ラクレス「降臨せよ…キングオージャーZERO!!」
ZERO! ZERO! KING-OHGER ZERO!
スペック
全長 | 48.0m |
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全幅 | 49.0m |
胸厚 | 21.5m |
総重量 | 2700t |
スピード | 300km/h |
馬力 | 1200万馬力 |
※オリジナルの守護神キングオージャーと同等
概要
王様戦隊キングオージャーに登場するロボの一体。
スピンオフドラマ「ラクレス王の秘密」第1話で初登場した。本編には第9話より登場。キングオージャーを模造したロボであり、オリジナルとは異なり全身が黒と金に染まっている。
合体はオージャカリバーZEROを操作することによって行われ、ゴッドクワガタ他キングオージャーを構成する10体のシュゴッドを模した、ゴッドクワガタZERO、ゴッドトンボZERO、ゴッドカマキリZERO、ゴッドハチZERO、ゴッドパピヨンZERO、ゴッドテントウZERO×2、ゴッドクモZERO×2、ゴッドアントZEROの10体のシュゴッドZEROが合体することで完成する。
シュゴッダムでの長年における研究の結果、オージャカリバーZEROのデータを組み込むことによりキングオージャーをも凌駕する戦闘スキルを発揮できるようになったとされている。事実その戦闘スタイルは本家以上に情け容赦のない徹底的かつ淡々としたもの。
また、オージャカリバーZEROからの合体指令を一度送ることによってコックピットに搭乗せずともオートで戦闘が可能な自動操縦機能を備えている。スピンオフ内ではこの自動操縦機能で巨大サナギムの撃破を任せ、ラクレス自身は城に戻るという芸当を披露している。
更に、ゴッドクモやゴッドテントウを分離させ独立稼働させることも可能であり、これを用いて動きを封じ、剣で一刀両断する必殺級の一撃を繰り出せる。
ZEROと銘打たれてはいるが、これはプロトタイプという意味のZEROではなくオージャカリバーZEROのデータを用いているからと考えられる。
活躍
本編第9話では、コーカサスカブト城内に秘匿されていた所をカグラギ・ディボウスキに発見される。
ラクレス王の秘密第1話にて、コーカサスカブト城内で数十年に渡り制作され続け、ベダリアの尽力で起動に成功したことが語られている。
第2話では、ラクレスの不在を突いた巨大サナギムの侵攻を迎撃すべく召喚される。この際は先述のオート操縦機能が使われていた。
第17話において、4大国侵攻の大義名分を得たラクレスによって存在を公に喧伝される。続く第18話ではラクレス直々の操縦で、王様戦隊が一時避難しているイシャバーナに来襲。一度はキングオージャーを合体解除へ追い込むも、以前当機体を見付けその存在を憂慮したカグラギの暗躍によってオージャクラウンとオージャランスが持ち出され、ギラの元に届けられた事で誕生したキングクワガタオージャーが降臨させた、エクストリームキングオージャーと対峙する。
しかしスペック面で圧倒的な差がある上に、オージャクラウンを見た事で王族だった頃の記憶を少しだけ思い出したギラが、かつての兄の考えを受け継ぎそれを昇華させた「民の為に世の理を超越する」と言う自らの王道を見出した結果、気高き信念の宿った猛攻に押し負けダウン。続けざまに一斉砲撃を叩き込まれて爆散した。
立体化
オージャカリバーZEROのプレバン予約スタートと同時に商品化が発表。
6月5日、「DXキングオージャーZERO」として商品詳細の公開と予約が開始された。
カラーリングの謎
シュゴッド10体から成る本物のキングオージャーを正確に模倣したコピー機であるZEROだが、一方で謎が一つ残っている。
キングオージャーの強化パーツとして機能する三大守護神とゴッドコーカサスカブトはコピーではない本物のシュゴッドであるが、彼らのカラーリングはZEROと同じ黒と金のツートンであり、このため玩具版オリジナルの「レジェンドキングオージャーZERO」「ゴッドキングオージャーZERO」は本物よりも統一感がある。
シュゴッダムで作られた模造品に過ぎないはずのZEROと、その模造品と同じ色を持つ三大守護神たち。はたして、どんな意味があるのだろうか?
余談
- 当初、視聴者からは第6話で登場したゴッドクワガタZEROを中心にしたキングオージャー(厳密にはカブトキングオージャー)がキングオージャーZEROであると思われており、当記事もそちらを解説するものとして作られていた。
- 実際には召喚にオージャカリバーZEROを使用した為にその名前が読み上げられただけであり、分類としてはキングオージャーに該当する模様。
- なお、ご覧の通りキングオージャーの色違いではあるがさすがに同じスーツを複製する予算はなかったのか、終始フルCGで登場している。一方操演にはモーションアクターを用いており、同じ手法を2号ロボのタランチュラナイトも採用している(アクターも共通)。
- 尚、爆散したと書いてあるが、描写をよく見ると必殺技が直撃する寸前に、剣で防御姿勢を取っていた為、現時点では完全に破壊されたかは(重い損傷程度で修復すれば稼動自体は可能説もある為)不明。その為今後登場する機会があるかも不明だが、プレミアムバンダイや、スーパー戦隊おもちゃウェブのブログにて、本機と三大守護神が合体した派生機体が掲載されている。ラクレスが最終的にその合体を目指していたのかは不明だが、劇中に登場しなかったのは残念である
- (それぞれブログの執筆者により、カブトキングオージャーZERO、スコーピオンキングオージャーZERO、ホッパーキングオージャーZERO、レジェンドキングオージャーZEROと扱われていた。)
関連タグ
ヤッターゼロ:「ゼロ」の名を冠する黒いメカ繋がりで、同じく容赦ない戦闘スタイルを得意とする。また、主役メカのデッドコピーであるという共通点もある。
ブラックオニタイジンムラサメ:前作に登場した(ZEROとは違い、胸部と頭部と武器にリデコがあるが)色違いで終始フルCGの戦隊ロボ。合体シークエンス(の背景)&モーションアクターも同じで、事実上新たな戦隊ロボ操演系譜の始祖とも呼べる。また、番外戦士が操縦(正確には変身)するといった点も共通している。但し、戦隊側のロボとの戦いでは、毎回序盤では優位に立ってはいるが全て負けている。
ゼンカイオーブラックジュラガオーン:前々作に登場した1号ロボの色違いなコピー機。オリジナルには無かった奇想天外かつ強力な攻撃手段を有するも、召喚主の命令に従って動く無人制御機であったのが仇になり、単調な動きしか取れない弱点を突かれて撃破された。その後は、再戦は可能と思われるが、全く登場しなかった。