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ハサウェイ・ノアの編集履歴

2023-07-27 13:56:45 バージョン

ハサウェイ・ノア

はさうぇいのあ

ハサウェイ・ノアとはTVアニメ『機動戦士Ζガンダム』より登場するガンダムシリーズの登場人物。小説およびその映画化作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では主人公を務める。

「言葉で人を殺すことができるということは、覚えておいて欲しいな。」


「なんとでもなるはずだ!」


「これからが地獄だぞ!」


※この記事は閃光のハサウェイ本編の大幅なネタバレを含みます!閲覧は自己責任でお願いします!






CV:花中康子(TV版Ζ)/佐々木望(CCA,ゲーム版閃ハサ、アーセナルベース)/小野賢章(劇場版閃ハサ)

人物像

ブライト・ノアミライ・ヤシマの間に産まれた長男。

機動戦士Zガンダム機動戦士ガンダム逆襲のシャア機動戦士ガンダム閃光のハサウェイなど複数の作品に登場する。


閃光のハサウェイでは主人公を務める。普段は品の良い良家の子息然とした青年だが…。周囲からの人望は厚い。

第二次ネオ・ジオン抗争後、クェスを失ったトラウマに苦しみ続ける。

「閃光のハサウェイ」劇場化にあたり、監督は彼を「感情と思想に引き裂かれているキャラクター」だと考えており、アフレコの際には「ハサウェイは壊れた人間です」と説明したという(参照)。劇中での演出にも、上品な立ち居振る舞いを見せつつも筆跡にはどこか異様さが漂い、ある動機をもって乗り込んだシャトルの中では何事もなく機内食を平らげて行動に不審な点も見せないなど、精神的な歪さも窺える。


初代ガンダム作中でニュータイプの片鱗を見せていた母ミライの血筋を受け継いたニュータイプ。

彼の搭乗するガンダムは、ハサウェイの要望でAIによるサジェストや補助などはOFFにされているという設定がある(参照)。


来歴

グリプス戦役期

宇宙世紀0087年、7歳の頃に母ミライに連れられ妹チェーミンとともにホンコンへと渡る。

アウドムラがホンコンへ寄港した際にアムロ・レイカミーユ・ビダンらと面識を持った。

その直後アウドムラを追ってホンコンに到着したベン・ウッダーに拉致され、アウドムラのクルーを脅迫する人質という形で戦争に巻き込まれているが、アムロ、カミーユらの活躍によって救出され、事無きを得ている。


第二次ネオ・ジオン抗争

宇宙世紀0093年、13歳の時にシャア・アズナブルの地球寒冷化作戦を受けて母ミライと妹のチェーミンと共に宇宙に上がり父親のブライトと合流しようとしたが、政府高官のアデナウアー・パラヤが特権で割り込んできた事から、シャトルに乗れなくなってしまう。

だが直前になってアデナウアーの愛人キャサリンが同行を拒否した事から、アデナウアーは空いた一席をノア一家に譲ることにし、ミライは息子の成長を期してハサウェイをシャトルに乗せ、ハサウェイもそれを了承した。

この時、アデナウアーの娘であるクェス・パラヤと出会い、心惹かれる。


宇宙へ上がりブライトと再会するが、シャアの下へと走ったクェスを取り戻す為にラー・カイラムに密航。

この際、ブライトの鉄拳による「修正」を受けるが、覚悟を決めた彼を後押しするアムロの薦めもあり、乗艦を許されることになる。

しかし、アクシズを巡るロンド・ベルとネオ・ジオンの決戦の最中、軟禁に近い状態で艦に留まっていたハサウェイは、戦場に出たクェスの思念を感じ取り、混乱に乗じてラー・カイラムに艦載されていたジェガンを強奪。生まれて初めて自分の意志で戦場へと赴いた。この際、まぐれながらギラ・ドーガ1機を撃墜する戦果も上げる。


そして、クェスが乗るα・アジールに肉薄して彼女の説得を試みるも失敗。

そんな中、チェーン・アギリ・ガズィが放ったグレネードが二人に接近。クェスはハサウェイを庇う形で直撃を受け、撃墜されてしまう。

これに激昂し、ハサウェイはチェーンのリ・ガズィに向けてビーム・ライフルを乱射。チェーンの必死の制止も空しく、彼女を殺害してしまう。

皮肉な結果だがハサウェイがリ・ガズィを撃ち墜とした事によって、チェーンの持っていたサイコフレームのサンプルから大きな光が発散され、それを切っ掛けとしたかの様に、周辺空域の連邦軍がアクシズ落下阻止のために集結し始める。

取り返しのつかない人の死を体験したハサウェイは、アクシズが巨大な光の虹の中で地球への軌道を変えていくのを、放心状態で泣きながら見送った。


第二次ネオ・ジオン抗争以後(ベルトーチカ・チルドレン)

こちらのハサウェイは、子供なのに軍艦に隠れて乗り込み、モビルスーツの操縦までこなし、接近戦をしかけネオ・ジオン側のモビルスーツ(α・アジール)を撃墜した事になっている。またその戦果のおかげで無断でモビルスーツに搭乗した軍規違反は帳消しになっており、連邦の戦勝ムードのおかげで広報誌にも載ったためか、閃光のハサウェイではハウンゼンに乗っていた閣僚達やケネスにもその時の出来事が周知の事実となっていた。


その後のハサウェイはしばらくは軍におり、大学に入ってからはコロニーの農業ブロックで動きっぱなしの農作業に明け暮れていた。


連邦への反発

「シャアの反乱」の最中、好意を持った少女の死を目の当たりにし(「閃光のハサウェイ」の小説版は劇場アニメ「逆襲のシャア」ではなくその第一稿をベースとした小説「ベルトーチカ・チルドレン」の続編であり(のちに「閃光のハサウェイ」は劇場アニメ化され、こちらでは劇場アニメ「逆襲のシャア」の続編である)、小説版ではアムロを殺害しようとしたクェスを目撃し、たまたま撃ったジェガンのビーム・ライフルがα・アジールのコクピットに直撃し彼女を手にかけた事になっているが、劇場版アニメにて手をかけたチェーンをどう思っているかは現状不明)、青年となった今もその事実が彼の心を苛み背負い続け、鬱病の治療も兼ねて植物監察官の候補生として地球へ降りた。


地球の環境はそれだけで彼の鬱病への治療に良い働きをし、香港で植物監査官の実習の監査を受ける間にケリア・デースという女性と出会い恋人になった。

ケリアと付き合い始めてからハサウェイの精神はより安定し、彼女は何度も見舞いに来てくれ、一緒にアパートで暮らす真似事もしたのだが、ケリアが非合法居住者であった為に、二人は正式に結婚する事が出来なかった。


実習の最中にハサウェイ達はアマダ・マンサン教授の元に来訪するクワック・サルヴァーなる初老の人物からマフティーの組織の存在、連邦がマンハンターを使って居住許可証のない人々を毎年数十万人単位で虐殺している中、地球への特権階級の移住が益々加速している実情を教えられた。

この状態を放置すれば地球の再生などあったものではないと悲観するクワック。どこかキナ臭いことを望んでいることを感づきながらも黙視出来ない事態であると感じたハサウェイはその後、実習を受けながらマフティーの組織についてや個人と組織の問題、そしてシャア・アズナブルの経歴を学んでいく。その結果、シャアの辿り着いた、人類を産んだ地球を滅亡させてはならない、保全すべきという結論にハサウェイは強く共感した。

ケリアは当初、マフティーに参加する事でハサウェイが積極的に変わっていきいずれ自分と同じく非合法居住者となってくれるのでは、という淡い期待を持っていたが、マフティーに参加してから一年が経つ頃には、ハサウェイは中枢の戦闘員となり、地区の支援要員でしかなかったケリアの元から、むしろ次第に離れていく事となってしまった。


マフティー動乱

宇宙世紀0105年、アデレードの地球連邦議会では、一部の特権階級が地球の土地を私物化できる法案が強制的に可決されようとしていた。それを阻止すべくハサウェイはミノフスキー・フライト搭載型モビルスーツ「Ξガンダム」を駆り、アデレードを襲撃する。

しかしその前に立ちふさがったのは、お互いに不思議な友情を感じ始めていたケネス・スレッグ率いるキルケー部隊だった。Ξガンダムを駆りアデレードをもう一息で陥落させるところまで追い詰めるハサウェイだったが、ペーネロペーとの交戦中、議事堂周辺に張り巡らされたビームバリアーによってΞガンダムは機能を停止し、襲撃は失敗。全身に大火傷を負ったハサウェイは捕らえられた。その末路は・・・


その他のメディア

ボンボン版逆襲のシャア

此方は連邦軍のMSパイロット候補生として登場、アムロに鍛えられている。また、候補生仲間もオリキャラとして登場し、シャアの野望に挑んだ。


漫画『機動戦士ガンダムUC 虹に乗れなかった男』

『逆襲のシャア』において、ブライトが目を離した隙にラー・カイラムより姿を消したハサウェイ。その行方が判明したのは戦闘が終結した後の事であった。

半壊し虚空を漂うジェガンのコクピットから回収されたハサウェイ。よほど怖い思いをしたのかハサウェイは口をきける状態ではなく、戦乱の終結から一ヶ月あまりが過ぎたあとも、父親であるブライトは本人の口から事情を聞くには至れなかった。クルーたちの温情でハサウェイの行動は残されておらず、アニメとは異なりジェガンのフライトレコーダーも故障していた為物理的証拠はないはずなのだが、連邦上層部はブライトを査問にかける際、この件とカムラン監査の核兵器無断持ち出しの件で恫喝。結果、ブライトは二人の罪を帳消しにする代わりにアクシズショックの真相の隠蔽に手を貸すことになるのだった。

本作はアニメガンダムUCのストーリー担当である福井晴敏氏がシナリオを書いた。


アニメの声優交替について

GジェネレーションFにて閃光のハサウェイが参戦した当初から長年、ハサウェイ(マフティー)は佐々木望氏が担当していた(ゲーム作品では佐々木望氏が現在も担当している)。

アニメ化の際の声優交替は本人のツイートがある通り、当初本人には知らされていなかったと言われている。

実に20年近く(CCAを含めれば30年近く)に渡ってGジェネレーションを始めとするゲーム作品でハサウェイの声を当てていた声優がアニメ化によって交替されるという事実は大きな物議を醸した(理由はゲーム作品におけるマフティーの演説を見れば自ずとわかるだろう)。

逆を言えばそれほどまでにハサウェイのイメージに佐々木氏の演技がマッチしていたとも言える。

他の作品ではアニメ化の際に以前と担当していた声優が変更となる事例は少なくない。

しかし、ガンダム作品においてはゲーム作品などにおいてCVが設定されアニメ化で声優が変更になる事が無かったため、物議を醸す一因となったとも言える。

映画の公開まで終始この物議は続き、賛否両論の意見が多くあった。

しかしながら、劇場版アニメにおける小野賢章氏の演技は満点とも言える物で好評な意見が大半を占めており、発表当初の否定的な意見はほぼ無かったと言える。

声優交替が正式に発表された後に、佐々木氏自身が「キャラクターは声優のものでない」とのコメントを送り、後任声優の小野氏へのエールを送った。


なお、劇場版である閃光のハサウェイは原作(小説版)とはパラレルワードと言う設定となっている。

ややこしくなるが、劇場版である逆襲のシャアの没案を小説化したのがベルトーチカ・チルドレンとなり、その続編が小説版(原作)の閃光のハサウェイとなる。

劇場版である閃光のハサウェイは逆襲のシャアからの地続きとなる作品であり、そちらの世界線が小野賢章氏のハサウェイ、ゲーム作品などの小説版ベルトーチカ・チルドレンの続編である原作版の閃光のハサウェイの世界線は佐々木望氏のハサウェイ、と言う見解がファンの間ではされているそうな(両作品では設定が異なっているためその差異を含めて)。


また、佐々木氏は脇役の(刑事警察機構の調査局部長)として出演している。


関連項目

機動戦士ガンダム 機動戦士Ζガンダム

逆襲のシャア 閃光のハサウェイ

ブライト・ノア ミライ・ヤシマ

クェス・パラヤ

アムロ・レイ シャア・アズナブル

チェーン・アギ

マフティー・ナビーユ・エリン

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