概要
特撮『仮面ライダー555』に登場する流体光子エネルギー。ライダーズギアの活動源であり、必殺武器のパワーを最大限に高めた攻撃で、敵怪人(オルフェノク)の命を奪う。
『555』世界の仮面ライダーたちはメイン画像の様に体に輝くフォトンストリームという流動経路があり、ライダーズギア(スーツ)全体にフォトンブラッドを循環させる、いわば血管そのものである。
この色はフォトンブラッドの出力によって異なる。
最も安定した状態。
赤よりも高出力。ストリームを二本に増強する事で安定性を得る。
赤や黄色よりも更に高出力。
ソルメタルを上回る硬度としなやかさを併せ持つ超硬金属ルナメタルで作られた、仮面ライダーオーガ専用のフォトンブラッド流動経路。
出力は不明だが、サイガの2倍強のフォトンブラッドがオーガドライバーから供給される。
最大出力であると同時に、フォトンストリームの耐久限界値を表す危険信号でもある。シルバーストリームの状態を35秒以上続けると自壊するため、長時間使用することはできない。
銀と同等の高出力であるが、こちらは要所で三叉に別けることで逆ボトルネック効果を生み出し、自壊しない強力な流れを作り出す。
ちなみに、流動していない際は黒色のブラックアウトストリーム(ファイズ ブラスターフォーム)となり、フォトンブラッドのエネルギーの流れを完全に遮断し、逆流暴走やスーツの自壊を防ぐ役割を果たしている。
グランインパクトやクリムゾンスマッシュは勿論のことながら、スパークルカットやカイザスラッシュは剣と化したフォトンブラッドの高エネルギーで敵を滅多切りにする技であり、各種光線銃はフォトンブラッドそのものを光弾として放つ。
アクセルフォームに時間制限が存在するのはフォトンブラッドのエネルギーが高まりすぎているからであり、仮に10秒(アイドリング時は35秒)以上使用するとファイズギアは大爆発、装着者は大量のフォトンブラッドを浴びて死に至り、周囲3㎞が劣化フォトンブラッドで汚染される事になる(故にそうなる前に強制停止する機能が組み込まれている)。
ブラスターフォームはスーツそのものにフォトンブラッドが駆け巡っている、言わば『フォトンブラッドの鎧』のような状態であるため、並のオルフェノクであれば触れるだけで灰化・消滅させてしまう。
なお、ネット上では「フォトンブラッドは毒物である」という認識が広まっているが、フォトンブラッドが毒性について明言されている公式詳細は不明であり、
上記のアクセルフォームの「浴びて死ぬ」「汚染」ブラスターフォームの「触れると死ぬ」という記述が拡大解釈されて広まったものと思われる。
オルフェノクにとっての猛毒という詳細も無く、ファイズの通常の蹴りや、他のオルフェノクによる攻撃で死亡した例もある。
本作のライダーはスペック上は大したことが無く、平成シリーズ全体でもかなり弱い部類に入る。
オルフェノクもライダーになるより怪人態で戦った方が強いのだが、にも拘らずライダーズギアが重要アイテムとして争奪されているのは、このフォトンブラッドがオルフェノクに対してきわめて有効な武器になりえるからである。
ちなみに、量産型ライダーであるライオトルーパーはフォトンブラッドを排除した作りであるため、上述した恩恵は特にない。
余談
シン・ゴジラの劇中のとあるシーンで『フォトンブラッド水和物』という名称が登場している。
つまり少なくともシン・ゴジラの世界にフォトンブラッドという物質が存在していることになる。
関連項目
仮面ライダーファイズ 仮面ライダーカイザ 仮面ライダーデルタ