ゾンネル

ぞんねる

ゾンネルとは、『ウルトラマンガイア』に登場した怪獣である。

データ

第17話「天の影、地の光」

第18話「アグル対ガイア」に登場。

美宝山の地底に古くから生息していた怪獣。

背中の殻の中に小型の太陽のような核融合炉を持っている。

長い尻尾を使った打撃攻撃を得意とするほか、口からは火炎弾を放つ。

背中の殻が解放された場合、小惑星をも撃墜可能なほど強力な熱線が放射される。

本来は大人しい性格だが、藤宮博也がアグレイターの光を使って覚醒させ、さらに機械語デコーダーによって操られたことで地上に姿を現した。藤宮はディグローブを迎撃する為にゾンネルの体内エネルギーを利用しようと企んでいたのだ。

しかし、ディグローブ撃墜に伴う放射熱で東京が焼失することに気付いた高山我夢はウルトラマンガイアに変身。操られたゾンネルと藤宮を止めようと試みた。

最終的にゾンネルとガイアの戦いに乱入したウルトラマンアグルにより背中の殻をこじ開けられ、熱線を放射。ディグローブの撃墜に成功し、放射熱もガイアのバリアで防がれた。

エネルギーを解放させられたゾンネルは力尽きかけたが、ガイアの手で美宝山の地底に戻された。

第24話「アグルの決意」

第50話「地球の叫び」

第51話「地球はウルトラマンの星」に登場。

以前出現したゾンネルの同族で、地底で眠っていたがこちらもウルトラマンアグルによって目覚めさせられ、アリゾナ州スコッツ・ディールのオレゴン山脈から出現した。

前回の個体同様核融合炉を持ち、口から火炎弾を放つ。

GUARDの戦車部隊を壊滅させたが、ガイアのガイアヒーリングによって闘争本能を失って戦意を喪失し巣へと帰って行った。(この時に壊滅した地上部隊の指揮官が柊准将で、彼はこの一件で怪獣を憎むようになった)

50,51話では人類やガイア達と共に根源的破滅招来体と戦い、背中の殻からマグマ弾を発射してドビシと交戦。カイザードビシに苦しめられるが、以前壊滅させた柊准将率いる戦車部隊の援護によって救われ、「ミッション・ガイア」にも参加した。

かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話ではナグラ・テルアキが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。

ウルトラ銀河伝説に登場するベリュドラの首を構成する怪獣の一体として登場した。
第17話の脚本を担当した古怒田健志は、ゾンネルの設定を『地球空洞説』から発想した。古怒田によると、ゾンネルの設定を発想した後で、同じく自身が脚本を担当した『ウルトラマンダイナ』第21話「発熱怪獣3000度」に登場するソドムが原型になっていた事に気づいたという。
古怒田氏曰く、四神でいう所の玄武に当たる存在との事。また、白虎に当たるティグリスが登場する第38話にはカメの怪獣が登場する予定であった。

なお、『ウルトラマンZ』の超全集によるとウルトロイドゼロに察知して活性化している怪獣の資料の中にゾンネルも確認されている。