データ
初出 | 第2世代 |
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いりょく | 10(〜第4世代)→後述(第5世代〜) |
PP | 10 |
めいちゅう | 100 |
タイプ | あく |
わざ分類 | ぶつり |
攻撃範囲 | 相手1匹 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | ひんし及び状態異常になってない手持ちポケモン全員で攻撃 |
概要
第2世代初登場の連続技。
何と手持ちポケモン全員で相手を攻撃するという、あくタイプらしさが滲み出た技になっている。早い話が集団リンチ。
ダメージ計算も特殊で、こうげきとぼうぎょ(とくこうととくぼう)ではなく攻撃種族値と防御種族値(特攻種族値と特防種族値)を参照する。つまりプクリンのようなぼうぎょの低いポケモンにより大きなダメージを与えられる。他にランク補正をはじめとした「てだすけ」以外の効果を受けないどころかタイプなしの攻撃として扱われるためか一致補正も相性補正も受けず、「ふしぎなまもり」も貫通する仕様だった(特性をトレースしたポリゴンでも当たる)。
しかし威力はたったの10。しかも1発ごとに味方の名前が堂々と出てしまい、自身の手持ちがばれてしまう無視できないデメリットを抱えていた。
味方にニックネームをつけていなかったら一巻の終わりである。
そして当時(タマゴを除くと)習得できたのはとくこうの死んでるニューラのみ。第三世代まであくタイプの攻撃はすべて特殊だったためあまりにもハイリスクローリターンだった。
あんまりにもあんまりすぎる性能な技にこんな特殊な仕様を適用しても面倒と判断されたのか、第五世代以降は一撃ごとの威力が「攻撃に参加するポケモンの攻撃種族値÷10+5」に変化し、ランク補正やタイプ補正なども普通に適用される通常の連続攻撃技になった。
これに則ると、例えばシングルバトルでマニューラ(攻撃120)、ヤドラン(攻撃75)、ナットレイ(攻撃94)を編成しマニューラに撃たせるとタイプ一致補正込みで威力25、18、21の合計64になる。にどげりが一致補正込みで45×2=90なので悪4倍弱点の襷潰しや身代わり破壊に採用できなくもない、程度には改善された。
旅パでマニューラに加え、カイリュー、ガブリアス、メタグロス、グラードン、レックウザを編成してマニューラで撃つと25、27、27、27、30、30の合計166。ここまで来ると悪技最強レベルになるため編成を選べば旅パでも普段使いとして活用できるようにはなる。
ついでに地味な変化として味方の名前が出なくなった。
と言ってもオンライン対戦で使う分には対戦で出すポケモンの数の関係で威力は期待できないので、主な使い方はダブルバトルやトリプルバトルでの「せいぎのこころ」持ちの強化。
あくタイプの(変則ながら)連続攻撃技なので、特性「せいぎのこころ」を持ったポケモンに使うと攻撃がぐんぐん上昇する。味方が全員生存している場合、ダブルなら3倍、トリプルなら4倍にまで攻撃が跳ね上がるのだ。そこからいわタイプかつ「いわなだれ」を覚えるテラキオン等を袋叩きにして超火力から「いわなだれ」を叩き込む戦法が生まれた。これを主軸にしたパーティは「叩きパ」と呼ばれている。
相方には、メイン画像のとおり、素早さが高くサポートも出来るエルフーンが選ばれることが多い。
ちなみに味方を攻撃した場合自分も攻撃に参加するので叩かれるポケモンがドM扱いされるとかないとか。
一応「じきゅうりょく」や「びびり」持ちのポケモンでも似たような事が出来る。
「じきゅうりょく」の場合はバンバドロの高い防御力を大幅に上昇出来る為非常に有用。
ただ「びびり」の場合は、最終進化形の所有者のスペックの兼ね合いもあり、あまり有用でない。
ポケダンでは変化技になり仲間を近くに呼び寄せる、敵が使うと敵が集まる。
風来のシレンに出るシューベル系やフィアーラビ系の特殊行動に似た挙動となる。
関連タグ
たたきつける...「叩き」繋がり
はたきおとす...こちらは「叩き(はたき)」