概要
CV:ボルケーノ太田
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場するキャラクター。
父はレッドリボン軍(以下RR軍)のレッド総帥。漫画版『超』によれば本名はマゼンタ・ライボン(警察内での会議で判明)。
父親譲りの低身長を多少気にしている様子はあるが、そこまで強いコンプレックスは見せていない。
レッドリボン軍の構成員が色の名前に由来していたのに倣い、彼もマゼンタ色に由来するネーミング。
幼い頃(RR軍壊滅時にはまだ学生服を着た少年だったため、ブルマやヤムチャと同い年くらいと思われる)に、RR軍が壊滅して父を失うが、RR軍のシノギの一つであったレッド製薬自体は無傷で残っていたため、大人になったのちにレッド製薬の社長に着任する。
そしてエイジ781~2年ごろ、かねてからのRR軍再建と、かつてRR軍を壊滅に追い込んだ孫悟空たちへの復讐を成就すべく、ドクター・ゲロの孫ドクター・ヘドに接触を図る。
ヘドを勧誘する際「カプセルコーポレーションは宇宙人の作った会社でブルマも宇宙人。ピッコロ大魔王を始めとした悪者たちが集う、地球侵略の為の宇宙人の集団」という、悪意に満ちた嘘を吹き込み、仲間に引き入れた。
ゲーム作品
スーパードラゴンボールヒーローズ
外見は映画のネタバレになるので伏せるが、「マゼンタ:SH」としてUGM3弾に参戦。レッドリボン軍の非戦闘員が参戦するのは彼(とドクター・'ヘド)が初めて。アビリティの「レッドリボン軍の再建」は戦闘力バトル終了時にヒーローエナジーが1個増え、戦闘力バトルに勝っていると効果がアップする。
余談
『スーパーヒーロー』のとあるシーンにて、レッド総帥とバイオレット大佐の写真立てを飾っている点が確認できる。
父親のレッドはともかく、幹部とはいえ組織の一隊員でしかなかったはずのバイオレットの写真をなぜ飾っていたのかという謎については、劇中では明らかになっていない。
単にバイオレットに好意を寄せていただけとも考えられるが、
- 母親らしき人物の写真は存在しない
- マゼンタ(赤紫)は赤と紫を混ぜた色
……という点から、意味深な事情が窺えるものの、真相は不明である。
担当声優のボルケーノ太田は元バンダイ社員という異例の経歴の持ち主で、TVシリーズの『超』本編にも出演している。
英語版ではなんとミスタービデオゲームことマリオの声優でおなじみのチャールズ・マーティネーが吹き替えを担当している。
上述の通り、新生RR軍の総帥として、子供をさらったり大量破壊兵器を密造したりするという悪人なのだが、本作の時系列上、当然魔人ブウ編で一度死亡し、その後ポルンガが叶えた「バビディが地球に来て以降に死んだ者をウンと悪いやつは除いて生き返らせてほしい」という願いによって生き返っているはずである。
この点については、まだRR軍としての活動は始めておらず、悪人と見なされてなかった可能性が高い一方、ブウによる絶滅光線&地球破壊を何らかの方法で乗り切った疑いがある。
作中でヘドに吹き込んだ陰謀論の中で、「魔人ブウは恐るべき敵」と発言しているが、この時点でブウは既に、関係者を除いた地球人から記憶を消されており、かつ現在はミスターブウ名義で活動しているので、(おそらく聞かされているヘドにも)魔人ブウの名前やその悪行は知られていないはずなのである。
これらの事を考えると、「ブウによる被害を警戒して、早々に宇宙船を使って逃げていたのではないか?」「地球破壊を目の当たりにして生き延びたから、無関係者とは判断されなかったのでは」とファンの間では噂されている(似たような点では復活の「F」におけるフリーザ軍も同様)。