ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

反フラッシュ現象の編集履歴

2023-08-18 12:20:16 バージョン

反フラッシュ現象

うちゅうでそだっただいしょう

反フラッシュ現象とは、特撮テレビドラマ『超新星フラッシュマン』に登場する現象の一つ。

ブンこの星は、僕達に出てけっていうのか!」(第46話)


概要

物語の最終盤にて明らかとなった、フラッシュ星系出身の宇宙人特有の現象。現象と名付けられているものの、実態としては症候群のそれに近いものである。また生粋のフラッシュ星系人でなくとも、ジン達のように長期に亘ってフラッシュ星系で育った異星人にも、例外なくこの現象が現れる。

物語終盤の展開に大きく関与し、『フラッシュマン』という作品がスーパー戦隊シリーズ屈指のバッドエンドと称される所以ともなっている。


フラッシュマンの5人が改造実験帝国メス拉致されてからの20年間を過ごした、フラッシュ星系に連なる星々の環境はいずれも、地球の環境とは明らかに異なるものとなっている(※1)。

反フラッシュ現象は、この大き過ぎる環境の差に起因した身体症状として現れるもので、端的に言えば「フラッシュ星系の環境に慣れた人間が他の惑星に長期間(※2)留まり過ぎると身体が拒否反応を示し、やがては死に至る危険もある」というものである。

症状の進行には段階があり、まず「動植物に触れると互いに感電したような感覚に襲われる」という初期症状が現れ、さらに症状の進行に連れて後述するような、生命活動を維持する上でも極めて致命的と言える様々な症状をも引き起こす。末期になると数分間隔で発作を起こすにまで至ってしまう。


英雄タイタンのように、如何に強靭な肉体の持ち主といえどもこの現象からは逃れることができず、彼からフラッシュタイタンを託された際、同時にその事実を知ったレー・バラキは、フラッシュマンにフラッシュタイタンを引き継がせた際に反フラッシュ現象の存在を伝えようとするも、メスによる妨害もあって果たすことができず、辛うじて今わの際に「早くメスを倒さないとフラッシュマンの身に関わる」といった趣旨の言葉のみを言い遺すに留まった。

当然ながらこの現象は、フラッシュ星人達には周知の事実であり、実際ジン達がメスを倒すために地球へ行くと言い出した際には、再三に亘ってこれを制止してもいる。もっとも、その際に彼等は反フラッシュ現象について言及していない。ジン達もフラッシュ星系で20年もの時を過ごしており、既にこの事実も知っているものと考えて突っ込んだ言及に及ばなかったのかもしれないが、ブンが彼等からの制止を単に「自分達を子供扱いしているから」としか捉えていなかったことを思えば、せめてこの時に彼等が反フラッシュ現象が理由で引き留めていることをハッキリ伝えてさえいれば、「スーパー戦隊シリーズ屈指のバッドエンド」もあるいは回避できたかもしれない。


(※1 ダイが育ったグリーンスター全体の9割が洞窟、ブンが育ったブルースター一面の砂漠サラが育ったイエロースター平均気温が-200℃ルーが育ったピンクスター重力地球の10倍。ジンが育ったフラッシュ星も残りの4つの星ほどではないが環境が異なる)

(※2 フラッシュ星人達によると、目安は9か月とされる)


状況経過

この現象が原因で、『フラッシュマン』最終回近辺の展開は非常に目まぐるしいものとなった。以下に現象の発現から、地球を離れるまでの間の時間経過と症状・出来事を列挙する。

話数/残り日数出来事
第44話人間に触れると感電する。
第45話植物に触れると枯らしてしまう。
第46話/20日
  • が飲めなくなる。
  • マグの計算により、「反フラッシュ現象により自分達があと20日しか地球にいられない」という結果が導き出される。
第47話/15日
第48話/7日→6日
第49話/4日→1日
  • あらゆるパワーが落ちる。
  • カウラーがケフレンに対して特攻して自爆
  • ケフレンは生き残り、メスの頂点に立つ。
  • サラの肉親の正体が協力者の一人だった時村博士だと判明。
第50話/10時間→5分※
  • レー・ネフェルを撃破。
  • ケフレンがサラに止めを刺され、メスは滅亡。
  • 最終決戦後、反フラッシュ現象の末期症状が出てスターコンドルに回収され、地球圏より離脱したことでギリギリ一命を取り留める(回収が1分でも遅れていたら全員死亡もあり得た)。

(※ 最終決戦の最中でもカウントは継続されており、10時間→8時間→6時間→4時間→2時間→1時間→20分→5分といった具合に、残り時間が都度都度テロップで表示された。)


類似の現象

この反フラッシュ現象ほどではないものの、フラッシュマンにとって厄介な現象がもう一つ、物語中盤にて発生している。

これはフラッシュスーツのエネルギーが突如として減衰し、変身すらままならない状態に陥るというもので、同時期のメスの幹部達のパワーアップも重なって、フラッシュマンを一時的に窮地に追い込む格好となった。


この現象が発生した当初、マグはこれこそがバラキの言い遺したフラッシュマンの身の上に関わる秘密ではないかと疑ったが、後にそのマグの人工知能から情報を引き出した時村博士により、この現象の正体が「フラッシュ星系の各惑星が直列に並ぶことによって、互いの星の力を打ち消し合う」という天体事情に起因したものであることを突き止めている。

これはあくまでも一過性のものであっため、後に発覚した反フラッシュ現象のように致命的な問題を引き起こすまでには至らなかったものの、逆に言えばここで「惑星直列によるエネルギーの減衰現象=バラキの示唆した秘密」と誤認識してしまったことが、反フラッシュ現象の存在の発覚が遅れた一因と解釈できなくもない。


その後のフラッシュマン

反フラッシュ現象によって地球を離れる際、ダイはいつかフラッシュ星の科学力で再び地球に帰れる日が来ると、バッドエンドに近い展開の中で一抹の希望を残す台詞を口にしている。

実際、以降のシリーズ作品でも何度かフラッシュマンが登場する機会は存在しており、

といった具合に、再度地球を離れてから約四半世紀の間に度々地球へ戻ってきていることが確認されている。


念のために言っておくが、いずれの客演時においても反フラッシュ現象の克服の有無については1度も言及されていない。このためフラッシュマンが地球に戻れたのもあくまでも一時的なものであるのか、はたまた恒久的なものであるのか、2023年現在でも公式な言及はなされていない事に留意されたい。

他方で個人的な見解の域を出ないものの、前出の『ゴーカイジャー』客演時にダイ役の植村喜八郎がムック本のインタビューに答えた際、「きっとダイ達はまた地球に帰ってこられて、平穏な暮らしをしていると思ってます」と語っている。


関連タグ

超新星フラッシュマン

悲劇 バッドエンド 黒い東映


超新星鬼:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の一体。その名の通り『フラッシュマン』を意識した要素を複数持ち合わせており、その一つとして素体となった人物が大の辛党で、彼を制止した店員が「体に良くないほどの辛味」という、反フラッシュ現象を意識したかのようなパロディ発言を作中で残している

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました