セカンド・ホームメイド・スーツ
せかんどほーむめいどすーつ
ネタバレ注意!
本当にネタバレ注意!
本当の本当にネタバレ注意!!!!
いいのか!?マジでネタバレだぞ!!!いいな?!
概要
セカンド・ホームメイド・スーツとは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストシーンに登場する、ピーター・パーカーが着用するスーツの正式名称である。
親愛なる仲間達の協力によってヴィラン連合の完全無力化に成功したピーター。だがグリーンゴブリンによって破壊された魔法の箱から解放されたマルチバースに干渉する魔法の暴走が致命的なレベルに達し、スパイダーマンの正体を知っているヴィラン達が各マルチバースからMCU世界に怒涛の如く押し寄せようとしていた。
ピーターはストレンジにある提案をする。それは、魔法によってピーター・パーカーという人物の記憶を世界から消すという壮絶な選択だった。
これを了承したストレンジは、ピーターに知り合い達との最後の別れを促す。別世界の二人のピーター、ネッド、そしてMJ…一人ずつとの正真正銘最後の交流を行い、ピーターは再出発の象徴、自由の女神から旅立った。
事件の後、自分の記憶を失ったかつての知り合い達と出会うも、ピーターは彼らに自分を思い出してもらうことも、交流していた過去を教えることもしなかった。自分の正体を知った彼らが、再び誹謗中傷の対象にされ、傷つくことを避け、孤独の道を選んだのである。
そして一人孤独に、かつて住んでいたのとは別のアパートの一室に引っ越し、荷物を広げていく。側らにはミシンと、ホームメイド・スーツとは別の、お手製スパイダーマンスーツ。ハイテクスーツよりも色が明るく、さらに模様の線も明確に見える、原作コミックや旧来の実写映画版などでお馴染みのスパイダーマンスーツがあった。
警察無線を傍受して新しい事件を察知したピーターは、クリスマスイヴの寒空の下、そのスーツを身に纏って飛び出した。
そのメンターから託された栄光の力ではなくヒーローとしての意思の継承
それらの記憶や記録はもはや彼自身の中にしかないと知りながら、親愛なる隣人スパイダーマンはニューヨークの人々を助けるべく飛び回る。そのマスクの下の素顔を知る者は、誰もいない。
だが失った人々から受け継いだ志、そして大いなる力と共に背負った大いなる責任のために、彼は戦い続けるのだ。
説明
内容としては、ミシンでピーター自ら製作した全身タイツタイプのスーツであり、ハイテクスーツ以降のスターク社製スーツにあった各種機能は一切ない。ウェブシューターはピーターの自作であるため存在しているが、ナノテクはもちろん補助AIや特殊ウェブもない。冷暖房や通信機器といった気の利いたものもない。
MCUスパイダーマンの特徴であった、メンターであるアイアンマンのサポートおよびスターク・インダストリーの技術とバックアップが、ピーター・パーカーの記憶が世界から消えた結果、無くなってしまっているからである。おそらくそれまで着用していたインテグレーテッドスーツも使用不可になった結果、このスーツの制作に踏み切ったものと思われる。
だが心配はいらないだろう。十分に成長した今のピーターなら、ハイテク機能がなくともニューヨークを守り抜けるであろうから…。
監督によるとスーツのデザインは、ピーター2・ピーター3のスーツを元にしたことが判明した。
余談
なお学校でもピーターの記憶が消えた為、ピーターはおそらく高卒認定の勉学にバイト、スパイダーマンとしての活動というハードなスケジュールになると思われる。
しばしば勘違いされがちだが、あくまでピーター・パーカーという人物に関する記憶が消えただけで、スパイダーマンに関する記憶そのものが人々から消えたわけではない(もしスパイダーマンに関する記憶まで消えてしまっているのだとしたら、ピーターもスパイダーマンのスーツを作り直すようなことはしなかっただろう)。実際、この次の作品ではストレンジがスパイダーマンについて何度か言及するシーンがある。