概要
東京急行電鉄(東急電鉄)が導入している有料座席指定サービスのこと。
2018年12月14日に東急大井町線系統の急行電車で導入したのが始まり。平日夜間の帰宅時間帯の着席需要を見込んで設定され、「一部指定席」方式で運用されている。座席数は1両あたり45席。
大井町線系統の「QSEAT」
2018年12月14日サービス開始。平日の夜に大井町駅を発車する下り・東急田園都市線直通の急行長津田行きの一部を対象に、7両編成のうちの3号車を座席指定車「QSEAT」として運用。
大井町・旗の台・大岡山・自由が丘の各急行停車駅は乗車専用駅。座席指定券は各駅の駅窓口、および販売専用のwebサイト(※会員登録が必要)で購入することができる。
運行開始当初、たまプラーザ以降の急行停車駅区間のみの利用の場合は「QSEAT」に追加料金なしで乗車できたが、2023年3月改正に合わせてそのサービスは終了、当該区間は指定席利用者による降車専用に改められた。
東横線と異なり直通先の田園都市線は混雑が酷い為、利用率としては好調となっている。
停車駅一覧
駅番号 | 駅名 | 備考 |
---|---|---|
OM01 | 大井町 | 乗車専用 |
OM06 | 旗の台 | 乗車専用 |
OM08 | 大岡山 | 乗車専用 |
OM10 | 自由が丘 | 乗車専用 |
OM15・DT07 | 二子玉川 | 降車専用 |
OM16・DT10 | 溝の口 | 降車専用 |
DT14 | 鷺沼 | 降車専用 |
DT15 | たまプラーザ | |
DT16 | あざみ野 | |
DT20 | 青葉台 | |
DT22 | 長津田 |
使用車両
東横線系統の「QSEAT」
2023年8月10日サービス開始。平日の夜に渋谷駅始発で運行されている下り・急行本町・中華街行きの一部を対象に、10両編成のうちの4・5号車を座席指定車「QSEAT」として運用。
東急東横線内は有料区間として設定(※乗車専用、降車専用の区分はなし)され、横浜高速鉄道みなとみらい線区間のみの利用の場合は「QSEAT」に追加料金なしで乗車できる。こちらも座席指定券は各駅の駅窓口、および販売専用のwebサイト(※会員登録が必要)で購入することができる。
停車駅一覧
駅番号 | 駅名 | 備考 |
---|---|---|
TY01 | 渋谷 | |
TY03 | 中目黒 | |
TY05 | 学芸大学 | |
TY07 | 自由が丘 | |
TY08 | 田園調布 | |
TY09 | 多摩川 | |
TY11 | 武蔵小杉 | |
TY13 | 日吉 | |
TY14 | 綱島 | |
TY16 | 菊名 | |
TY21・MM01 | 横浜 | |
MM03 | みなとみらい | |
MM04 | 馬車道 | |
MM05 | 日本大通り | |
MM06 | 元町・中華街 |
使用車両
- 東急5050系4000番台(一部編成)
利用状況
しかし、急行運用しかせず(早い通勤特急やFライナーには設定されていない)、S-TRAINと異なり券売機での販売がなく、且つ500円なので結果的に利用者が低迷している。
それどころか、Qシート運用の急行では隣接する3号車と6号車の混雑を悪化させる始末となっている。
その影響で東横線のQシートは廃止の声が根強い。
関連タグ
Qシート(表記揺れ)