「俺を殺してもザイゴンがいる・・・・ザイゴンは不死身だぁ!」
データー
登場作品『ウルトラマンA』
第10話『決戦!エース対郷秀樹』登場
別名: | 変身怪人 |
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身長: | 2メートル |
体重: | 150キログラム |
出身地: | アンチラ星 |
人間体(演):団次郎
CV/:高田裕史
概要
ヤプールより譲り受けた超獣ザイゴンを操るギロン人、メトロン星人Jr.と並ぶヤプール配下の宇宙人の1人。
その使命はTAC基地に侵入して内部から破壊することで、得意の変身能力を使い殉職した事になっている元MAT隊員の郷秀樹に化けてTACの前に現われ、『ウルトラレーザー』なる見せ掛けの新兵器でザイゴンを撃退する芝居を演じ、まんまとTACに入り込むことに成功した。
しかし街中で偶然再会したルミ子や次郎少年に、『帰ってきたウルトラマン』本編の第41話『バルタン星人Jrの復讐』の件以降『くん』付けで呼ばなくなった筈の次郎に対して『くん』付けで呼んだり(これに関しては作中ではなぜか終始ツッコまれなかったが)、郷の大好物の筈のおはぎを2個ぐらいしか食べなかったり、箸の使い方が下手くそ過ぎたり(しかもぶっ刺して口に運んでいた)、利き手が違ったりなどの不可解な行動から、北斗らに不審がられてしまう。
次郎少年や梶隊員をザイゴンによって火災に見舞われた病院の病室に閉じ込めて抹殺を図り、救出に向かった北斗に正体を明かして妨害。しかし救出は成功し、最期は北斗のTACガンと夕子のTACバズーカの怒りの集中砲火を受けて爆死した。
次郎少年を遇らう際には「ほらほら、どしたどした」と言ったり、噛み付かれた際には「いてっ」と言うなどコミカルなシーンもチラホラ(なお、シチュエーションはシリアスだったが)。
先述のように、郷秀樹を演じきれず(それどころか大抵の日本人が日常的に使いこなしているであろう箸が上手に使えてない)所々でボロが出てしまう点は、本人の演技力不足や先にも触れられたコミカルさ…もっと言えばうっかりミスかもしれない。或いは郷本人や日本人の食習慣などへの調査不足だったのかもしれない。
そういった点を鑑みれば、『帰ってきたウルトラマン』本編の第37話『ウルトラマン夕陽に死す』にて初登場し、事前に再生(或いはクローン)怪獣を送り込むなどして、じっくりウルトラマンジャックやその変身者の郷の事を多岐に渡って調べ上げた末に攻略作戦を実行している、というナックル星人への評価が相対的に上がっても見えてくる。
遺品
なお遺品で自作自演で使われ、「私にしか使えない」とかアンチラ星人本人が言っていた「ウルトラレーザー」だが、その後TACが兵器として実戦投入しており、第13話、第43話、第47話などで登場し、第13話ではタックアローに搭載している。…あれは嘘だったのか、それともTACの連中がオーバーテクノロジーを使いこなせたり、使えるように改造できるスゴイ奴等なのかは不明。
派生作品
ウルトラマン超闘士激伝
Qと共にヤプールの側近を務める。バラバとアプラサールと並ぶヤプール軍最強の戦士とされ、こちらはウルトラレーザーを実際に武器とする。ジャックに成り代わりセブンを騙し、本物のジャック共々葬り去ろうとする。露見するとザイゴンに跨り戦いとなったようだが、詳細は描かれていない。完成した新型ホークウェポンで倒される。
尚本物のジャックは氷漬けにされており、ドロボンにカラータイマーを奪われアシュランに轡をはめられた原典を踏まえているようだが変なところにこだわらなくともという気がしなくもない。
余談
名前の由来は十二神将の一人安底羅大将、もしくはポンプ座の学名「Antlia」と思われる。
また、見た目(特に上半身)がザリガニに似ており、ザリガニがモデルやモチーフになっている可能性もある。
関連タグ
スラン星人クワイラ:同じく過去のウルトラマンの変身者に化けている
バランガス:怪獣を撃退するフリをして防衛チームに潜入した手口が酷似している
ナリズマ・シボンズ:同じく、ヒーローの変身者に化けて防衛組織基地を壊滅させようとした敵繋がり。しかしこちらの擬態の素は死亡している。