「あと数時間もすれば一瞬ではあるがこの怪魔界へ太陽の光が差す。その際にRXとなるがいい。変身する瞬間に俺はお前を殺す。貴様との決着はその時だ‼」
概要
CV:滝雅也、新井一典(仮面ライダー世界に駆ける)
『仮面ライダーBLACK RX』第3話「RX対風の騎士」に登場する怪魔獣人大隊に所属する最強の戦士の1人にして風の騎士の異名を持った怪魔戦士。
劇中初めて登場した怪魔獣人でもあり、怪魔界に引きずり込み変身不能へと追い込んだ光太郎を抹殺しようとするも、彼との対等の決戦を望み、変身するチャンスを何度か彼に与えた事からも分かる通り上司のボスガンと違って(騎士道精神とはいかないまでも)誇り高き戦士である。
南光太郎=仮面ライダーBLACKRXを怪魔界へと引きずり込んで抹殺する事を使命としているほか、自身の領地である風の砂漠において怪魔界では貴重な水を発掘させるための労働要員として扱っている、クライシス皇帝に逆らった者たちの成れの果てである奴隷たちの現場監督を担当している(水は黄金にも匹敵する価値があるという)。地球にRXを抹殺する為に出現した際、後をつけて来たシゲルらを怪魔界に連れ去って人質に取ったが、すぐに解放している。
能力
巨大な槍を武器としており類稀なる馬術の腕前を持っているほか、両腕から放つ風速100mの猛烈な突風『風魔ハリケーン』が必殺技(劇中の描写を見るに、彼が馬に騎乗して駆け抜けるだけで突風を発生させているような節があり、佐原家にまでその突風が及んでいるあたり、範囲はかなり広いようだ。)。
乗っている黒馬も恐らくは怪魔界の生物と思われるが、詳細は不明。
なお、人間にとっては心地よいと感じられるオルゴールの音色が彼にとっては不快な不協和音と聞こえてしまい、これが聞こえると途端に頭が割れると思うほどの頭痛に襲われてしまうという弱点が存在する。
主な活動歴
本編
光太郎らを逃したワールド博士を槍で殺害。最終決戦の際は上記にあるように約束通り光太郎にRXへの変身のチャンスを敢えて与えると雌雄を決する為に最後の戦いを開始。
対決の最中、流れて来たオルゴールの音色に苦しめられるが、変身の機会を与えてくれた返礼として今度はオルゴールの音色が止むのを待つRX。
そして音色が止んだ瞬間、決着を付けるために最後の勝負に挑むが、あと一歩力及ばずリボルケインで体を刺し貫かれ『リボルクラッシュ』を受けると「RX、私の負けだ…。お前と戦えたことを誇りに思うぞ…」と潔く敗北を認め自身を倒したRXを褒めたたえながら散っていった…。
仮面ライダー世界に駆ける
再生怪人として、トリプロン、デスガロン、ムサラビサラと共に過去に飛んだ仮面ライダーBlackとRXを襲撃するが同じく過去に飛んできたロボライダー、バイオライダーに手出しできないほどやられてしまった。
海外版では
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』114話『A Friend In Need Part II』にてプラグ・セントリー(Plague Sentry)の名称で登場(CV:トム・ワイナー)。
惑星エデノイでデックス(=マスクド・ライダー)とそこへ転送されてきたレンジャーの討伐を目的としており、プラグ・パトロールというバウンティハンター軍団を従えるが、戦闘には参加していない。
なお、この間の地球防衛はピンクレンジャーが担当しており、リペレトーと戦う事に。
後日談の『マスクド・ライダー』でも登場し、毒ガス採掘場を監督している。
プラグ・パトロール1
- CV:スコット・ページ=パグター(MMPR)、リチャード・ジョージ(マスクド・ライダー)
お供その1。
素顔を覆っており、角や牙らしき突起が四方向から突き出ている。
プラグ・パトロール2
- CV:ジミー・セオドア
お供その2。
いかにも西洋騎士風な風貌であり、右腕に装備された毛皮を纏った鎌が武器。
スーツはカマイタチ、参謀長嘉挧、ドーラゴブリン(首飾り)の改造。
プラグ・パトロール3
- CV:オリヴァー・ページ
お供その3。
ヒゲが生えたようなフェイスガードに覆われた如何にも悪役らしい姿。武器は右腕の円鋸。
パトロールは全員、レンジャーに敗れて撤退している(爆散したとかではない)。また、プラグ・セントリーはこいつらの他にもコークウォートを配下にしていたが、こっちは原典通りに「リボルケインッ!」されて撃沈。
余談
デザインを担当した雨宮慶太の画集によると、当初は4大隊長のような幹部デザイン候補の一体であったという。
名前の由来はガイナ(怪魔獣人共通の接頭語)+ジンギスカン。
関連項目
怪魔戦士 怪魔獣人 クライシス帝国 仮面ライダーBLACKRX
ジンギスカンコンドル:同じくジンギスカンが名前に入ったライダー怪人。