オリオン・ゾディアーツ
おりおんぞでぃあーつ
スーツアクター:藤井祐伍(第1話)、高田将司(第2話)
概要と活動
学園食堂の座席を巡ってアメフト部と揉めごとになりタックルの洗礼を受けていた弦太郎の前に現れた。
賢吾の駆るパワーダイザーと交戦しその場は引くも学内で再び暴れ出し、弦太郎が変身したフォーゼと交戦。
「ロケットドリルキック」で1度は倒されるが、スイッチが排出されたのみでスイッチャーは逃亡。
その後スコーピオン・ゾディアーツより再びスイッチを渡されたスイッチャーが再変身した。
『MOVIE大戦MEGAMAX』では財団Xの構成員が変身しており、『仮面ライダーウィザード』では魔宝石の世界の怪人として登場。
『仮面ライダージオウ』EP47ではフォーゼライドウォッチが破損したことにより歴史が狂い、2019年に出現した。
外見
身長224㎝、体重225㎏。
赤い体色でがっしりとした体格。胸部から脚部にかけてオリオン座の青いコアがあり、劇中でも城島ユウキに見た目からオリオン座のゾディアーツだと断定されていた。
腹部の3つのコアとそこから両脚に伸びた2本のラインがオーズに似ており「前作を打倒する」という意味とする説も一部ファンの間で語られていたが、後に「公式読本」におけるインタビューでデザイナーの麻宮騎亜氏自ら否定している(オリオン座をデザインすればどうしてもこうなる、という趣旨の発言も)。
そんなオーズとは「MOVIE大戦アルティメイタム」で実際に戦っている。
能力
分厚い壁を煎餅のように砕き、鉄パイプを飴のように曲げる凄まじい怪力で敵を薙ぎ倒し、身体のオリオン座から光弾を乱射できる。
ラストワン状態では高層ビルをも打ち崩す威力を持つ巨大な棍棒「レムノス」と頑丈な大盾「キオス」を装備している(どちらもエーゲ海の島の名前)。
正体
「大文字ィ…貴様だけは許さない!」
スイッチャーはアメフト部に所属する大文字隼の取り巻きの1人・三浦俊也。
三浦は純粋にアメフトが好きだったのだが実力は伴っておらず、「試合に勝てないから」という理由で部室掃除や大文字の鞄持ちなどの雑用ばかりをやらされており、大文字に対して強い恨みと憎悪を持っていた。
大文字を試合に出場できなくするため試合直前に襲いかかろうとするが、直前で駆け付けた弦太郎達に止められる。
自らの思いを吐露するも大文字に「トラッシュ」呼ばわりされ、更に退部を言い渡されたことで変身、フォーゼと再交戦する。
当初は盾を使ったタックルと棍棒でフォーゼを圧倒するも、マシンマッシグラーのジェット噴射で武器を吹き飛ばされ、最後はパワーダイザーとマッシグラーによって宇宙まで打ち上げられ、ライダーロケットドリル宇宙キックを受けて爆散した。
スイッチもオフにされ消滅したことで三浦は意識を取り戻したが、身体への負担が大きかったのか入院生活を送っていた事が第8話で語られている。
備考
スコーピオン・ゾディアーツに落としたスイッチを届けられるなど助けられていたが、
ギリシャ神話ではオリオンはサソリに殺されたと言われている。スコーピオンとの絡みが多いのはこのせいなのだろう。
オリオン座を構成する恒星の1つペテルギウスは超新星爆発の兆候が確認されており、現在は存在しない可能性が高いといわれている。宇宙で倒さなければいけないという設定もこれが元ネタと考えられる。
ちなみに仮面ライダーシリーズでは蜘蛛をモチーフにした怪人がよく登場しているが、ナスカの地上絵の蜘蛛がオリオン座を表しているという説があり、オリオン・ゾディアーツは間接的とはいえ、シリーズの伝統を受け継いでいる事になる。