注意
『Cassandra Vole』もしくは『卡珊德拉・沃雷』(簡体字)、『卡珊卓・沃雷』(繁体字)が公式発表済の表記。
日本では未リリースのゲームなので、公式の日本語表記は不明。
カサンドラ・ヴォールという表記は現在Pixivのタグとして使われているが、今のところは便宜上の名前である
公式訳はちがったものになる可能性もあるので、心配な場合はとりあえずCassandra Voleか卡珊德拉(卡珊卓)沃雷の綴りをタグに使っておけば間違いないと思われる。
追記1:一回目の日本語クローズドベータテストにて公式としての「カサンドラ・ヴォール」表記が確認された。
追記2:二回目の日本語CBTでも同様の表記が確認された。
概要
『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』に登場するスリザリンの女子生徒。
取り巻きのFrey twins共々本作のライバルキャラ的存在。
父親は魔法省職員(闇祓いではないことが明言されている)で、叔父はマグル。ヴィーラの曾祖母がいる。
プロフィール
血統 | 半ヒト(8分の1ヴィーラ) |
---|---|
性別 | 女 |
星座 | 蟹座 |
守護霊 | 貂 |
杖 | 10インチ、柊にヴィーラの髪 |
立場 | ホグワーツの学生 |
性格 | 自信家、聡明、尊大、薄情、冷酷 |
好きな教科 | 薬草学 |
得意なこと | ガーデニング |
苦手なこと | 人とうまくやっていくこと |
弱味 | 無し |
好きなもの | 注目されること、自分の髪、ペットの毒触手草(有毒食虫蔓) |
好きな食べ物 | パイナップルアイス |
嫌いなもの | Ivy、自分の目の下の黒子、分けあうこと、家族との夕食、クィディッチ |
外見
アシンメトリーの長い金髪に緑眼、ひときわ秀でた容姿の少女。曾祖母を知る人には「彼女の若いころそっくり」とよく言われるらしい。ヴィーラであった曾祖母は美しく、魅惑的で、強かった。彼女はカサンドラの憧れそのものであった。
身長について公式で触れられたことはないが、ゲーム内の外見的には公式のっぽ設定のRobyn Thistlethwaiteと身長が近い。
頭の右側には緑のリボン、両耳には緑のフレームに金の輪模様があしらわれたイヤリングをつけている。
制服は特に着崩しておらず、ローブの前は上から腰のあたりまで閉じている。
常時白い手袋をつけており、だれかを煽るときには芝居がかったわざとらしいさまでこの手をパチンと打つ癖がある。
私服は緑のリボンタイをつけたシャツに緑のハイウエストスカート、黒のボレロを着ていることが多い。
人物
公式いわく天性のスリザリン。
先の時代に魔法界を脅かした人々ほど過激ではないが、マグルに対しては否定的かつ嘲笑的な意見を持っている。
そのため親マグル派的に機密維持法に疑いを抱いているDaniel Pageとは入学すぐに衝突し、Danielの友人であるIvyと主人公とも良好な関係とはいえない。前者に関してはDanielよりも最悪な仲になった。
主義主張を差し引いても、プロフィール通り人と円滑に交流するということは苦手なようで、ことあるごとに同級生(ときには教師まで)に不遜な態度を取り、よくトラブルを招いている。
同じスリザリン生相手であってもその高慢な態度は変わらないらしく、寮内でも遠巻きにされている。
新入生パズルイベントでは、大広間にてカサンドラに挨拶しようとして冷たくあしらわれたモブスリザリン生の話を聞くことができた。(なおそのスリザリン生は美人に目がないようで、どうもカサンドラに話しかけたのも顔に惹かれたかららしい。同学年の美人としてほかにはRobyn ThistlethwaiteとIvy Warringtonの名を上げていた)
カサンドラの同級生への態度は原作のドラコ・マルフォイや『ホグワーツの謎』のメルーラ・スナイドのものと同様不躾であまり人好きのしないものだが、これは彼女が同級生を嫌っているわけではなく、純粋にただ同級生の誰もがカサンドラよりも劣っていると言うことを知らしめたいがための行動である。
自分は生徒の誰よりも魅力的で聡明で人気があり、それに異論を呈するのはただの馬鹿(あの厄介なIvy Warringtonと彼女の友達のように!)である…らしい。
そして、自分が格別に優れていることはすべての魔女と魔法使いが平等に生まれていないことを証明していると彼女は思っている。
母は彼女がそういった独特な考えを口にすることを好んでいないが、カサンドラとしては「誰かがそれを奪おうとする前に、自分の主張を貫くことが重要」らしい。
生前はハッフルパフの監督生を務めていたセシル・シェットランドの肖像画は、彼女の容姿に非常に見覚えがある、両親を知っていると言った。しかしカサンドラは家は曾祖母の代からずっとスリザリンでハッフルパフの知り合いなどいないと怒りを露にし、セシルが名前を尋ねても何も答えずその場を去った。
実際、カサンドラの発言は苦し紛れの嘘だった。彼女の両親はセシルの言う通りハッフルパフ出身で、とても善良な人だった。カサンドラの家族はみな極めて善良な人ばかりだった。それは彼女にとって恐ろしい秘密だった。
曾祖母のディライラによって訂正されはしたが、彼女は自分が両親とは血のつながらない子だと思い込んでいたことさえあったのだ。
カード性能
カード名 | カサンドラ・ヴォール |
---|---|
種別 | Companion |
レア度 | Epic |
効果 | フィールドにカサンドラ・ヴォールを召喚する。カサンドラは召喚されると周囲に雷雲を発生させる呪文を行使する。この雷雲は範囲内にいる敵ユニットへランダムにノックバック効果とダメージを与える |
体力 | 421 |
ダメージ | 71 |
遅延 | 0.8 |
DPS | 88.8 |
攻撃範囲 | 50 |
移動速度 | 不動 |
攻撃対象 | 空、地面 |
コスト | 0 |
余談だが、他のCompanionカードが全てそのキャラクターに沿った効果を持つのに対して、カサンドラの雷雲は強力さと視覚的インパクトに反して一度も関連エピソードや設定が言及されていない。
カサンドラの持つ柊の杖は所有者が易怒性や衝動性を克服する援助をすることでよく知られている。ひょっとすると雷雲は彼女の性質を表しているのかもしれない。ヴィーラの髪も非常に気まぐれな杖芯として知られている。
経歴
1年目
2008年度にホグワーツに入学し、スリザリンに組み分けされた。
第2章
魔法薬学の授業が始まる前、主人公たちが廊下で話しているところに取り巻きのFrey twinsを伴い現れ、授業に行くのに邪魔だから退いて、と冷たく高慢な態度で言い放った。
第3章
ある日の大広間、カサンドラはDaniel Pageが彼の友人に、マグルから魔法を隠すのは自己中心的ではないかと話しているのを耳にした。
それを聞いたカサンドラはDanielに、犯罪者になって新聞に載りたいのかと揶揄い、「愚かなマグルは自分の影にすら怯えている」と言った。
Danielはもし彼女が魔法族でなければ、彼女もまた魔法を恐れただろうと反論した。
するとカサンドラは「私が思うに、あなたのママはマグルね」と馬鹿にするように言い、怒ったダニエルに杖を向けられた。
Ivyに非魔法族が嫌いなのかと尋ねられると、カサンドラはそれを否定し、「私にはマグルの剽軽な叔父がいる、ただ一部の人と違って法律を重要視(respect)しているだけ」と言った。
Ivy Warringtonが、「あなたは誰のことも敬って(respect)いないように聞こえる。あなた自身を除いて」と言うと、カサンドラは初日の迷子の件について持ち出してIvyを嘲笑した。
それを見ていたDanielはカサンドラに、「何を言ってるのかわかっているのか」とますます怒気を露にしたが、カサンドラは魔法省に勤める父に言えばすぐにでもDanielはアズカバンに入れられることになるのだと脅した。
そしてカサンドラは去り際に「授業で会いましょうIvy、また迷子にならないように」と言った。
自分を追いかけてきたアイビーに気がついたカサンドラは、また初日の迷子のことを持ち出し揶揄ったが、IvyはただカサンドラにDanielへの謝罪を求めた。
カサンドラは、本当のことを言ったことについて謝罪しなければならないのかととぼけ、Danielのことで決闘するつもりなのかとIvyを笑い、「慎重に友達を選ぶことを学んだほうがいい。あの子は良いとはいえない」と告げた。
ついに怒ったIvyはカサンドラと呪文の撃ち合いを始め、カサンドラの呪文で突き転ばされると、消失呪文を打ち出した。
放たれた呪文は廊下に置かれていた甲冑を丸々一つ消し去り、カサンドラを動揺させた。
ちょうどその瞬間に到着した主人公たちにカサンドラは、「彼女は私を傷つけようとした! 全部見てたでしょう!」と言った。(Ivyはただカサンドラの杖を消して無力化するだけのつもりだった)
その直後にロングボトム教授が現れ、危険な行為をしたとしてIvyとその友人たちに居残りの罰則を命じた
その日の夜、カサンドラは取り巻きのFrey twinsと共に図書館に忍び込んだ。Gossamerからそれを聞いたDanielとIvy、主人公はその理由を調べに行った。
カサンドラはIvyと主人公に、刑務所に送られたDanielの家族のことを知ったと話した。
Danielはカサンドラとの決闘を始めた。
決闘に負けたカサンドラは、「自分達のことを良い友達だと思っているようだけど、じっさいはお互いのことをよく知らない」と吐き捨て逃げ去った。
第4章
カサンドラは図書室の本に呪いを掛け、Danielたちがページ家に関する本を探しに来たときピクシーに襲われるように仕向けた。
Danielと主人公がピクシーを撃退すると二人の前に、曰く“ちょっとした楽しみのために”現れ、クィブラーを見せた。
主人公がクィブラーは馬鹿げた雑誌だ、と言うとそれに賛成し、「これは愚かな人だけが真に受けるようなばかばかしい嘘に満ちた、古くさくてふざけた雑誌……だから、きっとあなたはIvyについてここに書いてあることも一言も信じない」と笑った。
Ivyの名が出たことにDanielが驚くと、「何? 自分のことだと思ってた? 申し訳ないけれど、貴方はそんなに面白くないの」と言い、その場を去った。
第5章
カサンドラは主人公たちを尾け、『受け入れの羽ペンと入学名簿の部屋』に入った。主人公たちを手助けしたのはIvyが当然の報いを受けさせるためだったことを明かし、Ivyは危険だから退学になるべきだと言った。
怒ったDanielが呪文を放ったが、カサンドラはそれを首尾よく躱し、フリペンドを使ってDanielを気絶させた。
カサンドラは主人公と決闘を始めたが、後から部屋に入って来たIvyのペトリフィカス・トタルスによって倒された。
2年目
第1章
大階段の壁に掛けられた絵画を見て行方不明の父を連想し泣いていたLottie Turnerに、カサンドラは馬鹿にするような声色で「すばらしい絵を見て泣いているの? それとも宿題のことで?」と問うた。
Lottieは目元の涙を拭い、魔法史の課題(失われた宝の捜索)を達成するために協力しないかとカサンドラに言ったが、カサンドラは古ぼけた絵を見て泣いてしまうのにどうやって達成するんだと嘲笑い、絶対自分たちより早くは何も見付けられないだろうと嘯いた。
これは競争じゃないとLottieが応えると、「もちろん、敗者に加点があると思った?」と言った。
Lottieがカサンドラは先生から加点されないと思うと言うと、「いいえ、ここに居る敗者はあなただけ」と返した。
そしてDanielがFrey twinsを武装解除すると、「練習してきたようね」とわざとらしく感心し、「私も」とDanielを逆さ吊りにした。
Lottieはカサンドラにリクタセンプラを打ち、こんなのは馬鹿げていると愚痴をこぼした。
カサンドラは(わざとかどうか不明だが)Lottieが見ていた絵を杖を振って落として壊し、Lottieを怒らせ、決闘を始めた。
その後フィルチが来ると、カサンドラは慌てて双子と共にその場を逃げ去った。
3年目
第2章
薬草学の授業開始前、もし魔法省が真実をすり替えていれば、きっと自分達が新聞に晒し上げられていただろうと友人に言うDanielを見て、カサンドラは「新聞に自分たちの写真を載せてもらえなくて残念がっている人がいるようね。かわいそうなDaniel Page、全然有名じゃない」と嘲り笑った。
第5章
大広間でカサンドラはDanielの家族について書かれた日刊予言者新聞の記事を周囲の生徒たちに見せながら、「私は知ってた。Daniel Pageは彼の親愛なるお父さんと同じくらいおぞましい犯罪者だって。家族全員が塀の中にいる。母親なんて、アズカバンに収容されてる!」と嬉しそうな顔で言い、「もちろん、私はずっとそのことを知ってた。彼はそういう見た目をしてる」と忌まわしそうに囁いた。
駆けつけてきたDanielが黙れと怒鳴ると、「さもなければ? 呪いをかける? ……さあどうぞ、私たちに真実を話してみてDaniel」と詰め寄り、「あなたは“Bloody Page”? それとも貴方はパパのちっぽけで犯罪的なマグル帝国には相応しくなかった?」と言った。
Danielが半ばやけくそにそれを肯定すると、Frey twinsは、「母親がアズカバンに入れられたのはお前のような奇形(freak)を生んだからか」「父親を排除できて嬉しいだろう、彼は本物の犯罪王ではなかったから」と言い、怒りが沸騰したDanielは呪文を放ってカサンドラを気絶させた。
決闘を止めに来たマクゴナガル教授に、カサンドラは「Danielが先にやった! 彼も収監され
れるべきです、両親と同じように」と言った。
人間関係
- 主人公
DanielとIvyの友人であるということからやはり良好な関係とはいえないが、主人公個人と酷く争うことはあまりない。ただやはり主人公に対しても態度は悪く、BallやSpecial eventなどの特殊なイベントを除けば大体蔑みの言葉しか向けてこない。成り行きで決闘することもしばしば。
ミニゲームのBallでは、カサンドラをパートナーに選ぶことが出来る。カサンドラ曰く「これ以上恥ずかしいことはない」とのこと。なぜ誘いを受けた
- Ivy Warrington
最初は入学初日に迷子になった少女として、そしてDanielの友人として、軽く小馬鹿にしていただけだったが、彼女がカサンドラをあやうく消しそうになってからはIvyを嫌うようになった。
一年生のあるとき、(主人公に勧められて)Ivyがカサンドラとの関係をすこしでも良くしようと話しかけたときには、これまで以上に散々Ivyのことを馬鹿にした挙げ句、あなたのような友達はいらないとまで言ってのけた。
カサンドラの『嫌いなもの』欄の先頭に入っている人物。Ivyの『嫌いなもの』欄の後尾にはカサンドラの名前が入っている。
アイビーのほうはというと、1周年記念ストーリー『破晓时間』(夜明けルート)でカサンドラが主人公に感謝の意を示したことを聞かされてもあまり驚いた様子はなかった。それどころかカサンドラの変化に半信半疑なDanielを窘め、彼女を新たな友人として迎え入れることを許容するような態度をとった。
続いて2022年のクリスマスイベントでは、なんとアイビーはカサンドラに緑色の三角帽子をプレゼントしている。もっとも、カサンドラは帽子が既製品であることと緑の色合いが好みでないことに文句を付けていたが……「Je ne sais quoi!」
日本各地で行われた『魔法の歴史展』の魔法の覚醒フォトスポットでは、カサンドラと一緒にIvyのスタンディングPOPが設置されていた。ブースに設置されていたキャラクターの看板はこの2人とハリーのみだった。
- Daniel Page
機密維持法に対して懐疑的な意見を口にしたことが、カサンドラと対立する切っ掛けとなった。
カサンドラにはマグルの新聞に書かれた家族の過去の事件のことまでほじくりかえされため、かなり不仲。
Ivyとは違い、Danielは一貫してカサンドラを嫌っているようだ。
カサンドラはなにかとDanielを(そして彼の家族)を手酷く罵っているが、『嫌いなもの』にDanielの名前は入っていない。
おそらく、(少なくともダニエルに直接反撃される3年5章以前までは)あくまで馬鹿にしているだけで、Danielのことは脅威とも障害とも思っていないのかもしれない。
CMの決闘編ではカサンドラとグリフィンドールのローブを着たDanielが決闘をしている。このシーンは後の日本向けの宣伝や、TGSのスタンディングPOPにも流用された。
- Frey twins(Colby Frey&Fischer Frey)
取り巻き。大抵の時間をカサンドラに従属し過ごしている。カサンドラはそれは二人が自らをリーダーだと思っているからだと考えているが、Fischerのほうはカサンドラが何か不思議な魔法を掛けたからではないかと本気で疑っている。カサンドラがヴィーラの血を引いていることを鑑みれば、あながち外れていないかもしれない。
2021年のクリスマスイベントにおいてこの2人はそれぞれ杖ケース(Fischer)と手編みのスカーフ(Colby)をプレゼントしていた。意外にもカサンドラはColbyのスカーフを気に入り彼に感謝を述べ、FischerがColbyのプレゼントを露骨に嘲ったことにはやや苛立ちを覚えていた。
関連イラスト
関連タグ
ドラコ・マルフォイ…ヘッドライターによると彼女のインスパイア元。ただし、ストーリーが進行するにつれて、彼とは大きく異なる変化をしていくとのこと。
フラー・デラクール…ヴィーラの髪の毛を芯にした杖を持つヴィーラの混血繋がり。こちらも高慢な性格。姓や時おり出るフランス語を鑑みるともしかしたらカサンドラもフランスに縁があるのかも知れない。