ネーミング
読んで字の如く。英語表記も「Houndstone」(墓石猟犬)、フランス語名は「Tomberro」(tombe(墓穴)+perro(スペイン語で犬))と割と直球なネーミング。
一方、ドイツ語名も「Friedwuff」でFriedhof(ドイツ語でお墓)+Wuff(ドイツ語で「ワンワン!」)とボチ風の可愛げなネーミングは保持したままになっている。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | 101 | 100 | 50 | 97 | 68 | 488 |
全身骨だらけになったおかげで硬くなったのか、それともアンデッド系故のしぶとさだろうか、攻撃と防御が大きく伸び、次いで特防が伸びる耐久型アタッカーに成長。
レベルアップでは「ほえる」や「かみつく」を筆頭に、「したでなめる」「あなをほる」「ねむる」「じゃれつく」「あまえる」など、良くも悪くも「ペットの犬」らしい技ばかり覚える。見た目こそまんま死霊だが、実際は人懐こさ全開のわんこである。
とはいえゴーストダイブやすてみタックルなどの強力な技も習得するので、決して弱いことはない。それにポケモンバトルにおいて「じゃれつく」や「あまえる」などは使われる側からすればたまったもんじゃない。
その他に有用な技としてサイコファング、かみくだく、ボディプレスを覚える。一方気軽に使えるシャドークローは覚えられない。
専用技であるおはかまいりは、手持ちにひんし状態のポケモンが多いほど威力が上昇するという特殊な技で、バトルが後半になるほど強力になる。
この威力幅が1体に付き+50と破格に高く、最後の1体となればシングル3vs3でも威力150、フルバトルに至っては威力300ととんでもないことになる。
このおはかまいりの対策が難しいのもあってシングルバトルでは現在禁止級ポケモンの候補に挙げられているほど。
とは言えゴースト技である以上、ノーマルや悪相手には決定打足り得ず、抜群を取れるエスパーやゴーストも後者は自身が苦手としている。特に環境を席巻しているミミッキュには、特性やスピードの関係上かなり不利なので対面はオススメできない。
おはかまいりの能力を最大限発揮するには最後に出す(=他のポケモンが倒れている)ことが必須なので、他のポケモンでのカバーも効かないなど、イッカネズミ同様柔軟性に乏しい強みの持ち主と言える。
通常特性はゴーストタイプには珍しいすなかきであり、素ではあまり高くないすばやさを補う事ができる。その点バンギラスはすなおこしを持っている上に相性補完も良いので、相方としてシナジー抜群である。素早さの遅さはタマゴわざで覚えるかげうちでも補える。
隠れ特性は強力な防御特性として知られるもふもふ。全身体毛に覆われているが故にこの特性が選ばれたのだろう。
素の防御の高さも合間って物理型には強く出られる。反面、特防がそれなりに高いと言えども、特殊型のほのおタイプには弱い…これが本当の火葬というやつであろうか。
意外にものろいは覚えさせて貰えなかった模様。どこまでも悪性とは程遠いゴーストポケモンである。
使用トレーナー
関連タグ
ムゲンダイナ:骨だけの姿を持つポケモンつながり。
骨犬マロン:骨の犬つながり。ある意味主人に忠実な点も共通。
教区長エミーリア:体色、獣系、目が毛で隠れている点等の共通点がある。