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エボン=ジュの編集履歴

2023-06-03 13:25:40 バージョン

エボン=ジュ

えぼんじゅ

ファイナルファンタジー10における全ての元凶にしてラスボス。イベントバトル方式で対決することとなる。

※以下はファイナルファンタジー10終盤のネタバレを含みます!

































いえ ゆい

のぼ めの

れん みり

よじゅよご



はさ

てか

なえ

くた

 ま

 え



概要

究極召喚獣に憑依して『シン』に作り替え、死の螺旋を生み出した全ての元凶

その正体は、千年前にザナルカンドを統治していた偉大なる召喚士エボンの成れの果て。即ちユウナレスカの父親である。

名前の由来はエボン=


千年前のベベルとの機械戦争でザナルカンドが壊滅する前、生き残った召喚士や住民たちをすべて祈り子に変え、自らも現在の姿となって夢のザナルカンドを召喚、自らの身を守るために『シン』を作り出す。

それ以降、自分の鎧である『シン』が、ユウナの父ブラスカをはじめとした大召喚士たちの究極召喚で倒されるたびに、その究極召喚獣に憑依し新たな『シン』に作り替え、人としての人格も、悪意も善意もなく、ただひたすら死の螺旋をスピラ中に強いていた。ベベルはこれを、故郷を滅ぼされたエボンの怒りと解釈し、エボン教を起こし広めるようになった。


エボン=ジュと究極召喚

実は『究極召喚を使用した召喚士は死ぬ』というリスクは、実際には究極召喚の発動によるものではない。

『シン』を失ったエボン=ジュは究極召喚獣に憑依し、新たな『シン』に作り替えてしまう。その際に究極召喚獣が受ける苦痛が召喚士にも伝播するのが死の原因である。


究極召喚獣が『シン』を倒せるのは、召喚士との間に強い絆が反映されることで絶大な力(幻光虫を分解する能力)を発揮するため。しかし、その強い絆が要因となって召喚獣が『シン』に創り替えられる衝撃が召喚士にも伝わってしまうのだ(当然エボン教やユウナレスカたちは、そこまでは説明しなかったため誰も知らないままだった。

劇中でも説明されておらず、単に「究極召喚ではない方法で倒したから」だとしか思われていない)。


実際にシーモアが自らの究極召喚獣であるアニマを使用しても死ぬことがなかったのも、ラストバトルでユウナが召喚獣を呼び出し敢えてエボン=ジュに憑依させても死ぬことがないのは、このことが関係している。彼はアニマの祈り子である自分の母を『シン』にしたくないという考えから、一度も『シン』にアニマをぶつけることはなく、通常の召喚獣と同じ扱いで使役していた。


本作の実質的なラスボスであるブラスカの究極召喚戦後で開始されるエボン=ジュが取り憑いた召喚獣たちを全て倒した後、その姿をティーダたちの前に曝け出す。


千年もの間、「夢のザナルカンド」を召喚し続ける為だけにこの世に留まって来た結果なのか、最早人間としての姿は失われており、なんとも形容し難い小さな魔物の姿(ファンの間では通称“ダニ”)の姿をしている。


戦闘

ジェクトが変貌したブラスカの究極召喚、そしてこれまでユウナが仲間にしてきた召喚獣達に取り憑いて操り、それら全てを撃破するとようやく本体とのバトルに突入する。

お供に歪んだ柱状の姿をした敵の「ジュ=パゴダ」を二体引き連れている。

普通に攻撃をすると『ケアルガ』で体力を全回復されてしまう(とはいえ回復値は限界値の9999なので連続魔法等の連続攻撃の技でそれを上回れば回復量を上回れる)上、『グラビジャ』でジワジワとこちらの体力を削ってくるので、倒すのに時間がかかる。

さらに、お供のジュ=パゴダは複数の状態異常を引き起こす『カージュ』を使用する他、『アスピラ』でこちらのMPを奪ってくるので非常に厄介。


……と解説すればラスボス然とした強さがあるように思えるが、実際はめちゃくちゃ弱い。

主な原因としては、


  • エボン=ジュとのバトルでは常時強制リレイズ(これは祈り子たちの間接的な支援という設定)が掛かっており、何も知らずともプレイヤーが同士討ちによる石化を掛け合う等のよっぽど意図的な事をしない限り負ける事は絶対にない(本作の実質的なラスボスはジェクトだと言われるほど)。
  • 状態異常が効くので、ゾンビアタック→レイズ系のコンボであっさり倒せてしまう。
  • ラストステージに突入する前にモンスター訓練所に出現する化け物級の敵と張り合える強さになっていると、前座だが明らかにこいつより強いシーモアやジェクト(ブラスカの究極召喚)をもほぼ一瞬で倒せてしまい、ダメージ限界突破アビリティがついた武器なら上記の回復限界値を上回れるので、プレイヤーによってはギミック完全無視の一撃必殺も可能(エボン=ジュの体力は99999であり、ダメージの真の限界値も99999)
  • そうでなくとも最高峰の連続技であるティーダの最終技『エース・オブ・ザ・ブリッツ』なら簡単に倒せる。

……といったもの。

さらに、ジュ=パゴダは倒される度に最大HPが上昇して復活するので、プレイヤーの中には本体よりもお供の方が強いとさえ感じる事も。

まあ、脆弱な本体を守る為に『シン』という鎧を纏っているという設定を考えると仕方ないのかもしれないが。

正攻法で行くなら自分のグラビジャでエボン=ジュ自身が巻き添えになってHPが減るので、耐え続けて、自キャラの火力で一撃で倒せる様になったところに攻撃するか、上記の通り連続技の総ダメージが回復限界値の9999を越えるキャラで攻撃し続けてジリ貧にするのが一般的。


上記の無限リレイズで文字通り無限に時間はある為、何度か無駄攻撃でカウンターケアルガされ完全回復されてもいつでも取り返しが効く


最後

ティーダたちによってエボン=ジュは倒され、「夢のザナルカンドを召喚し続ける」という呪縛は終わりを迎えた。そして召喚士たちも祈り子たちも、スピラに生きるすべての命が『死の螺旋』という1000年の呪縛から解放されたのだった。


関連項目

ファイナルファンタジー10

『シン』 ラスボス



シャドー(ゼルダの伝説)ゼルダの伝説 夢をみる島のラスボス。夢の世界を消滅させないために暗躍していた。召喚獣との連戦と同じく姿を変えたシャドーと連続して戦い、最後はエボン=ジュと同じく一つ目の怪物となる。この形態はある道具を使えば一撃で倒せるためめちゃめちゃ弱い。などなど類似点がある。


サラ(クロノトリガー)クロノトリガーおよびクロノクロスの登場人物。「かつては古代王国の王族」「ある存在に囚われている(無念を抱いて倒れた者たちの集合体の核にされている)」「本体は別に潜み分身が表立って活動している」「分身の後に本体と戦うが分身の方が強い(本体戦は実質的なイベントバトルのため)」「最期は主人公によって解放され、無念を抱いた者たち共に消え去った」などなど表現こそ違うが類似点がある。


????ゼノブレイド2の登場人物。ネタバレ注意。


????ファンタシースターオンライン2のラスボス。コンセプトがよく似ている。





Ebon Ju:同名のYouTuber。2022年のブーム以前からワッカのMAD動画を召喚もとい投稿している。界隈では「Ebon ju老師」と呼ばれ親しまれており、当該ブームの先駆けとなった動画にも師へのリスペクトやオマージュとみられる演出が存在する。

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