概要
「ファイナルファンタジー10(以下FF10)」の実質的ラスボス。ティーダの父親ジェクトが究極召喚獣へと変貌した姿。
外見は、ジェクトを大きくさせて、そこに怪物要素を足した感じである。
バトルは2連戦で行われ、第一形態のHPを0にすると胸から大剣を取り出し本気になる。真の戦いはここから。
到達するレベルによっては苦戦する可能性があり、スフィア盤をロクに進めず召喚獣のごり押しで進めてきたプレイヤーは厳しい戦いを強いられる。攻撃方法は物理攻撃に偏っておりプロテスを掛けた上はげますで防御力をあげるのが有効な手段になる。
与ダメージがパラメータの伸びの3乗に比例する程インフレしているFF10においては少し鍛えればバランスが崩壊するので、ボスとしてはイマイチ強くないと言われるのも仕方ないだろう。モンスター訓練所をかじっているパーティならばほぼ瞬殺状態。
物理攻撃力255のユウナに殴り殺されるオヤジはもはやこのゲームの語り草。
戦闘中にはティーダで2回まで呼びかける事が可能。話しかけるたびに「ブラスカの究極召喚」のオーバードライブゲージがリセットされるので低ステータスで戦う際はよく用いられるテクニック。3回呼びかけると「もう声は届かない…」と表示され、何も起こらなくなるため、完全に理性を失ってしまったことがわかる。悲しい…。
あえて『シン』やジェクトの名ではなく「ブラスカの究極召喚」である点に制作者側のセンスが光る。
ちなみに剣を取り出してからの構えはティーダと全く同じである。ひょっとすると究極召喚獣化する前からの戦闘スタイルもティーダと同じだったのかもしれない。
OtherWorld
実質的なラスボス曲であるが、「Ⅶ」以来久々の歌唱(歌詞)付き。FFシリーズでも珍しいヘヴィメタルかつデスボイスの歌唱である。
OPでティーダがブリッツボールの試合に出ている時にもアレンジ版が流れていて、この曲からFF10は始まり、この曲でFF10は終わる、と言ってもいい。
歌詞は全編英語だが訳するとこれ以上なくFF10の世界やティーダの宿命、ブラスカの想いを歌い上げている。英語に聡い人はOPで聴いてて何故このような歌詞にと思いつつもゲームを進め、その末にこの戦闘においてようやく歌詞の意味を、そしてこの曲がOPとこの戦闘で流れるのかを悟るのであった。
FFシリーズやその他スクウェアゲームの代表的作曲者である植松伸夫氏としては珍しい曲調...と思われるかもしれないが、実は植松氏は「プログレ博士」を自称するほどの大のプログレ好き。この事を知るファンからは「むしろ植松氏の真骨頂」との声もある。
何を血迷ったのか、半熟英雄4にはある意味これのアナザー曲(アレンジ?)と言うべき「ウィ・アザー・ワールド」という歌詞が全部「4」というものがあるんだ4!
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歴代ナンバリングタイトルのラスボス
※登場作のFF11はオンラインゲームとしての都合上、厳密にはラスボスポジションの敵が複数存在する。