概要
東京都品川区旗の台二丁目にある東急電鉄大井町線・池上線の駅。
「目黒蒲田電鉄」の東洗足駅、「池上電気鉄道」の旗ヶ岡駅として路線ごとにそれぞれ開業しており、両者はもともと乗換駅ではなかった。前者は現在より170m二子玉川寄り、後者は210m五反田寄りにあった。その後池上電気鉄道が1934年に目黒蒲田電鉄に吸収合併され、その後「東京横浜電鉄」、さらには戦時吸収合併されて「東京急行電鉄」と名を変えるが、東洗足・旗ヶ岡両駅はともにそのままだった。
1945年の空襲で旗ヶ岡駅が被害に遭い、終戦を迎えた後の1951年3月にまず大井町線の東洗足駅を旗の台駅と改称して現在地に移転、続いて5月に池上線の旗ヶ岡駅を大井町線の交差地点となる現在地に移転統合し、乗換駅となった。
大井町線のホームは当初対面式ホーム2面だったが、田園都市線のバイパス路線化に合わせた改良工事が行われ、島式2面4線の高架駅となったほか、池上線のホームは「木になるリニューアル」と題して、東京・多摩地域で生産された「多摩産材」を用いて屋根・壁面の改装が行われた。
大井町線では唯一の緩急接続可能駅となっており(上野毛駅は、各駅停車の上り列車の待避は可能だが、急行通過駅で緩急接続が出来ない)、終日に渡って急行電車は当駅で各駅停車との接続を行っている。
駅構造
池上線は相対式2面2線の地上駅、大井町線が島式2面4線の高架駅となっている。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 東急池上線 | 下り | 雪が谷大塚・蒲田方面 | |
2 | 東急池上線 | 上り | 五反田方面 | |
3・4 | 東急大井町線 | 下り | 大岡山・自由が丘・二子玉川・溝の口・中央林間方面 | 3番のりばは待避線 |
5・6 | 東急大井町線 | 上り | 中延・大井町方面 | 6番のりばは待避線 |
利用状況
- 2023年(令和5年)度の両線の合計1日平均乗降人員は38,032人である。
- その内、大井町線は24,851人、池上線は13,181人である。
年度別利用状況比較表
路線 | 大井町線 | 池上線 | 合計 |
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年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 19,562人 | 14,619人 | 34,181人 |
2009年(平成21年)度 | 20,235人 | 14,266人 | 34,501人 |
2010年(平成22年)度 | 20,894人 | 14,061人 | 34,955人 |
2011年(平成23年)度 | 21,452人 | 14,062人 | 35,514人 |
2012年(平成24年)度 | 22,319人 | 14,390人 | 36,709人 |
2013年(平成25年)度 | 23,109人 | 14,559人 | 37,668人 |
2014年(平成26年)度 | 23,544人 | 14,535人 | 38,079人 |
2015年(平成27年)度 | 24,308人 | 14,522人 | 38,830人 |
2016年(平成28年)度 | 24,982人 | 14,682人 | 39,664人 |
2017年(平成29年)度 | 25,459人 | 14,783人 | 40,242人 |
2018年(平成30年)度 | 25,825人 | 14,808人 | 40,633人 |
2019年(令和元年)度 | 25,718人 | 14,558人 | 40,276人 |
2020年(令和2年)度 | 18,192人 | 10,257人 | 28,449人 |
2021年(令和3年)度 | 20,958人 | 11,578人 | 32,536人 |
2022年(令和4年)度 | 22,964人 | 12,649人 | 35,613人 |
2023年(令和5年)度 | 24,851人 | 13,181人 | 38,032人 |