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黒澤翼の編集履歴

2023-09-24 21:45:13 バージョン

黒澤翼

くろさわつばさ

ゲーム『龍が如く5』の登場人物。(画像は黒澤を演じた奥田瑛二のものを使用)

CV・モデル:奥田瑛二

概要

龍が如く5』に登場する近江連合七代目会長。重病による危篤状態ということになっており、組員に姿を見せることがない。

目的のためなら卑怯な手も辞さない男で、本作のメインストーリー上で起こる全ての事件の黒幕である。


劇中で見せた余りにも卑劣極まり無い所業には、自身を殺そうとした相手にすら情けをかける主人公・桐生一馬ですら激昂し「今すぐそっちに行ってぶっ殺してやる!」と叫び、我を忘れるほど。


また、方々に「黒澤一派」という部下を作っており、腹心である金井嘉門を始め、東城会森永悠青山稔網走刑務所の囚人だった馬場茂樹などを次々と仲間に引き込んだ。


作中の動向

当初は「芹沢和彦(せりざわ かずひこ)」と名乗り福岡永洲街にて桐生と接触。この時、自分を大阪府警の人間と偽り、行動の目的を「極道組織を潰すため」としている。その後も各地を渡り、冴島大河など極道界において重要な人物と接触を図り、情報を与えて行動を操っていた。


その目的は極道界を牛耳った後、その全てを息子である相沢聖人に継がせることだった。

これには、成り上がりに固執して親(組長)殺しなど卑劣な手を使ってのし上がった自分にはそうやって手に入れた地位以外に人に誇れるものがないという劣等感と、ガンによる余命の短さから来る焦りがあり、息子に継がせるのも、自分が手に入れた「権力」を遺すことで自分が居た証を残そうとしていたからであった。


また、カリスマ性を持つ桐生や冴島大河、身内の渡瀬勝勝矢直樹も殺そうと画策していた。

理由として「カリスマに惹かれ集まってきた者のほとんどは利益を生まない馬鹿であり、そんな連中を受け入れていけばここがゴミ溜めになってしまう」と、極道社会を憂いたような理論を語ったが、どうやら近江連合系組織「神戸黒羽組」の末端だった頃に散々な目に遭ったようで、桐生らをターゲットにしたのは才を持つ者への嫉妬であったことが窺える。


終盤、行方不明とされていた真島吾朗を捕らえ、澤村遥を死なせたくなければ冴島と殺し合えと脅迫するが最終的には、東城会会長・堂島大吾や、自身と敵対関係にあった渡瀬勝勝矢直樹の活躍により極道界のカリスマの殺害は失敗に終わり、息子の相沢も桐生に敗れ、計画は完全に破綻した。


余談

  • 近江連合という巨大極道組織のトップに立ち一度は地位を手にするという、正に「夢叶えし者」だったが、その間に見失ったものは多く、結果として沢山の人間を翻弄することになってしまった彼もまた、自分の「夢」に惑わされた一人だったのである。彼の姿は夢を正当な手段で叶える才覚が無い為に道を外し、その結果虚しさしか残らなかった人間の姿とも捉えられる。
  • その後、『6』までに会長を退き、続く『7』では「近江連合先代の墓」が存在することから、「神室町3K作戦」による東城会の壊滅を見届けて2019年までにこの世を去ったと見られる。
  • 末期ガンを宣告されていたにしては長生きしたと言えるが、目標だった東西極道組織の統合を自分以外の極道ですらない人間が成し遂げる様を見せつけられながら過ごす老後は、さぞ惨めなものであっただろう。

  • 上述の通り、終盤まで芹沢和彦として活動していたが、その行動には不明点が多い。
  • 福岡で桐生に接触し、自身が大阪府警の刑事であると警察手帳を取り出すシーンがあるのだが、そもそも警察手帳には階級と部署と所属している県警と管理番号的なものがあり、彼が作中で取り出した警察手帳には名前と管理番号が記されており、桐生はそれを見て大阪府警と言っており、その警察手帳には大阪府警や福岡県警とも記されておらず、自身が偽警官であると自分から言っている様なものである。桐生が警察手帳も見た事ないと黒澤が思っているとは考えにくい。そもそも桐生が渡世の親である堂島宗兵を殺害した件は耳にした事がないとは考えづらく、さらに作中でジングォン派の一件で大阪府警の狭山薫と協力していた事を知っていた為、情報屋か近江の情報網を使って桐生の事を調べていた事から彼が堂島宗兵殺害容疑で刑務所へ服役していた事も知っている事も知る事になる。
  • さらに、自身が警察官として桐生や冴島、秋山駿に接触するのに危険が生じる。そもそも黒澤は近江連合の七代目会長である為、敵対組織に警官として行動している最中に命を狙われたり、近江の幹部に自身が会長である事を明かされてしまったら、全てが水の泡ある。福岡でも青山稔森永悠相沢聖人などの自身の正体がバレかねない(見かけても他人の振りもしろと釘を刺していた可能性も高い)がそもそもの話。彼が行動せず、神戸黒羽組の組員を刑事に変装させれば良い話なのだが。(ボロが出る可能性がある為自身が刑事に化けて接触した可能性もある)
  • また、物語終盤、品田辰雄の恩師である告発文を書いた野球監督の富士田を殺害した際に勝矢の指紋がついた拳銃で殺害したのだが、その際に病気による吐血をしてしまう可能性がある為。これは普通に自身の部下に富士田を口封じさせても良かった可能性もある(富士田に黒澤に用があるとでも言って呼び出された可能性もあるが、黒澤が使いを出す様な事をしなかったのも不自然である)

関連タグ

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