概要
クワック・サルヴァーとは小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場するキャラクターで、インチキ医者という意味を持つコードネームを名乗る初老の男性である。
マフティー・ナビーユ・エリンなる架空の人間を中心とする反連邦組織マフティーを結成した張本人である。
かつて連邦軍地球方面軍の要職についていた将軍であり、マフティー内でも将軍呼びされている。
マフティーがΞガンダムやメッサーといったモビルスーツを保有出来ているのも、クワックの手腕の賜であり、連邦軍や連邦政府、アナハイム・エレクトロニクスの特定の工場と強いパイプを持っている。物資補給とメンテナンス部隊の編成については信じられないほどの手腕を発揮する。
アマダ・マンサン教授と面会に来た際にたまたまハサウェイ・ノアと喋る機会があり、彼のマフティー入りの契機を作った。
原作終盤にはケネス・スレッグが「閣僚か官僚のトップの中で、一番良質な頭を持っていて短気な奴がクワック・サルヴァー」とその正体をある程度まで絞り込んだのだが、アデレードの襲撃を終わった後も遂に捕まえる事は出来なかった。
乗機を撃墜され入院していたハサウェイはケネスから、クワックの正体が誰か聞かれるのだが知らないととぼけたことで結局クワック・サルヴァーが誰か判明することはなかった。
補給関係の才能がある、連邦政府の要職に就いている、アナハイムに働きかけて新型のガンダムを建造出来る、ブライト・ノアの近況に詳しいなど『閃光のハサウェイ』の前作にあたるジョン・バウアーと共通点がある人物であった。