ナパームマンとは、ロックマン5及びロックマンエグゼシリーズに登場するボスキャラである。
概要(ロックマン)
DWN.039
秘密兵器工場の守備を命じられている、任務に忠実なDr.ワイリー自作ロボット。
工場を見回るついでに自分に合った新兵器を探すのが日課の武器マニア。
強力な武器を全身に身に纏っているため仲間からも恐れられ、友達が少ないのを気にする気弱な一面を持っている。
ちなみに短所はマニアックな点であり、嫌いなものは安全装置らしい…友達が少ない理由ってそう言うところなのでは…。意外にも任務に忠実な生真面目さを持っている。
ロックマン5では8ボスの一体として登場。
ジャンプで移動した後に立ち止まって肩のミサイルか腕のナパームボムを発射してくる。
ミサイルは水平にまっすぐ飛ぶためジャンプでもスライディングでも避けられる。
ナパームボムは高く放物線を描いて飛び、地形に当たると爆発。爆風に注意。
足がクローラー(キャタピラ)になっているが、特にこれで走行するといった描写は無い。
「5」の他の多くのボス同様近づくとトードマン化するので、強そうな見た目に反して見掛け倒しである。
PS版のナビモードでもコサック博士に「簡単に倒せるぞ!」と言われてしまう始末。
クリスタルアイが弱点である。
ロックマン10においてはウェポンアーカイブのデータとして登場する。
「バトル&チェイス」では、「パトリオットボンバー」というマシンに乗って参戦。
その賞金で念願の兵器博物館を建てるが、客足はいまひとつのようだ。
特殊能力は後方に爆弾を撒くバックボムと、前方広範囲を爆撃するナパームボム。
マシンで特筆すべきはエレガードタイヤ。
減速する床を無効化できるうえに、オフロードを走ると逆にスピードが上がる。加えてオンロードにおけるデメリットがないため、安定度がダントツ。クリアまで突っ走れる良パーツである。前輪の見た目がキャタピラになってしまう点が残念と言えば残念。
CVは小杉十郎太。
入手できる特殊武器
ナパームボム
地面をゆっくりと転がる爆弾を発射する。連射可能で、画面上に3つまで出せる。敵に接触するか、一定時間が経つと爆発する。
威力が高い……と思いがちだが、実は平凡。
しかし、一部の頑丈なザコに特効を持つため、使い所を抑えていれば有用。特に本作屈指の強ザコであるパワーマッスラーを4発で倒せるため、着地して硬直したところに連射を叩き込めば瞬殺できる。
相手に踏ませて攻撃するという戦法も有効である。
グラビティーマンステージの重力反転トラップに影響されずに下方向へ攻撃できる。
ストーンマンの弱点。
ロックマンワールド4
後半のボスの一体として登場。性能・攻撃パターンは本家とあまり変わらない。弱点武器はクリスタルアイの他、引火してしまうのかファラオショットにも弱い。
ロックマン・ザ・パワーバトルシリーズ
一作目「パワーバトル」二作目「パワーファイターズ」共に出場。
原作と比べて体が大型化した他、大幅に攻撃パターンが増えた。
各シナリオ内でもトップクラスの強敵であり、全身兵器のロボットに相応しい強さを誇る。
「パワーバトル」で3〜6シナリオの難易度を上げている張本人。
原作でも活かされていなかった「足がキャタピラ」という特性を活かして積極的に体当たりを仕掛けてくる。
肩のミサイル攻撃は高さを変えて乱射してくる上、爆風にまで攻撃判定がある。
ナパームボムは発射後に大きくバウンドを繰り返し、壁に当たっても跳ね返ってくる。
エクストリームモードではスピードが向上して滅茶苦茶に攻撃してくる等容赦が無い。
「パワーファイターズ」では「新パーツを取り戻せ!」と難易度としてはそこまで高くないシナリオに登場するのが救い。
やや弱体化したものの、体力半減後はキャタピラでの突進攻撃や、破壊こそ可能なものの無数の誘導ミサイルで攻撃してきたりとこちらも厄介。
どちらも最優先での撃破が望ましい。
因みに二作続けて弱点はジェミニレーザー。
入手できるナパームボムはそれぞれジャイロマン、ガッツマンの弱点であり、特に「パワーファイターズ」ではジェミニマン等スーパーアーマー状態の敵に当てると弱点関係なくゴッソリ削る事が出来る。
また原作とは違い、転がるのではなくバウンドする。
ロックマンメガミックスでは
あまり目立たず、性格も温厚である。
遊園地でのアルバイトではチケット売り場の受付を担当している。
ギガミックスの「バーニングホイール」では愛車『パトリオットボンバー』を駆りレースに参加。
ハワイで無差別的に奇襲攻撃を仕掛けたギリアムナイトの軍団をシャドーマンと供に一掃し、ロール達を救出した。
シャドーマンと違いロールに感謝されたことに素直に感激するなどここでも人間臭い一面を見せるが、その後ギリアムナイトにやられてしまったらしくフォルテたちがやってきた時には既にリタイアしていた。
パトリオットボンバーは実は人力駆動(他のフィフスナンバーズがエアロバイクをこぐ事で動力となる構造)で、ライトットが分解した際には、中にチャージマン・クリスタルマン・ウェーブマンが倒れていた(見てしまったライトットとフォルテは「見なかったことにしよう」と冷や汗をかいていた)。
備考
応募された際の名前は「ビートマン」であり、前作ロックマン4では同じ原案者による
ほぼ同一のデザインである「ラッシュマン」と言う名のボスがライト賞を受賞している。
池原しげとがロックマン3のボスキャラ公募の際、これとは違うナパームマンを
投稿したが採用はされなかった。
詳しくは「ナパーム弾」の項目を参照してもらうとして、ナパームボムは焼夷弾の一種であるナパーム弾とは異なり、むしろグレネードに近い。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:坂口候一
初登場は「ロックマンエグゼ2」。
最初は自律型ネットナビでオペレーターが居なかったが、後に花火職人六尺玉燃次と出会い意気投合し、燃次のナビとして「ロックマンエグゼ5」に登場する。
両腕がミサイルランチャーではなく、機関砲に変更され、足のキャタピラもなくなった事で痩せ型の印象を受ける。
シリーズを通して威勢の良い性格であるが、「2」やアニメ一期では比較的冷静な口調で喋り、「5」やアニメ第三期では血の気が多く、熱血漢な口調で喋る。
砲台から機関砲を連射する「バルカンアーム」、焼夷弾を複数発射しフィールドを焼き払う「ファイアボム」、辺り一面を火の海に変える爆弾を発射する「ナパームボム」が必殺技。
作中での主な活躍
ロックマンエグゼ2
クリア後に行ける裏インターネットの最深部「WWWエリア」を守衛する自律型ネットナビ。
その正体はかつての軍事大国から漏れた情報を元に何者かが作り出したとされる強力なナビ。もともと軍事目的で開発されたため、その破壊力は圧巻。
ファラオマンを敗った熱斗とロックマンの前に立ちふさがるが、敗北。二人の強さを認め潔く道を譲った。
隠しボス故の高いHP、圧倒的な攻撃力、そしてフィールドを穴だらけにしつつ残り火でこちらの移動を制限する「ファイアボム」の存在から、クイックマンやマグネットマンと並びかなりの強敵である。フィールドを穴だらけにされるとかなりキツイので短期決戦で挑もう。
ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション
バトルチップゲートを使うことにより登場する隠しキャラの一人。
常に何かを破壊する衝動に駆られており、プレイヤーに対して「フラストレーションの発散」を求めてくる。
ロックマンエグゼ5 チームオブブルース
六尺玉燃次のナビとして登場。
最初はブースタープログラムを強奪したナビとして敵対するが、その圧倒的な火力を買われチームオブブルースの攻撃担当として活躍する。
敵とは言え初対面の相手に対して
「なんだぁ?テメェは」
と言うなど、威勢の良さは相変わらず。
シナリオ中に戦う相手なためか、2のときと比べて弱体化しており戦いやすくなっている。
基本性能
- 炎属性
- 専用コマンド:ナパームボム(前方6マス分を十字の形でリベレートする。ただし、パネルに隠されていたアイテムも破壊してしまう)
- 固有チップ:ナパームボムN(4マス前に焼夷弾を発射。周囲8マスに爆風が広がる炎属性攻撃)
- Bボタン:バルカンアーム(チャージショットが存在しない代わりにBボタン押しっぱなしでバルカンを発射。着弾地点の奥の1マスに被弾する)
- 特殊技:チップチャージ(暗転しない炎属性のチップを溜め撃ちすると攻撃力が2倍になる。ただし、ダークチップやプログラムアドバンスは対象外)
ロックマンエグゼ(アニメ)
第一期ではクリームランド侵攻を企む軍事国家「ダークランド」の軍事用戦闘ナビとして登場。
しかし、その企みはロックマンとナイトマンによって打ち砕かれ、デリートされた。
第三期では「アステロイド」として登場。爆弾魔のナビとして犯罪を犯すが、六尺玉燃次と出会ったことで犯罪から足を洗い、正式に燃次のナビとなる。燃次からは「燃次郎」と呼ばれている(本人は嫌がっている)。
また、この回の
「アイツ(燃次)が言ってた。爆発で人を幸せに出来ると。なら、爆破の能力しかないオレでも誰かを幸せに出来るかもしれねェ」
という台詞はまさに名言。
第四期でも燃次と共に引き続き登場するが、グレイガ軍のゾアノナパームマン(通称:偽燃次郎)も登場。
本物との違いは肩に砲塔ともカートリッジとも取れる部分が増設され、やや初代ナパームマンに近くなっている。更に本家からオレンジ色が少なくなったのも特徴。CFメディのメディカプセルで麻痺した所をCFナパームマンのバルカンアームで蜂の巣にされた。
関連イラスト
ロックマン
ロックマンエグゼ