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風間仁の編集履歴2023/06/18 01:34:50 版
編集者:psgmania
編集内容:7のストーリーを追記。

風間仁

かざまじん

ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)より発売された『鉄拳シリーズ』のキャラクター。

プロフィール

キャッチコピー『運命の稲妻』
国籍日本
格闘スタイル三島流喧嘩空手改、風間流護身術(母親に教わったもの+我流)<3のみ>、空手<4~>
身長180cm
体重75kg
血液型AB型
仕事格闘家<~5>、三島財閥の総帥<6>
趣味森林浴
好きなものの教え
嫌いなもの人を騙す行為
年齢年齢は、『3』=19歳。『4』=以降は21歳。
声優千葉一伸
代表的な技風神拳、羅刹門・壱、右回し突き、追い突き、肩固め喉輪落とし、前心、受け流し、蠢魔刹

概要

鉄拳3』以降の鉄拳シリーズの実質的な主人公。初登場は『鉄拳3』。

実質的な主人公である為、『鉄拳』シリーズの設定は仁のEDが正史となっており、三島家以外の人物が主役の媒体でも三島家の中では1番焦点が当てられる事が多い。

シリーズ途中から格闘スタイルが完全に変化した珍しいキャラクター。

三島の人間では彼と三島一八のみがデビル因子を持っており、肉体に著しい損傷を受けた時や“恨み”、“憎しみ”、“呪い”等の負の感情に呑まれた時などに、頭部に角、額に赤い雫形の宝石の様な第三の目を持ち、背中に羽の生えたデビル仁になる。

デビル因子の力を抑える事が出来ると言われている風間家の血を引いている為、辛うじて意識を保っているが、父の様にデビル化を自在にコントロールする事が出来ず、「現在進行形で呑まれかけ、浸食が進んでいる(原田Ptwitter)」らしい。

本来は自然を愛する心優しい好青年であるのだが、肉親から受けた裏切りや自身のデビル化などの

過酷な宿命を背負っているが故、シリーズを追うに従ってその表情は深い影を帯びて行く様になった。

ストーリー

『3』

三島家と風間家の血、そして三島に流れるデビル因子を受け継いで生まれた少年。

故郷屋久島で母と共に過ごしていた15年間の平穏な日々とかけがえのない母を闘神によって奪われ、己の力不足を痛感した仁は、母の遺言に従って三島平八の元を訪ねる。

そして三島流喧嘩空手の教えを乞い、母の敵である闘神を打倒すべく第3回大会に出場。

見事、闘神オーガを打ち倒すものの、闘神の力を得ようと目論んだ平八の裏切りを受け、強い憎しみと頭部への致命傷が引き金となって自身の中に眠るデビル因子が覚醒。鉄拳衆と平八をなぎ倒し、空高く飛翔した。

以来、自分の中に流れる三島の血もデビルの血も深く憎悪するようになり、世界の平和を脅かす三島の血を根絶することを己の使命として苦悩しながらも戦いに身を投じていく。

『4』

自分の中に流れる三島の業やその格闘スタイル、デビルの運命全てを憎悪しており、オーストラリアのブリズベンにて、格闘スタイルの脱却を目指し、道場の師範の元で空手の修行をしていた。

その中で大会開催の告知を知る。罠と分かっていたが、全ての運命を断ち切るため、大会へ出場する。

決勝戦まで勝ち進み、その決勝の地へ進む道中、突如鉄拳衆に強襲される。応戦する仁だが、多勢に無勢のため、無力化され、三島の本堂へ連れ去られる。

※強襲された際、仁の胸部へ多数の麻酔弾のようなモノが撃ち込まれているのが確認出来る。

本堂にて、一八の干渉のためか、一八による怒りや憎しみの悪夢を見せられる。一八の目覚めろという声によって、覚醒。一八に存在否定の言葉を吐きつつ、一八へ闘いを挑む。

一八を下した後、平八がその力を奪おうと襲い掛かってくるが、デビルの血が強まっている仁が平八を下す。そして止めをさそうとするが、ふと風間準の幻覚を見る。

幻覚を注視すると、そこには菩薩像があった。それを見て笑みを浮かべる。

平八を投げ捨て、黒い翼を広げて空へと消えた。黒い羽が舞い散る中、たった一つの白い羽を残して…

『5』

大会にて一八と平八を下した後に夜空へと飛び出したが、何者かの気配を感じ、意識を失う。次に意識を取り戻して辺りを見渡すと、荒れ果てた森林が目の前にあり、それが自身の行いであろうことを疑いはしなかった。

その後、故郷の屋久島へ戻るが、それから悪夢を見るようになり、デビルの力が強まっていくのを感じた。このままではデビルに取り込まれるのは時間の問題、そう考えた仁はデビルに呑まれる前にすべき事をするため、大会へ出場する。

決勝にて仁八を下した後、仁は三島財閥の頭首へと就任した。

就任式では多数の黒服が集まる中、玉座へ深く腰を下ろした。

『6』

三島財閥頭首となった彼は突如、全世界に向けて独立と宣戦を布告。

武力と工作をもってたちまち戦火を広げ、世界を悲劇と混迷に陥れていった。

一方で三島一八の率いるG社が、三島財閥に対する対抗勢力として台頭。やがて世界中の支持を集めはじめたG社は、頃合いと判断して全ての元凶である仁の首に賞金を懸ける。

仁はこれを待っていたとばかりに「The king of iron fist tournament 6」の開催を宣言した。

仁が世界を悲劇と混沌に陥れた理由はシナリオキャンペーンにて明かされる。

『7』

三島一八と激闘を繰り広げていたはずの仁だったが、突如消息を絶ってしまう。

生死不明とされていた彼は、ある時、中東の砂漠地帯で発見されるが、国連軍に護送される最中にデビル化して逃走。紆余曲折を経てラース・アレクサンダーソンに窮地を救われ、彼が身を寄せるリー・チャオランのヴァイオレットシステムズ社に保護されることとなった。

一方、仁不在で劣勢に立たされた三島財閥は三島平八が総帥に返り咲いたことで勢いを盛り返しており、三島財閥とG社の戦いは更に混迷を極めようとしていた……。

デザイン

後方上部に髪の毛全体が尖っており、長い前髪が何房か垂れている。鉄拳3での初登場時は癖のある男前だったが、シリーズを重ねるにつれ超絶美形に変貌した。

シリーズが進むごとに前髪が伸び、増量中。

コスチュームの変更も当初から頻繁でありフード、学制服、スーツ、ライダース等で描かれるがその大抵がデフォルト衣装である。

STREET FIGHTER X』鉄拳では瞳がほぼ金色になっている事もあったが、鉄拳本編では普通に黒のまま。

鉄拳8

「俺達は…この世に存在するべきでは無い…」

(該当シーンは1:30~1:40)

2022年9月14日、Evo 2022で少しだけ発表された鉄拳8のトレーラーが発表された。

『7』では主人公を一八と平八に譲っていたが、トレーラーの描写からして再度主人公として活躍する事が期待されている

そしてその中に、衝撃的なシーンが。

何と、風間仁が暴走せずにデビル因子を操っている描写があったのである。

これは『7』でデビル仁化した経緯があるので、楽観視は出来ないが、『6』でのアザゼルとの闘いを経た結果、デビルの力を制御出来るようになったためである。

デビルカズヤとの見た目の相違点として、第三の目の開眼は同じだが、

変身時のエフェクトが赤色で、片翼が生えている。

一目見て、長髪ソルジャーを想像した人も少なくない。

詳しい性能はまだ明かされていないが、今後の期待が高まるばかりである。

『鉄拳シリーズ』以外のシリーズ物のゲーム作品では

基本的にこの項目に記載する項目は仁が『鉄拳シリーズ』の代表として扱われている。また、版権作品では仁は数少ない皆勤賞の1人である(ゲームオリジナルキャラを除けば、他にはリュウケン春麗、平八、ワルキューレデミトリモリガンKOS-MOSのみ)。

Namco×CAPCOM

クロスオーバー作品初出演作品。この時の服装は『4』のコスチュームで参戦。初登場はドルアーガの塔』のローパーを素手で返り討ちにするインパクトのある登場をした(因みに、ローパーは原作ゲームではかなり凶悪な敵と言われている)。

平八や一八、闘神オーガを強く憎んでいる事は変わらないが、この時はまだ好青年な性格である為、影を帯びる前と比べたら比較的親しみやすい方であり、協力しなければいけない状況では協力を惜しまないが、やはり後述の2作と比べるとやや感情的な面が目立つ(尚、戦闘では仁と平八の合体攻撃もある)。

プロジェクトクロスゾーン

『ナムコクロスカプコン』に続き参戦。ペアユニット参戦で本作では暁雨とコンビを組む。

本作から『鉄拳TT2』の設定になっており、性格も影を帯びている為、前作で仁を知っている人からは「随分可愛げが無くなった」と言われた(本人は気にしてないが)。その一方で、前作で共闘したリュウと再会した時には笑みを浮かべていた。

プロローグで魔界の魔物達の影響で反応したデビル因子に苦しんでいたが、今作で初共演するセガの格ゲー代表の結城晶に助けられ、その後合流したリュウ達とも共同戦線を張る。戦闘後に転移に巻き込まれ、格ゲーのペアユニットでは一行とは1番最後に合流する。

平八を殺す事が最優先である事は相変わらずだが、目の前の状況を「今すべき事が分らん程馬鹿じゃない」と判断して打破する事を優先している(この判断の際、平八は内心「青臭さは大分消えた」と珍しく仁を評価している)。

その為、アリサにも事件前より命令していた平八の抹殺を取り消し、協力及び自軍に加入する様指示を出した。

本編の時間軸ではアリサは暁雨やラースと行動する事が多い為、仁に最後まで付き従うアリサはかなりレアだったりする。

因みに、家族絡みだと流石に怖くなるが、ソレ以外だとボケに対してクールに突っ込んだりと意外とノリが良い。

また、本作でも「美形(要約)」と言われており、ねねこに誘惑されている(例によって暁雨が対抗心剥き出しになっていたが)。

プロジェクトクロスゾーン2

再三の登場。今作では前作で登場しなかった一八とコンビを組む。当然、一八も抹殺の対象であり、一八自身の性格が悪人である為、常にギスギスしている。挙句の果てには戦闘中にお互いがお互いを殺そうとする程。

今回は抹殺対象である平八と一八が揃っていた為、殺す事を優先しようとしたが、例によって敵が集まって来た事とその時に居合わせた味方陣営に一八への協力申請と「殺し合いをするなら止めさせて貰う」と言われた事に寄り渋々共闘する羽目に。

掛け合いでもギスギスした物が多く、家族絡みでは更にギスギス感が増す。尚、常に他人に対して厳し過ぎる一八と比較して、一八に暴言を吐かれた人達へのフォローは仁がしている他、家族絡みで無ければ普通の会話もある程度は成り立つ。

また、平八を責め立てる時だけ息ピッタリである。

性能

『3』、『鉄拳TT』の時点では、父親である一八の技をベースに母親である風間準の技+αという技構成であった。

三島家の伝家の宝刀である風神拳を中心に使い勝手のいい技がそろっているため、全キャラクター中のでも上位ランクであった。

『4』以降は格闘スタイルが極真空手に変化し、一部の技を残して性能がガラリと変化した。

当初は主力技である風神拳の削除など弱体化と思われたが、「羅刹門・改」という技が追加。パンチを三連続繰り出す連携技で、最後の一発がガード不能かつ浮かせ技という仕様。通常であれば遅い3発目をリードジャブ等で潰されてしまうのだが、この技を特殊入力することで通常よりも発生が早くなって潰されにくくなり、上記の性能はそのままというバランスブレイカー技となる。

また「受け流し」という技も追加された。これは少し変わった技で、相手の技を受け流すことでその技が空振りした時と同じ状態にするというもの。相手の技によっては大ダメージを狙うチャンスが生まれる。おまけに技の硬直がほとんど無い。

『4』においては最上位のランクとなってしまった。

さすがにバランスブレイカー過ぎたので、以降のシリーズでは「羅刹門・改」は削除され、派生元である「羅刹門」もデビル仁との差別化のため「羅喉」に変更。「受け流し」も失敗した時の硬直が大幅に増えた(それでも1/2秒という短さなので、見てからスカ確をとるのは無理だが)。

鉄拳7時点では「確反や追い突き等、技自体は優秀だがリーチと浮かせ技に難がある」という感じの性能。そのため他の三島家のようにガンガン二択をかけるより、堅実に立ち回って相手が動きを崩したところを攻めていくスタイルが主流となる。

結果として「使いやすいけど強くはない」というキャラになっており、現在はおおむね中堅ランク以上というところで収まっている。

人間関係

  • 三島平八祖父。母の死後、三島流喧嘩空手を師事するが、後に平八の裏切りに遭ったため嫌悪している。基本的にゲーム内のキャラ毎のEDを除いて、基本的にゲーム内の正史や映像作品等での勝率は仁の全勝
  • 三島一八。祖父共々嫌っている。上記の通り、仁とのペアで『プロジェクトクロスゾーン2』にてペアを組む。此方も基本的にゲーム内のキャラ毎のEDや一部パチスロの演出を除き、基本的にゲーム内の正史や映像作品等での勝率は仁の全勝
  • 三島一美:祖母
  • 三島仁八:曾祖父。
  • 風間準。今も慕っている。
  • 風間飛鳥:従兄妹。しかし、本編での絡みはほとんどない。
  • 李超狼:叔父。
  • ラース・アレクサンダーソン:叔父。6のサブゲームや小説では双方が最後の敵になる。
  • アリサ・ボスコノビッチ:仁の護衛目的で作られた人造人間。上記にもあるが登場作品毎に仁との関係の変動がかなり激しい。ソロユニットとしてプロジェクトクロスゾーン1作目に参戦。
  • 花郎(ファラン):ライバル。仁が一方的にライバル視されている。
  • 凌暁雨(リン・シャオユウ):三島高専のクラスメイト。時に仁を守ろうとし、時に改心させようとして奮闘する。上記の通り、仁とのペアでプロジェクトクロスゾーン1作目に参戦。尚、嘗ては明言されていなかったが、プレイヤー目線から見たらどう見ても仁に惚れているとしか思えない描写が多かったが、鉄拳8にて遂に彼女が仁に想いを寄せている事が明言された。因みに、仁は彼女の事を「シャオ」と呼んでいる。

余談

鉄拳5までは「鬼首落とし」という風間流の技が使えたのだが、新技追加に伴い削除されてしまった。しかし10連コンボではまだ使っている。

また鉄拳6までは隠しコマンドで(モーションは違うが)「水鏡」も使えた(鉄拳7で削除)。

鉄拳4では極真空手の演武を見ることができる。

関連タグ

 デビル化 デビル仁

空手 鉄拳

ストリートファイター×鉄拳:他社コラボ作品。

ロードオブヴァーミリオンIII:同上。エイプリルフール企画からの参戦と言う経緯を持っている。イラストはタカヤマトシアキが担当している。

CLAMP:家庭用でオリジナルコスチュームをデザイン

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