概要
徳島県三好市、美馬市、那賀町にまたがる標高1,955mの山で、四国山地の一部である剣山地の主峰。
徳島県の最高峰で、愛媛県の石鎚山に次ぐ四国2位の高さを誇る。
山名の由来は、山腹の神社に通説で壇ノ浦の戦いで平家の大半と運命を共にしたとされる安徳天皇の剣を納めた伝説によるものという説があり、山域周辺には平家の一部が落ち延びて来たという伝説が残る。
山頂周辺は「平家の馬場」と呼ばれる笹に覆われたなだらかな平原となっており、北斜面の石灰岩層地帯には搭状の岩が多く古来より修験道の行場となっている。
剣山国定公園の中心にあり、日本百名山の一つにも選定。
山自体は市街地から全く離れた奥地にあるが、舗装された国道2本が標高1,420mの登山口まで通じており、さらにそこから1,750mまで15分で結ぶリフトが冬季を除いて運行されている。
そのため初中級者でも比較的登山がしやすく、山頂には有人の山小屋が2軒ある。
その他曖昧さ回避
転じた表現として、CPUのPGAパッケージのLSI(集積回路)の形が似ているため俗称としてそう呼ばれる。
→高倉剣山
1996年に急行よしの川の一部を格上げして誕生し、列車名は先述の地域の名山に由来する。
1999年に臨時特急あいと最後に残っていたよしの川がこれに統合され、JR四国エリアから定期運行の急行が全廃になった。
一時期阿波池田駅から窪川駅まで延伸されたり牟岐線に乗り入れたりしていた。
現在は特急むろとの存在もあって徳島駅から最長で阿波池田駅までの運行であり、高徳線・徳島線・土讃線経由で吉野川沿いに徳島県を東西に横断する。